今回は現在の下海印寺伊賀寺付近にあった、
伊賀寺遺跡のご紹介です。
小泉川の北側に広がる京都盆地最大級の縄文集落跡です。
今から約5000年から3000年前の縄文中期から後期のものとされ、
川に近い所で住居をつくり、煮炊きをするようになりました。
そして豊かな食生活の中で、大きな村を形成したと
考えられており、竪穴式住居や火葬した骨を埋葬した土壙墓などが、
たくさん出土しています。
ここでは四角い住居の壁際に煮炊きをする炉を設けた竪穴式住居が
発見されています。
炉の四辺には石材が立て並べられ、最も壁際の辺には
大振りの石材が用いられています。
このような「石囲い炉」を備えた竪穴式住居は非常に珍しく、
乙訓地域ではここしか見つかっていません。
同じ様な形式を持つ竪穴式住居は、東日本に多く見られるようで、
文化の交流があったのかもしれません。
更には、碧玉の原石や未完成品も見つかっており、
北陸から山陰にわたる地域とのつながりもあったことが
うかがえます。
(玉の原石と未完成品)
説明板は小泉川沿いの遊歩道にあります。
探してみてくださいね。
石囲い炉の精巧な模型(京都府埋蔵文化財調査研究センター製作)が
阪急西山天王山駅構内にある長岡京@naviに展示されています。
長岡京@naviは10月までは土日祝のみの営業です。
他にも、長岡京市で発掘された文化財の展示をしていますので、
ぜひお立ち寄りください。
伊賀寺遺跡のご紹介です。
小泉川の北側に広がる京都盆地最大級の縄文集落跡です。
今から約5000年から3000年前の縄文中期から後期のものとされ、
川に近い所で住居をつくり、煮炊きをするようになりました。
そして豊かな食生活の中で、大きな村を形成したと
考えられており、竪穴式住居や火葬した骨を埋葬した土壙墓などが、
たくさん出土しています。
ここでは四角い住居の壁際に煮炊きをする炉を設けた竪穴式住居が
発見されています。
炉の四辺には石材が立て並べられ、最も壁際の辺には
大振りの石材が用いられています。
このような「石囲い炉」を備えた竪穴式住居は非常に珍しく、
乙訓地域ではここしか見つかっていません。
同じ様な形式を持つ竪穴式住居は、東日本に多く見られるようで、
文化の交流があったのかもしれません。
更には、碧玉の原石や未完成品も見つかっており、
北陸から山陰にわたる地域とのつながりもあったことが
うかがえます。
(玉の原石と未完成品)
説明板は小泉川沿いの遊歩道にあります。
探してみてくださいね。
石囲い炉の精巧な模型(京都府埋蔵文化財調査研究センター製作)が
阪急西山天王山駅構内にある長岡京@naviに展示されています。
長岡京@naviは10月までは土日祝のみの営業です。
他にも、長岡京市で発掘された文化財の展示をしていますので、
ぜひお立ち寄りください。