惑星のさみだれ 第24話 終わるものと続くもの とまとめ △+
「こどもが大人になるハナシ」っちゅう現代では全く語ることを
諦めた題材だったかと、「ちょっと大人になる」なら可能だろうけど
そしてそこでは「別れ」が必要で、「死」がちゃんとはさまってるね
そう、「死」も扱うのがむつかしくてそれを丁寧に消化
しているのが努力で、そしてなにかを犠牲にして「ウケ」
をとらなかった当作品の評価の収まるところではあったかとおもう。
あとは「主人公とヒロインがラスボス」ちゅうのにも挑戦しとったね
「コードギアス」以来のチャレンジやね、とまあこれだけだと
なんか凄いハナシみたいだけど、収まりよく消化しちまうと
自慢話にもならない、というわけでそういうところにも
「成長譚」あるいは「SF」を現代でやることのむつかしさも
あるのかもしれない。
後宮の烏 第13話 想夫香(そうふこう) とまとめ △++
こんなに綺麗でかわいいぼっちを放っておくのはむつかしいねw
「後宮」っちゅう権力と情愛の場で、それに真っ向から
逆らってよいハナシを繰り出し続けるのがまずは凄いかと。
あと「ストレスフリー恋愛」志向な現代ニッポンにおいて
こんだけ「手だしたらアカン娘」をつくりあげるには
国と時間を越える必要があったのは正しかったとおもう
「幽霊」いっぱいでたねえ、たぶん「見える子ちゃん」の次ぐらいに
こちらも現代のニッポンにはまったく必要のないもので
そしてこのハナシには絶対必要な、そしてたぶんボクらにも
多分摂取しなおしておいたほうがよい何かだったかとおもう
「幽霊」っちゅう曖昧な存在でないと、ここまで美しいハナシはできない。
ぼっち・ざ・ろっく! 第12話 君に朝が降る とまとめ 〇
おねーちゃんてくそめんどくさいね!
ハナシの半分はバンドのみんなと音楽で
そしてもう半分がぼっちの妄想という配分w
その妄想の面白いことといったらなかったわなあww
また、「アニメーション」としても作り手側が
腕を振るう機会が増えて、そして十分に応えていたかとおもう
勿論「音楽」もそれに応えて、十分な仕上がりで
そういう歯車がガッチリ組み合ったたのしい時間だったとおもう。
ぼっちって「音楽」だけで切り取ってしまうと「チート」
っぽくなっちまうからね、そこに釣り合うよう過剰に
「コミュ症」をまぶしてあって、そこが「ただの明るい無能」
とは対照的でかつ現代的なキャラクター像になっているかとおもう
また、そういうネガティブな要素も間接的になら関われる
「現代」の現代たる事情とぴったり一致しているのかもしれん
そして直接的にはバンドのメンバーが救っているという布陣、ん、よい。
4人はそれぞれウソをつく 第11話 さよなら大佐 とまとめ △+
まあちょっとおりこうさんだったら
「ウソ」がバレちまったろうからね
(逆に関根は能力でバレちまっているという差異がある)
そこでこのまんがのようなハナシは終了してしまうかと
「声変わり」とかむつかしいウソもあったしな。
「4すくみ」ってなハナシが決着しにくくて
なんかかんかハナシが継続しやすい形式ですわな
正確に言うとそっから翼(剛)は抜くのね、彼女(彼)は
ピンではハナシがつくりにくいからね、合コンの時ぐらいか
まあでもこういう「とにかくゆるっとしたハナシ」も
たまには視聴したくて、それがぴったりいいタイミングだったとおもう。
うちの師匠はしっぽがない
第13話 全部師匠が教えてくれた とまとめ △+
1クールで芸が大成するなんて誰も信じないので
「師匠の救済」にハナシがすり替わったのが無難で
それに併せて落語に一杯触れたのが好きな人には功徳だったかとおもう。
また、「人情もの」で落としただけでなく「噺」がなんで
ン百年も芸として生き残ったきたか、その芸に対する愛が
狐の師匠とタヌキの弟子を通してつたわってくるのが
この作品の「芸」かとおもう。