満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

人として…

2012-07-18 | 会社のハチャメチャ
最近、某研修会で習った「部下への仕事の依頼の仕方」を明記する。

(1)Describe(描写する、事実を伝える)

 まず、問題の原因となっている状況や、相手の行動を、客観的に描写します。
 主観を交えずにあっさり、さらりと伝えることが大事です。

(2)Express(表現する、自分の意見や気持ちを持ち出す)

 伝えた状況に対しての、自分自身の主観的な気持ちを表現、説明します。
 「私」という主語を明確に示すことで、
 相手が自分の話を真剣に聞いてくれる状況に持っていくことが望まれます。

(3)Suggest(特定の提案をする、お願いをする)

 状況を変えるための解決策、妥協案を提案します。
 具体的、現実的な提案が望ましいでしょう。
 また、表現としては「~していただけませんか?」など、
 丁寧であることが求められます。

(4)Consequence(結果を示唆する)

 要望を受け入れてもらえた場合、あるいは受け入れてもらえなかった場合、
 それがどのような結果をもたらすかを相手に示唆します。

これをふまえ、社内で活用していた部長の発言。

(1)事実を伝える

 A子さん。こないだの飲み会でB君と一緒に帰ったでしょう。
 それを見てC子さんが、「A子さん!B君をお持ち帰り~!」と騒いでいたんだよね。

(2)自分の気持ちを言う

 疑われる行動は良くないと僕は思うんだ。
 A子さんと、B君に急いで携帯に電話を入れたけど、二人とも出なかったでしょう。
 ますます騒ぎになっちゃったんだよね。

(3)お願い

 今後はそういう行動は控えてほしいんだ

(4)結果どうなるかを伝える

 あまり騒ぎが大きくなるようなら、辞めてもうらうしかないと思うよ。

上記発言を聞き、満天が部長と話した内容。
もちろん、(1)~(4)を踏まえて。


(1)事実を伝える

 彼ら二人が、飲み会の席を立った時間は、午前1時過ぎだったそうですね。
 A子さんとB君は、たまたま同時に席を立っただけで
 一緒に帰宅したり、お持ち帰りした事実はないそうです。
 C子さんが憶測で面白・おかしく騒いだだけに過ぎないですね。
 
 部長は緊急連絡網で知りえた二人の携帯へ電話を掛けたそうですが
 二人は部長の携帯番号を登録していません。
 よって午前1時過ぎに知らない人から電話があっても出ない可能性が高いです。
 
(2)自分の気持ちを言う

 未婚・既婚を含め、女性が午前1時過ぎまで飲み会の場に留まっている状況を
 容認していた部長の行動にも問題ありだと思います。
 全員30過ぎの分別ある年齢だとしても、一言声を掛ける立場だと思いますが…?
 
 C子さんの行動は事実を元にしている訳ではないので
 その場にいない二人を肴に騒ぎを起こしただけです。
 これは「イジメ」と言われても仕方のない行為で、
 部長が二人の携帯へ電話を掛けた行為も、イジメを増長させただけだと思います。

(3)お願い

 今後もこの様な、その場に居ない人を非難するようなイジメ行為を見かけた場合
 イジメているその人を注意するべきであり、
 イジメられている人を非難すべきではないと思います。
 まして退職を仄めかす行為は、部長もC子さんと同じ事をしているとしか思えません

 事実云々を追及する前に、根拠なく人を非難する行為を正し
 その場を収め、事故が起こらないように注意勧告しながら
 皆を帰宅させる立場に居ることを忘れないようにして頂きたいと考えます。
 
(4)結果どうなるかを伝える

 この様な事実を容認し続けた場合、イジメ行為は益々増長します。
 き然とした態度を部長が取る以上、イジメは抑える事が出来ます。
 事実無根のウワサだけで、人を退職させる事は出来ません。
 A子さんが受けた状況は、会社を訴えるに値する出来ごとです。


さて、某研修会で習った(1)~(4)の方式を使って部長も私も行動したが…

部長のように間違った内容を方式に則って説いても、反発が起こるだけで
また、「こうだ!」と思いこんでいる部長へ「それは間違いです」っと
私が説いた内容も、部長には受け入れられんかった。

結果、ただただ、面倒なだけであった。。。(アハハハハ)

最初っから大きなイジメをする人は少ない。多分だが、居ない。
小さなイジメを見て見ぬふりをしたり
そのイジメを面白がって乗っかる輩が居るから、増長するのだ。

最初の小さな時に、ガツン!っと「それはいけない行為だ!」と
先生や上司、または仲間に言われれば、それ以上はなかなか出来ない。
特にイジメている人の人間性を疑うぞ。ってな発言は増長を抑える効果もある。

また同僚や仲間が言うとイジメの対象が移動する可能性があり
怖くて言えない場合があるので
上司や先生は、そこの所をシッカリと踏まえ、き然とした態度を取る必要がある。

上司や先生は「知りませんでした」っと言って
「ああ、そうでしたか。それなら仕方がありませんね」なんぞと言われると思ったら
大間違いである。
知る努力、知らねばならぬ立場が、上司であり、また先生なのだ。
自分の役をキチンと把握し、わきまえた行動をしなければならない立場なのだ。
「知りませんでした」では、済まされない。

まして我が社の部長のように、イジメを増長させるようなバカな真似は許されない。

それにしても…会社が多大な金額を支払って行った研修は
まったく役にたたなかった(笑)

叱る所を言葉を駆使して、相手が傷つかないように言うなんて
ホントに必要なんじゃろうか??? 
部長がA子さんへ言った言葉なんぞ、単に丁寧語を使ったとんでもない内容だ。
私も「このバカ上司!」と怒鳴りたい所を抑えて言ったもんで異常に疲れた(笑)

その後、既婚者のC子さんは不倫をした(若い独身男性をたらしこんだ…笑)
だが、それを知った上司一同は見て見ぬふりをしている。
「なぜ、厳重注意、勧告をしないのですか?」と問いただした私に
「だって君は、イジメはいけないっと言ったじゃないの」…だそうだ。
厳重注意は…イジメかっ!?

イジメ云々の前に、保身が働いている。
大事にして、人の口から外部へ漏れるのを恐れているのだ。

人と言うのは難しいの。
こう言っている私も、いつも正しい行為が出来ているかと問われればウソになる。
どうしても社会へ出ると、守るべきものが多くなり、正しいものを見る目が曇る。
それでも、歳を取って、社会からリタイヤした時に
悔恨の念が残るような行為だけは決してしたくない。それが人間らしさだと思うから。

それにしても…すっかり私は上司に嫌われてしもうた。
さて…そろそろ、この会社から脱出する潮時かもな~~(アハハハハ)

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