墨汁日記

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ごめんなさい

2007-11-22 19:53:56 | 駄目
<お詫び>

 この先の記事には、附属池田小事件の被害者ならびに遺族の方々にとって大変に不快な内容が含まれております。
 申し訳ありません。誠に勝手ではありますが、事件の関係者にはこの先を読んでいただきたくないと願います。死者を冒涜するのがこの記事の目的ではありません。ですが、記事の1部に、加害者を弁護するような内容が含まれており、大変に読み苦しいと思います。
 亡くなられた方々の冥福を心よりお祈りいたします。

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 なかなか考えがまとまらない。

 直感的には、宅間守の人間性はすぐ分かるような簡単なものなのだけれども、それを適切な言葉に表現できない。
 分かっているのに、それを上手く伝えられない。
 何度も同じような事を言いなおしながら、また言いなおして、さらに言いなおしつつ、なんとか俺の直感を誰もが分かるような言葉にしていく作業は非常に難しくてめんどうだ。

 ただ、結論だけ先に言うならば、宅間守もただの人間だ。
 ただの人間を英雄扱いしたいなら、すれば良い。
 俺はそれについては止めない。強制さえしないなら好きにすれば良い。
 だが、宅間守を怪物扱いするのはどうだろう?
 内容的には英雄扱いと同じだが、数の勝利で、ただの人間を怪物扱いするのを、共通事項として全ての人間に強制しようとする態度はどうもなじめない。
 
 宅間守を、ただの人間だと言うのさえ、はばかれるような世の中に、俺は限りない寒さを感じる。
 そんな世の中なら世の中でもいいのだけど、そんな世の中なら俺はかかわりたくなんかない。世を捨てていいならそうしたい。
 縁切りしてもいいなら、全てを捨てちまいたい。

 だが、俺にも縁を切りたくない知人が一人か二人かはいる。
 だから、捨てきれない。

 俺の考え方が当然に間違っている可能性が最も大きいが、でもまた、俺は考え方に正解不正解などないとも考える。
 だから、単純に生理的な嫌悪だ。
 人間であるはずの宅間守を、人間でなく怪物というカテゴリに押し込む連中への生理的嫌悪だ。
 マジ気持ち悪い。

 もちろん、宅間に殺された児童も人間だ。
 だが、殺した宅間も人間だ。

 殺しても良い人間なんか、もちろん1人もいない。
 だからといって、人を殺した人間を怪物扱いして良い理由にはならない。

 なんだけど、でも俺は罪人だ。
 俺の言葉は常に自分にとって都合が良い。

 ごめんなさい。


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