日常のことばたち

時々落ち込むこともあるけれど、いまを生きるんだ。

医師や看護師でなくても

2018-12-31 00:40:49 | 日常
医師や看護師でなくても、人を救えるか。

そんなことを考えながら生きてきたのだけど、医師や看護師でも医療技術だけではないものを持っていた。

心だ。

もちろん医療技術は必要だろう。

だが、心を救うのは、人の心だろう。

この世に絶望した時に、私が見た色は灰色だった。

目に映るものすべてが、比喩ではなく灰色に見えた。

何をもってしても、この心の苦しみを、悲しみを打ち消すことはできないとわかっていたからだ。

私は決して立ち直ったわけじゃない。

何年もかけて、絶望を抱えて生きてきた。

いろんな人の力を借りて。



そんな自分が思っていたのは、

「医師や看護師でなくても、人は救えるか?」

ということ。

つい最近、それが叶ったと思う。

医療技術というか、救命技能は消防署で学んだけど、今回、人を救えた、力になれたと思えるのは、自分が言葉・心で救われたから、だと思う。

辛い人の気持ちがわかる。

どうしたら、その辛い気持ちが和らぐだろうか。

それを先に考えることができる。

医師や看護師でなくても、人を救えたと思う。

言葉で、心で。

カウンセラーが向いてるんじゃないかとも言われたけど、そんな高尚さは私にはない。

カウンセラーじゃなくても、力になれた。

それで十分だ。
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