仕事帰りに、ビールを買うためいつもの「すーぱーおおた」に立ち寄った。
スーパーの前にある町内掲示板の前に自転車を停める。
その町内掲示板には、良く訃報が貼ってある。
『どこどこに住んでる 内山 のりひさ(88歳)が亡くなりました。お通夜はどこでいついつ、告別式はどこでいついつ』
なんて黒枠付きのお知らせが、良く画鋲で貼ってある。
あと、お祭りのお知らせとかも良く貼ってある。
神社のお祭りとか、商工会のお祭りのお知らせなども良く貼られている。
学校関係のコンサートのお知らせも良く貼ってある。
たまに、その町内掲示板に『立川警察署』もポスターを貼る。
ピッキングに注意とか、振り込め詐欺にご用心だとか、そんな内容だ。
ようするに、警察としては、あんまり犯罪の訴えが多くて面倒だから、自分で少しは注意して犯罪の被害にあわないようにしろよと市民に言いたいらしい。
まぁ、制服の警察官に女性が殺されるようなご時世だ。
言われるまでもなく、自衛しないとね!
もちろん俺は、イヤミな性格なだけで、警察に恨みはない。
でも今日掲示板に貼られていた「たちかわけいさつしょ ぼうはんがかり」のポスターが可愛らしかった。掲示板の下ギリギリいっぱいの子供目線な位置に、そのポスターは貼られていた。
『いかのおすし』
「いかない」
「のらない」
「お声をだす」
「すぐ逃げる」
「しらせる」
いわゆる、子供を不審者の手から守ろうと訴えるコピーである。
子供にすぐ逃げなさいと訴えている。
なんだけど、これは最新のポスターであり、どうも時期的に考えると、このコピーの原案が出来たのは、例の立川署勤務の巡査長が、国分寺市在住の飲食店女性従業員を殺害して自殺した事件の頃ではないだろうか?
もちろん俺の想像だけど、そんな頃だよ、全国民から「ごめんですめば警察はいらないんだよ!」と、立川署や警視庁ががものすごく突っ込まれていたような時期に、このコピーは生まれたのかもと俺は想像する。
俺の想像が正しいとして、署内が全国民からのクレームできりきり舞いしていた頃に、のほほんと「いかのおすし」のコピーを考え出す神経には、俺としては賞賛を贈りたい。
たぶん、このコピーを考えた人は、申し訳ないけど立川署的には無能な人なんだろうなと想像するが、でも、俺はそういう人は嫌いじゃない。
いかのおすしの「お」が「お声をだす」あたりの強引さにはクラクラと陶酔感すら覚える。あと少しでイケそうだ。
このポスターは、コピーも良いが、イラストも良い。
ゲタ(下駄みたいな寿司用木皿)にのったシャリの上にゴロンとまどろむように横たわる「いかのおすし」の「いか」の目はどこかはかなげで、食べるなら早く食べてよと訴えている。
なんか、すげぇいけてるよなぁと感心した。
いかのおすしは 全国的なコピーで 時期的にも うちの長男が小学生の頃からあったから だいぶ前だと思う。。
なんか 小学生が車に乗せられそうになった事件とか 乗せられた事件とか 中学生が乗せられそうになった事件とか 乗せられた事件とか いっぱいあるけど そのたびに いかのおすし ってやるですよ。
さいきんは 男の子だって危ないのよ とかいいながら。。。
間違えてばかりだな俺って。立川署の防犯係ににあやまりの手紙でも出しておこう。
ところで、いかのおすしってなんかやらしくないですか?
いかない
のらない
お声をだす
すぐついていかない
しらせる
なんか微妙にすげぇいやらしいとおもうのです。
男の発想でしょうか?
「す」はすぐ逃げるか。
http://www.police.pref.nara.jp/shonen/spcenter/otona/ikaotona/ika.html
http://www.police.pref.nara.jp/shonen/spcenter/otona/ikaotona/ika.html
http://www.police.pref.nara.jp/shonen/spcenter/otona/ikaotona/ika.html