長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

長岡京市は碁盤の目? ~六条条間小路跡説明板~

2016年09月22日 | 史跡
長岡京市は、平安京のひとつ前の都、長岡京があった場所でした。

そうすると、平安京のあった京都市のように、

タテとヨコの直線でできている「碁盤の目」状のまちなのか?

ということが気になります。

現在の長岡京市は、碁盤の目状ではありません。

794年に10年間で長岡京が廃都になったあと

碁盤の目状の区画はくずされ、そののち様々な変遷を経たためです。

けれども、かつての碁盤の目状のみちを感じることができる場所があります。

JR長岡京駅西口から、道路を見渡してみてください。


(JR西口からの眺め)

駅から長岡天満宮に通じる、まっすぐな「天神通り」。

ここからは、東西に走る長岡京時代の道路のあとが見つかっています。

これは五条と六条のあいだの細い道、

「六条条間小路」だと考えられています。

長岡京市立産業文化会館の前には、この発見について説明板があります。



もうひとつ、天神通りと平行に通る「アゼリア通り」。

ここは、五条大路だったと推定されています。



長岡天満宮への参道として多くの人が通る「天神通り」と、

商店が立ちならぶメインストリートである「アゼリア通り」。

現在も人々が多く行き交うみちに、かつても大通りがあった

と考えるとちょっと不思議な気持ちになりますね。

長岡京の都人も、同じ道から変わらない西山の眺めを見ていたかも・・・?

*長岡京のみちについては、こちらもどうぞ。(市埋蔵文化財センターHP)

*説明板がある長岡京市立産業文化会館の場所はこちら↓






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