Luna's “Tomorrow is another day”

生活情報、人間、生きること…。新聞記事から気になる情報をスクラップ!

太陽系の三つの話題

2010年03月28日 | スクラップ

土星:輪の赤み、鉄や炭素など原因 NASAなど観測



 【ワシントン共同】土星の輪に赤みがかった場所があるのは、炭素や鉄の化合物が原因である可能性があるとする研究結果が、19日付の米科学誌サイエンスに掲載された。米航空宇宙局(NASA)などが、米欧の無人探査機カッシーニで観測。地上の望遠鏡からでも見える土星のリングのうち外側のAリングや内側のBリングは、9割以上が直径数センチ~数メートルの氷でできていると考えられている。

 輪の中には赤みを帯びている場所があり、カッシーニの近赤外線カメラでこの場所を観測した結果、炭化水素など炭素や鉄を含んだ物質が原因となっている可能性があることが分かった。輪が厚い部分ほど赤みも強い。NASAの研究者は「土星の輪を観測することは、初期の惑星がどのようにしてできるかを理解することにもつながる」と指摘している。


 

毎日新聞 2010年3月23日 東京朝刊







NASA:月のクレーターに氷6億トン

 米航空宇宙局(NASA)は1日、月の北極付近にあるクレーターに大量の氷が存在する可能性が高いと発表した。将来の月探査計画の中で資源として有効活用できるという。

 インドの月探査機「チャンドラヤーン1号」に搭載したNASAのレーダーを使い、太陽の光が差し込まない北極付近のクレーターを調べた。

 その結果、直径2~15キロのクレーター40カ所以上に、氷であることを示す物質が分布していることを発見した。氷の厚さはさまざまだが、東京ドーム480杯分に当たる6億トンと推定している。

 NASAは昨年、無人探査機「エルクロス」の調査によって、クレーターの中に水蒸気の存在が確認され、まとまった量の水があるとみられていたが、具体的な量は不明だった。

 分析した研究者は「水が月で作られ、保存されていることが分かった。月は人々が思っていた以上に興味深い場所だ」と述べた。【元村有希子】


毎日新聞 2010年3月2日 20時03分(最終更新 3月2日 20時04分)







冥王星:赤や黄などまだら模様 NASAが画像公開

 米航空宇宙局(NASA)は4日、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた冥王星の画像を公開した。冥王星は太陽から平均約59億キロも離れ、姿は謎に包まれてきた。赤や黄などまだら模様になっている様子が判明し、大規模な気候変動を反映している可能性を示す成果という。

 画像は02~03年に撮影したデータをコンピューターで処理して得られた。

 冥王星は、太陽を248年かけて公転しているため、場所によっては同じ季節が120年続き、表面の変動は小さいと考えられてきた。研究チームは「大気中にメタンが豊富で、水素が太陽風ではぎ取られ、炭素が豊富な領域が赤くなった」と推測している。

 冥王星はかつて惑星とされていたが、06年に国際天文学連合が大きさから惑星の仲間からはずした。NASAは15年に接近する無人探査機「ニューホライズンズ」で解析を進める。【須田桃子】




毎日新聞 2010年2月5日 11時21分(最終更新 2月5日 13時54分

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 恐竜化石:南半球初、ティラ... | トップ | 日韓歴史共同研究:第2期報... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

スクラップ」カテゴリの最新記事