2010年3月27日 10時03分
本気なのだろうか。どうも現実味を感じない。
米軍普天間飛行場の移設問題を沖縄県内だけで処理しようとすればするほど、政府は自ら迷路の深みにはまっていくように見える。いま報じられている政府案について、仲井真弘多知事が「無理筋」だと批判する感覚がむしろ普通だろう。
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時代を駆ける:土井香苗/5 難民裁判負けたが意義は大
<00年10月に弁護士登録。引き受け手のない外国人の刑事事件が初弁護だった>
中国人による窃盗事件でした。通訳2人に助けられました。1人の男性は、留置所に入ったことのある在日中国人で、食べ物は差し入れられないとか、午前中にたばこをもらえるとか、“実務”を教わりました。もう1人の女性には、中国の社会背景を学びました。被告は . . . 本文を読む
時代を駆ける:土井香苗/3 「下から目線」の大切さ痛感
<93年5月にエチオピアから独立したばかりのアフリカ東北部エリトリアで97年5月~98年5月、同国法務省調査員を務めた>
犬養道子さん(評論家)が書いた「人間の大地」を高校時代に読みました。アジアやアフリカの難民キャンプのルポで、そこに描かれている不正義に驚き、怒りました。以後、アフリカ行きを夢みていました。
司法 . . . 本文を読む
<世界の人権問題に取り組む土井さんが、外国と出会ったのは、中高一貫の桜蔭学園時代のホームステイ経験だった>
小学校時代は漢字を覚えられず、苦労しました。88年に中学校に入ってからは英語が苦手でした。どう勉強したらいいのか分からないのです。中学1年の試験の時、学校に向かう電車の中で、はたと、単語を覚えないといけないのかと気付き、「やべー」と焦ったことを覚えてい . . . 本文を読む
2010年03月09日 (火)
(藤井キャスター) 中東のカタールで開かれていたワシントン条約の締約国会議。大西洋クロマグロの国際取引禁止を求めたモナコ提案が日本などの反対で否決されました。投票の背景と今後の行方について合瀬(おおせ)解説委員です。
今晩は。絶滅の恐れがあるとしてモナコが提案していた大西洋クロマグロの国際取引禁止。昨日行われた委員会で急遽投票が . . . 本文を読む
2010年02月19日 (金)
先月の27日、アメリカの作家のジェローム・デイヴィッド・サリンジャーが亡くなりました。91歳でした。代表作である『ザ・キャッチャー・イン・ザ・ライ』は、日本でも『ライ麦畑でつかまえて』という野崎孝さんのみごとな邦題で知られていて、たいへんひろく読まれてきましたし、いまなお読まれています。作家の村上春樹さんが数年前に新訳を出してこれ . . . 本文を読む
2010年02月23日 (火)
こんにちは。本日は、コミュニティと地域再生というテーマについて考えてみたいと思います。
戦後の日本社会とは、一言でいえば"農村から都市への人口大移動"の歴史だったと言えますが、農村から都市に移った日本人は、カイシャと核家族という、いわば"都市の中の農村あるいはムラ社会"を作っていったと言えるのではないでしょうか。そこではカイシャや家族といった . . . 本文を読む
日韓歴史共同研究:第2期報告書 対話の難しさ露呈 当初から感情的対立
23日公表された第2期「日韓歴史共同研究」の報告書は「次の100年」に向けて出発点になるはずだった。しかし、報告書の中に「『近くて近い』日韓関係の基礎をつくるのが委員の使命だが、『何でも解決できる』わけでもない」との文言が見られるなど、歴史対話の難しさを浮き彫りにして終わった。
第2期研究は、保守色の強い安倍晋三政権の下 . . . 本文を読む
2年半の議論を経てまとまった第2期日韓歴史共同研究報告書は、第1期の「古代史」「中世・近世史」「近現代史」3分科会に、新たに「教科書小グループ」を加えた計4部で構成する。両国の有識者がテーマごとに計48本の論文を執筆。近現代史などで激しい論争が繰り広げられたことが読み取れる。
■教科書
◆日本側
◇教科書編纂(へんさん)から見た歴史教育 日本の国定教科書と戦後検定教科書の場 . . . 本文を読む
土星:輪の赤み、鉄や炭素など原因 NASAなど観測
【ワシントン共同】土星の輪に赤みがかった場所があるのは、炭素や鉄の化合物が原因である可能性があるとする研究結果が、19日付の米科学誌サイエンスに掲載された。米航空宇宙局(NASA)などが、米欧の無人探査機カッシーニで観測。地上の望遠鏡からでも見える土星のリングのうち外側のAリングや内側のBリングは、9割以上が直径数センチ~数メートルの氷で . . . 本文を読む
オーストラリア南部の白亜紀前期(約1億1200万年前)の地層から、肉食恐竜ティラノサウルス類の新種恐竜の化石が見つかった。英国などのチームが、26日の科学誌サイエンスに発表した。南半球からティラノサウルス類の化石が発見されたのは初めてで、最大級の肉食恐竜の仲間が世界中に分布していた可能性が高まった。
見つかった化石は、骨盤の一部を構成する恥骨(長さ約30センチ)。骨の特徴 . . . 本文を読む
約4万年前にロシア南部で未知の人類が暮らしていた可能性の高いことが、独マックスプランク研究所などの分析で分かった。発見された地名からデニソワ人と命名された。約104万年前に現生人類やネアンデルタール人と共通の祖先から枝分かれし、独自に進化したらしい。25日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
研究チームは、ロシア南部のアルタイ山脈にあるデニソワ洞穴で見つかった指の骨片 . . . 本文を読む