実写版ネギま!
総括
最後の最後までネギの「ラスカルなんちゃら」
っていう呪文詠唱がカンに障ってしかたが
なかった。
漫画だと吹き出しにラテン語はっつけてルビを
ふればそれなりに見栄えがするからあれなのだけど
基本的に日本人の外国語は1枚落ちるのよなあ
まあニセ京都なまりよりはマシだが。
結局、「漫画→実写」でなんかメリットが
あったんか、ということになるのだけど
元々持ち合わせていた漫画文脈ベッタリな
スラップスティック的笑いが削げて
逆にシリアスな所は原作を再現するとどうも
しっくりこないという、まあありがちな罠。
主人公のネギも少年誌的主人公の持っている
「視点の安定性」が無くなってただのうぜえ
小僧になってたというか、まあキャストも女に
なってたけど、最初からその程度のあつかい
だったということか。
悪口ばかりだと心が荒むのでいいとこもちょっと
原作も好きなのだけど忍者(楓)はけっこうよろし
あとは校長かなあ、先生連もまあまあ。
キミキス pure rouge 第24話
「……and meet again」と総括 △
こういうオチだと「繊細」と「薄っぺらい」
のどっちかで評価が分かれるのだけど
こっちは多分後者だ。
途中途中、そう悪くはないけども何とも無難な
エピソードばかりだったような、「ささいなこと」を
印象深くやるのは凄まじいセンスが問われるのだけど
そういう「すごい」演出と言われると、どうか。
光一のようないわゆる「優柔不断」なやつは
一輝のようにはっきり決断した奴に比べて
この手の話しではすこぶる印象が悪い。
多分、原作が「ゲーム」だと「2周目」が
あるから「今回はこの選択枝」って出来るの
だけど「アニメ」だとある意味「これしかない」
というわけで、以上光一(あるいは誠)の擁護
でした。
にしても光一の声優(日野さん)はこういう役
ばっかだよなあ、中の人も大変だ。
ドラゴノーツ
エピソード25「共鳴 ―永遠に響き合うように―」
あとまとめ
総じて大味だったなあ、ハナシも演出もキャラも。
やってたことはトアが逃げてそれを追いかけて
ギオ乗って戦って、また逃げてまた追っかけて
ホモと戦いながら変態王子と戦って、その後
ようやく本命のタナトスが来てまたトアが
いなくなってまたホモと戦いながらようやく
タナトスと対面して「不完全だから素晴らしいんだ!」
みたいなゾッとすること言って完。
「絆」がどうだらってお題目があったような記憶が
おぼろげにあるけど、それってトアといちゃついて
いたりつかのまの平和にギオをいじったりしてた
ことぢゃなかろうな。
CGドラゴン出して適当に爆発させてピンチに
すりゃ取り結べる「絆」ってタナトスに
かけがえのないものだって主張できるぐらい
大切なものか、いっそタナトスに吸収されたほうが
ネタにはなったかもなあ。