長岡京市観光協会のブログ

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恵解山古墳は何色? ~ふき石のはなし~

2017年07月15日 | 史跡

(恵解山古墳)

青い空の下、恵解山古墳では緑色が

いっそう輝きを強めています。

恵解山古墳はみどり色のイメージがあざやかで、

「ケーキの店のぐち」さんが作っている

「古墳クッキー」も緑色を中心に再現されています。

クッキーは現在も絶賛販売中です!


(ケーキの店のぐち さんの恵解山古墳クッキー)

しかし、古墳のもともとの姿は緑色ではなかった、

と考えられています。

では何色でしょうか?

それは、白です。


(埋蔵文化財センターのパネル)

こちらは埋蔵文化財センターのパネルですが、

この絵のように、白い色の石で一面におおわれていたと

考えられています。

この石のことを、「葺石(ふきいし)」と言います。

現在の古墳も、一部分のみ、

ふき石が再現されているところがあります。


(恵解山古墳)

それがこちら前方部の階段のところです。

階段のまわりに、たくさんの石が敷き詰められています。

この石が、古墳の全面にあったんですね。

恵解山古墳を再現するにあたって、

ふき石の再現も検討されたそうですが、

長岡京市は「みどりのまちづくり」を推進しているため、

そのイメージに合うように現在の姿となったそうです。

やすらぎを与える緑色になった古墳は、

学校が近くにあることもあって、

子供たちが多く集まる場所となっています。

けれど真っ白な石でピカピカと輝くかつての恵解山古墳は、

圧倒的な存在感で見る人にせまってきたことでしょうね。


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