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★その時歴史が動いた。実録7.28藤沢市教育委員会


日本は変わろうとしています。教科書改善の会(屋山太郎代表世話人)のメンバーが執筆したフジサンケイグループ育鵬社の歴史・公民教科書の採択が相次いでいます。以下は28日の神奈川県藤沢市教育委員会の詳報です。日本再建の原動力は政治家でも役人でもなく、こうした教育委員や名もなき国民たちなのです。
佐々木柿己教育長 (略)教科書に記載されている内容については、保護者、地域の方々、市民の方々、教育現場の先生の考え方や解釈の仕方、そして要望やご意見について様々な議論があることを承知しています。教育長として教育現場を預かるものとしては、この場においてはそれぞれの委員のご意見を見守らせていただきたいと思っています。そしてそれぞれの知見に基づき議論いただき、議論が尽くされた教科書が採択されることが望ましいと考えています。そういう意味で、歴史・公民分野においては、今述べた理由から、小澤委員長、よろしくお願いします。
赤見恵司委員 私は育鵬社を推薦したいと思います。
(傍聴席の左翼たち「えー」)
歴史新聞をつくろう、歴史のロールプレイをしてみようなど、言語活動を重視した課題学習が設定されています。伝統文化に関して、読み物コラムでよく紹介されていて、モネやゴッホなどの有名な画家に影響を与えた浮世絵や茶の湯、生け花などが紹介されていて、指導要領の観点から良いと思いました。
渋谷晴子委員 帝国書院がいいと思います。全体を通し、写真、文献資料、地図、グラフが多く、これら資料により、指導要領の歴史分野の目標の多面的・多角的に考察し、公正に判断するということができます。また地図が多いことで地理分野の学習と結びつけることもできます。各時代の最後には人間と自然のかかわりのコラムで地理との関連を、未来へつながる社会へのコラムで公民と関連を持たせ、3分野での関わりを重視した構成にもなっています。冒頭のタイムトラベルのイラストでその時代をイメージしやすく学習意欲を高めるものになっています。
藤崎育子委員 育鵬社がいいと思います。
(傍聴席の左翼たち「えー」「なんだよ」「とうとう言ったか」)
育鵬社の歴史教科書には人物がたくさん取り上げられています。他の教科との関連を考えたときに、国語でも理科でもさまざまな人物が取り上げられますが、彼らが歴史の中でどんな時代を生きて、どんな仕事をしてきたか、というような観点が見やすいと思います。そのとき、どう歴史が動いたか、と言われますが、そういった人物をたくさん取り上げている育鵬社がいいと思いました。
(傍聴席騒然)
小澤一成委員長 育鵬社がいいと思います。
(傍聴席「えー!」)
歴史絵巻や歴史ものさしが、歴史の大きさや流れが分かりやすいと思いました。 人物コラムやなでしこ日本史などがあり、歴史的人物を多く紹介し、歴史人物に関心をもてる工夫があると思います。
(傍聴席さらに騒然)
いろいろな視点から意見をいただきましたが、大方の意見だと育鵬社が多いと思いますが、よろしいでしょうか。
(傍聴席の左翼男性「現場の声を聞いたのか!」)
小澤 静粛にしてください。
(左翼男性「現場の声を聞いたのか!」、左翼女性「どこから来たんだ! よそ者が!」
小澤 守っていただけない場合は退出を命じることがありますので…。
(左翼女性「脅かすな!」)
(良識派男性「出てったほうがいいよ」)
(左翼女性「ふざけるな!」)
(左翼男性「みんなの声がどうやって伝わってんだ!」)
小澤 静かにしてください。
(左翼男性「よそから来てなんだ!」)
(左翼女性「藤沢市を荒らすのか!」)
(良識派男性「出てってもらえよ」)
渋谷 育鵬社はいくつかの点で藤沢市の歴史教科書としてふさわしくないと考えます。
(傍聴席拍手)
小澤 静かにしてください。
渋谷 この教科書では過去の戦争について、いかに過去の日本人が戦争を通して国家のために尽くしたか、また戦争によりもたらされた功績を強調するあまり、戦争の悲惨さ、戦争の反省がおざなりにされていると捉えられかねない記述がいくつかあるように思います。藤沢市では1987年から10年間にわたり小中学生を対象とした広島への広島平和ツアーを行ってきました。その後、2002年からは平和学習長崎派遣授業が行われており、実際に長崎を訪れた藤沢市の子供たちは原爆の悲惨さを学び、全国の青少年と共に平和の大切さを学んでいます。また藤沢市は1982年に全国でもいち早く核兵器廃絶平和都市宣言をした市でもあります。
(傍聴席拍手)
このような取り組みを続けている藤沢市において、子供たちに、戦争はいかなることがあっても許されるものではないと明確に示し続けることは、藤沢市教育委員会の役割であると私は思っています。
(大きな拍手)
よって、育鵬社の歴史教科書は藤沢市にはふさわしくないものと考えます。
(大きな拍手)
(左翼男性「もっと議論を尽くせ!」)
小澤 静粛にしてください。守っていただけない場合は退出を命じさせていただきます。
(左翼女性「お前は警察官か!」)
小澤 ほかに意見はありますか。
赤見 内容について、取り上げている歴史人物が524名と一番多く取り上げられています。いろいろな時代背景が深く掘り下げられていて、理解も深まり、発展的な学習ができるという点では非常に良いと思います。なでしこ日本史というコラムがあり、5つの時代で紹介されていて、女性に焦点を当てた斬新な切り口で、男女共同参画の時代には良いと思います。これが育鵬社を推す理由です。
(傍聴席「えー」)
藤崎 私は韓国に留学した経験もあり、特に歴史教育については自分の人生においても、この歴史を子供たちにどのように教えていったらいいか、ということを20代のころから考えてきました。今一番切実に願うことは、早くこの教科書、特に歴史教科書に関して、きちんと全ての流れを読むことをせずにマスコミが一方的な批判をしたり、あるいは国際的にも一部の報道で…。
(左翼女性「松下政経塾引っ込め!」)=藤崎委員は松下政経塾出身
日本という国が見られたり、非常に難しい問題、ということはイコール歴史を教えるということはどれほど大切かということを改めて感じている次第です。私自身、今回この教科書を全て読みましたが、決してどの教科書も軍国主義が復活するような、あるいは戦争を二度と起こさないという精神に基づいて作られていると思います。もしこの国が戦争を起こすようなことがあれば、私は命をかけてでもそれを絶対阻止するつもりです。
(左翼男性「なーに、言ってるんだ!」)
ただし、韓国で歴史教育を見てきた私自身の経験、またヨーロッパにおいてもヨーロッパ共同歴史教科書をつくってきた経緯などを研究してきましたが、非常に子供たちに歴史を教えることは難しいということを実感してきました。その意味において、育鵬社を人物を通して学び…。
(傍聴席笑い)
また教育長が先ほど言われたように、教科書“を”教えるのではなく、教科書“で”教えるとおっしゃいましたが、ぜひ現場の先生方は、この教科書で教えるという中で、私自身は、例えばじゃあ中国・韓国やアジアの子供たちはどのような教科書を使って、どのように歴史を学んでいるのかということは、日本の視点ではなく、他国の視点からこういった教育が行われているという教育に触れる機会を作っていただきたいと思います。帝国書院の地図を見ると、日本が中国大陸から見られている地図があります。これは日本人にとっては初めは奇異に映りますが、よその国から見たときに日本がどのように見えるか、そういった多角的な教育を目指して歴史教育を行っていただきたいと思います。
(左翼男性「松下引っ込め!」)
小澤 静かにしてください。今度静粛にしていただけない場合は退出していただきたいと思います。
(左翼女性「誇りをもって退出するよ! 日本の国を駄目にするのか!」)
小澤 静かにしてください。
(良識派男性「そうだ、出てけ」「出てってもらえよ」)
小澤 今、ご意見をいただきました。藤沢市も核廃絶平和都市宣言をしております。私も全教科書を見ましたが、戦争を鼓舞するような教科書はもちろん選びませんし、これから戦争はあってはならないと思います。私たちは教育委員として国際社会における日本の立場や役割を考えた上で、藤沢市の子供たちにふさわしい教科書を選びたいと思っています。
(左翼男性「無責任なことを言うな!」)
全ての教科書は文科省の検定を受けており、全ての教科書にはそのような解釈はないと思っています。大人は情報量も多く、文章で様々に読み取る場合があると思います。それは人それぞれの価値観であって、先入観もあると思います。私たちは子供たちに価値観や先入観を押し付けるのではなく、子供たちに歴史としての事実を教えることが大切であると考えます。
(左翼男性「押し付けているのは誰だ!」)
そのあたり、子供たちも受け止めて自らの考えを行動することが大事だと考える。そのことが子供たちの考える力になると思います。いかがでしょうか。
(左翼女性「佐々木さん、言ってください」「頑張れ」)
渋谷 今回、委員長を含む3名の教育委員が育鵬社の歴史教科書を採択することを望むという現在の藤沢市教育委員会の現実は、教育委員の1人として重く受け止めなければならないと思います。また育鵬社の歴史教科書も他の教科書と同じく、文科省の検定を経た教科書であることには違いありません。さらに、先ほど佐々木委員の述べた通り、先生方は教科書を教えるのではなく、教科書で教えるのであり、私としては育鵬社の教科書が藤沢市の子供たちの教育にふさわしい教科書ではないという考えに変わりはありませんが…。
(左翼男性「そうだ」)
歴史教育に対する藤沢市の教師の認識と子供たちへの指導の力を信じ、採択の結果については異議を唱えるものではありません。
(傍聴席「えー」)
(左翼男性「情けない教育委員会だなあ!」)
小澤 いろいろな視点からご意見をいただきましたが、大方の意見どおり育鵬社ということでよろしいでしょうか。
(左翼男性「情けない!」)
(左翼女性「佐々木さん、意見述べてください」「佐々木さん!」)
(左翼女性「日本が韓国にどういうことをやってきたのかわからないのか!」)
異議がございませんので、歴史的分野は育鵬社といたします。
(良識派数名拍手、傍聴席騒然)
静かにしてください。
 
続きまして、公民的分野についてです。
(歴史の結果を引きずり、傍聴席ため息)
赤見 育鵬社を推薦します。
(傍聴席騒然)
学習指導要領との関連ですが、やってみようというコーナーでディベートが取り上げられ、言語活動の充実を図るように意図しています。伝統と文化に関連して、見開きで現代日本社会についての説明が写真で3ページで紹介されています。また江戸しぐさということで非常にマナーの大切さが載っています。
(傍聴席「ハハハ」)
日本国民の安全、特に国民主権の侵害に関わる拉致問題に関する記載が6カと最も多く、非常にバランスが取れています。
藤崎 育鵬社がいいと思います。
(左翼女性「ヒャー」、左翼男性「まいった」)
公民に関しては常々、現状の社会とかけ離れているというような課題を先生方も持っていると思います。この公民教科書は日本が今現実に直面している問題との関連を踏まえて、子供たちが学習できると思います。ただし、公民に関してはまだまだ今後研究をしていかなければいけない教科書ではないかと同時に思いますが、今回は現実の社会と対応できる教育を目指してということで育鵬社がいいと思います。
渋谷 公民は中学生に社会の扉を開き、社会とのかかわりへと導く科目だと思います。東京書籍には私たちの政治参加という社会参加の事例が載っています。巻末には社会参画の例が4つ挙げられています。指導要領の公民の目標に沿っています。人権についてもしっかり学んでほしいと思いますが、東書は豊富です。ちがいのちがいとして、分かりやすく説明。共生社会について考えようでは、全国中学校人権作文コンテストの受賞作品が掲載されており、中学生の関心を惹く適切な題材であると思いました。以上により東書が良いと思います。
小澤 育鵬社がいいと思います。
(傍聴席ため息)
それぞれの教科書に原発の問題が取り上げられていますが、原発の問題を取り上げ、投げかけているのが育鵬社だと思います。今藤沢の子供たちにも震災後教育が必要だと思います。東北の復興はもちろんのこと、藤沢市として自分たちや子供たちが何をしていくべきなのかを考えることが必要だと思います。そういった意味でもしっかり学習できると思います。他に意見はありますか。
渋谷 育鵬社の公民教科書はいくつかの点で藤沢市の公民教科書としてふさわしくないと考えます。
(傍聴席拍手。左翼男性「そうだ!」)
この教科書では日本国憲法に関する記述の中で、憲法改正について2ページにわたって取り上げています。法治国家の根幹である憲法について改正の必要ありととらえられる記述があることは、中学校の教科書としてふさわしいものではないと考えます。改正論議そのものを否定するものではありませんが、中学校の教科書に一つの見方のみを強調するような記述があることは、生徒の発達段階に即しているといえず賛成できません。2つ目は女性に関する記述です。男女雇用機会均等法や男女共同参画について述べた直後に、男女の性差を認めた上でそれぞれの役割を尊重しようという態度も必要です、と続けられていたり、夫婦別姓について夫婦同姓制度も家族の一体感を保つ働きをしていると考えられるとしていることなど、女性の社会進出が家族の崩壊につながっていると捉えられかねない記述がいくつか見られます。私は藤沢の子供たちに今までの既成概念にとらわれることなく、それぞれの将来像を自由に描いてほしいと思っています。これらの記述はまさに今そのときを迎えようとしている中学生にとって、ブレーキをかけることになるのではないかと不安にならざるを得ません。3点目。学校から提出された調査書によれば、育鵬社の公民教科書の採択を望むという先生は藤沢市内に一人もいませんでした。
(傍聴席、大きな拍手)
小澤 静かにしてください。
(左翼女性「何を言ってんだ、バカ!」)
小澤 静粛にしてください。
渋谷 言うまでもなく、教科書採択は私たち教育委員に与えられた権限であり、静謐な環境の下、外部の意見に左右されることなく、自ら責任をもって採択を行うものです。しかしながら、私は日々生徒たちに授業をしている先生方の知識や経験をもって作成された調査書の結果は真摯に受け止めなくてはならないと考えます。
(傍聴席拍手)
藤沢市の先生方の誰一人として希望していない教科書を採択することには懸念を抱かざるを得ません。
(傍聴席、大きな拍手)
しかしながら、先ほどの歴史教科書と同様、今回、委員長を含む3名の教育委員が育鵬社の公民教科書を採択することを望むという現実は重く受け止めなければならないと思っております。
(傍聴席「えー」。騒然)
育鵬社の公民教科書も他の教科書と同じく、文科省の検定を経た教科書であることには違いありません。また先生方は教科書を教えるのではなく、教科書で教えるのであり、私としては育鵬社の公民教科書が藤沢市の子供たちにとって適切ではないという考えに少しも変わりはありませんが、公民教育に対する藤沢市の先生方の認識と子供たちへの指導の力を信じ、採択の結果については異議を唱えるものではありません。
(傍聴席「えー」。騒然)
(左翼女性「佐々木さん、お願いします」)
小澤 他に意見はございますでしょうか。
(左翼若者「なんだよ~!」)
藤崎 渋谷委員の意見を受け、一つ意見を述べたいと思います。女性の社会進出が進むにつれ、高齢出産、そしてまた少子化という問題が日本の中にあります。私自身もどちらかというと仕事を中心に生きてきて、家族のあり方とか、また私には子供がいないという中で、今の社会の中で女性ができれば子供を産み、そして仕事も両立していけるような社会を目指したいと思って、毎日生きています。そういった人間から見て、男女性差別ではなく、男と女がこの世にいるという観点での考え方ではないかと思ったので、女性に対するそういった差別ではないのではないかという意見を言わせてもらいたいと思いました。
赤見 常々、公民教科書を見るにあたり、権利と義務を念頭に置いて考えました。一部の教科書では権利が非常に偏重されており、義務という言葉があまり尊重されていない教科書が散見されます。子供のころ、大人になれば自由になれるといわれたが、その自由を得る中には、権利を得る中には、必ず義務が生じるし、責任も生じるし、結局自分が大人になって一から生活を支えるにはそういった観点が重要になると思います。その辺を意識して考えました。また、まちづくりをしらべようで江ノ島がしっかり写っている藤沢市のウェブサイトが掲載されていて、藤沢市の生徒には飛びつきが良いのではないかと思います。神奈川県の記載に関しても、7件と非常に多いです。
小澤 私たち教育委員はいろいろな資料を基に調査研究をしています。その中で私たちは一つの資料にとらわれることなく、広い見識の中で私たちは考えながら、そして藤沢市の子供たちにふさわしい教科書を選んでいるつもりです。そして私たちはレイマン(素人)として判断を求められていると思うので、幅広い観点から判断をしています。皆さんからいろいろな視点をいただきました。育鵬社という意見が多い。社会公民的分野は育鵬社でよろしいですか。
(傍聴席「反対!」)
異議がありませんので、社会公民的分野は育鵬社にします。

 ※これまでの育鵬社採択
  ★栃木県大田原市(歴史、公民)
  ★神奈川県立平塚中等教育学校(歴史)=内定
  ★岡山学芸館清秀中(歴史、公民)
  ★大阪府東大阪市(公民)
  ★東京都立中高一貫校(歴史、公民)
  ★東京都立特別支援学校(歴史)
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