墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

売春考 家庭内暴力について

2007-08-05 17:49:29 | 駄目
 家庭内暴力と売春の根は同じだ。

 いわゆる最近語られるドメスティック・バイオレンスを直訳すれば、家庭内暴力であるが、日本では、子供の金属バット的反抗という意味で『家庭内暴力』という言葉が流通した過去があるので、ドメスティック・バイオレンスと言った方が通りが良いかもしれない。
 だが、日本の過去の歴史をふりかえれば、夫による妻への家庭内暴力は、当たり前の事だった。

 妻は、夫の暴力に我慢するのが当然で、てか、家以外に女の居場所は無い。
 
 女だけでひとり街に出ても、雇ってくれる所も居る所もない。

 夫から直接に暴力をふるわれなくても、夫からのオイおまえ呼ばわりは当たり前。妻がしたなら夫から怒られるであろう、荒々しく物を投げ捨てる事や、勝手で暴力的な発言、家庭に対する無責任な態度。を、夫はしていながらも、夫は常に自分の行動を棚上げして、妻の間違った行いだけ絶対に許さない。

 夫が物をわざわざ大音量で投げ捨てるのは、家族をビビらせる為だ
 そのくせ、妻が大雑把に物を扱うと、たちまち激怒する。
 俺の金で買った物に対してナニをするのかと!

 夫は無責任に好き放題言うが、妻が無責任に好き放題言った事が、少しでも自分の考えに反していると烈火の如く怒り出す。
 俺の考えに反対するなと!

 夫は、仕事だとか言って、家庭を省みる事もないくせに、たまたま見つけた掃除の行き届いてない所に指をはわせ、家庭を大事にしていないと妻を叱る。

 夫の家庭内暴力に怒りながらも、妻がなかなか離婚できないでいるのは、離婚したならたちまち経済的基盤を失うからだ。その点は売春婦と似ていて、売春を止めて普通に働いたなら、たいした給料は貰えない。

 妻に暴力をふるう男の殺し文句は「誰の稼ぎで食っていると思う!?」

 売春婦を買う男も「金さえ払えば文句無いだろう」と、女を買う。

 金さえ払えば文句ないだろう。
 女は金で買える。
 という男の発想、そして、そうした思想に慣れきった女さえも含めた、この社会の因習が女を苦しめる。苦しむ女の味方は少ない。苦しみを理解されないから。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿