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墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

平成マシンガンズを読んで 248

2007-01-12 19:51:31 | 

「日本語の接続詞は言葉のノリだが、ただ言葉をつなげるだけじゃない。
 どうつながるかを示す方向指示器でもある。

 ある日本人に自己紹介させよう。
『私は日本人です』
 なら、私と日本人はイコールの関係。

『私が日本人です』
 なら、私と日本人はビックリマークの関係。

『私の日本人です』
 なら、私と日本人は主従関係。

『私と日本人です』
 なら、私と日本人は並列関係。

『私も日本人です』
 なら、私と日本人は追加の関係。

『私へ日本人です』
 どうやら、私へ日本人でも届いたらしい。

『私で日本人です』
 私がいて、日本人もいる。

『私や日本人です』
 私や、その他の日本人がいるらしい。

 英語の、イン、フローム、バイ、トゥーなんてのが、日本語の接続詞だ。
 へとかはとか言うだけで関係を示せる」


平成マシンガンズを読んで 246

2007-01-11 20:31:22 | 

「恋愛の対象ですら、人間は平気で物差しにする。
 本当に好きで人を好きになる人間なんて、ごく少数だ。
 人間は平気で恋愛の対象を自分の価値を上げる為の道具として利用する。
 その事を恥じないし、それを恥じる理由も知らない。
 平気で自分の価値を押し上げる為の道具として他者を利用し、それを愛だの恋だの言う。
 こんなにスゴい人を好きだから自分はスゴい。
 こんな理由で人は人を好きになる。
 好きだから好き。
 ヤリたいからヤリたい。
 そんな単純な事がなかなか出来ないのが人間だ。
 自分の未来の保身の為ばかりを考えて、本当に人を好きになる事も出来ないでいる自分。
 恋愛する相手だって自分の価値を上げる為の恋愛対象でなければ意味がない。
 今を生きろ。
 人を真剣に好きになれ。
 好きなら相手をバラバラにしたってチンコを食いちぎっても良い。
 一度でも、自分の未来など関係なく、他人を本気で好きになってみろ!」


平成マシンガンズを読んで 244

2007-01-09 20:26:55 | 

「あやふやってなんだ?
 分けられないって事だよな。
 あいまいな言葉を否定して、数学や科学のように厳密に限定された独特の言い回しで、今の言葉をもっと厳密なものにしたならどうなるだろうか?
 意味ある言葉しか存在しない言語。
 これは、今までにない全く新しい概念を作ることとなるだろう。
 言葉にまとわり付く過去の伝統や権威などを振り払ってくれるだろう。
 普通の話し言葉が教養として定着し、普通の言葉で法律を語れる。
 言葉は金や神に変わり新しい真の信仰の対象となり、言葉の学問としての地位もますます上がるだろう。
 だが、そんなことすりゃ言葉は力を失う。言葉は、あいまいだからこそ面白い。あいまいさがない言葉なんか突っ込めないしギャグになんない。ダジャレすらできない。
 そういうシャレに出来ないものが権威になると危険だ。
 反論出来ない権威には従うしかない。
 科学だって妄信するなら宗教と同じだ。
 天気予報はあくまで予報であり、絶対にそうなるモノではない。
 予報を確実なものと信じるなら予言と変わらない。
 たとえば右脳とか左脳とか聞くたんびに、脳みそなんか左右にくっきり区切れるモノなのかよと思ってしまう。
 確かに解剖図を見ると、左右に分かれているように見える。
 だが、はたして内部はどうだろう。
 たぶん、中身は左右なんか分からないほどのグッチャングッチャンのミソもクソも一緒状態だと思う。例えるなら今朝だしたウンコとマルコメミソを酢であえたよな状態だ。
 たしかに、機能的にも部分的にも間違いなく、ココが右脳で、ココが左脳と言える極右とも極左も言える部分はあるとは思う。
 だが右脳と左脳の境界線はとてもアヤフヤなものであろうと思う。
 前頭葉だって、ココからココが前頭葉と明らかに線引き出来るものではない。前頭葉のみを切り分けろと言われても解剖医だって困るだろう。
 右脳を鍛えているつもりで、実は左脳のトレーニングだったなんて事はあり得そうだ。
 何故言葉があいまいか。
 人間の能力じゃ、現実を分けきれないからだよ」