奥永さつき

日々のできごとをそこはかとなくつづります。

迷惑防止条例

2015-08-25 22:14:36 | 社会
夏は女性の肌の露出度も上り、ついつい誘惑に負けてスマホで撮影して職を失ってしまう男性の報道が多くなるようだ。
書類送検される根拠は「県迷惑防止条例」などというものだ。国と地方自治の棲み分けの観点からは「条例」というものには違和感がともなう。「子どものなんたら」というのは最たるものだ。

ところで、この「県迷惑防止条例」というのは「片手落ち」ではないだろうか。
丈の短いスカートをはいている女性は、本人が意識しようがしまいが、女性としての魅力を示したいという生物学的本能が根底にあるのだから、盗撮されるということは、迷惑というよりもむしろ、その生物学的意図を達成しているわけである。
男性にしてみれば、丈の短いスカートをはいている女性こそ迷惑で、そんな女性は「県迷惑防止条例」で送検してもらいたいということにはならないのだろうか。

法規制の難しさ

2015-08-25 21:43:42 | 社会
民主党が参議院に提出したヘイトスピーチ規制法案に関して、民主党細野が自民党稲田政調会長を批判しているとか。
この法案は第二の人権擁護法案と言われているように、ヘイトスピーチの定義があいまいで、恣意的に犯罪者と認定されかねない危険性を帯びたものだ。ブログで好きなことも書けなくなってしまう。

そもそも法律というのはできるだけ少ない方が良いのだが、日本には法律があり過ぎるという印象、しかもザルで、抜け道をたどる輩も多いという印象を持っている。社会保障制度関連の法案なんてのはわかりにくいことこの上ない。いや、わかりにくくして庶民を苦しめたいのかとしか思えないようなこともある。

そんな日本のはるか上を行くのが東シナ海の向うの国で、憲法はあるだけでまったく遵守されていない。毛沢東の「法律に依拠して多くの人を治めることはできず、習慣の養成に依拠しなければならない」という教えを守っているだけなのだろうが。

いずれにしても、法律で規制するということは難しいものだ。