バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズ スタイル

クラシック・バレエの実際のレッスンをモデルとして、正確に無理なく美しく動き踊るためのヒントやアドバイスをお伝えします。

センター・レッスン vol.8 バットマン・タンジュ(フェッテを組み合わせて)

2011-09-19 11:29:21 | 日記
前回練習したアダージョ、安定した動きでトンベをしたりプロムナードをしたりすることが出来るようになりましたか?
カンブレ・アン・ナヴァン、アン・ナリエールも大切ですよ。
今回はバットマン・タンジュです。フェッテをして方向を変える練習をしましょう。
では始めましょう。
アン・ファスで右脚前5番ポジシオン、アームスはアン・バからプレパラシオンでアン・ナヴァンそしてア・ラ・スゴンドへ。
→8 プレパラシオン⇒1 右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→2 右前5番→3 右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→4 右後ろ5番→5 右脚ポワン・タンジュ・デリエール→6 フェッテ・アン・ドゥダーン→7 右脚前5番→8 右ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→右後ろ5番⇒1 右ポワン・タンジュ・デリエール→2 右後ろ5番→3 右ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→4 右前5番→5 右ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→6 フェッテ・アン・ドゥオール→7 右後ろ5番→8 右ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→右前5番⇒1 右ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→2 右後ろ5番→3 右ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→4 右前5番→5 右ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→6 フェッテ・アン・ドゥオール→7 フェッテ・アン・ドゥダーン→8 右後ろ5番→1 右ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→2 右前5番→3 右ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→4 右後ろ5番→5 右ポワン・タンジュ・デリエール→6 4番ポジシオン・ドゥミ・プリエ→7 トゥール・アン・ドゥオール→8 右後ろ5番ポジシオン・ドゥミ・プリエ⇒左から…
いかがですか?
大事なのはいかに安定したフェッテをするか、ですね。
では注意すべきポイントを確認していきましょう。
アン・ファスでバットマン・タンジュを始めて、ポワン・タンジュ・デリエールのタンジュからフェッテ・アン・ドゥダーンをしたら、正面に対してきちんと背中を向ける位置で止まりましょう。そのままデリエールからタンジュを続けて、ポワン・タンジュ・ドゥヴァンからフェッテ・アン・ドゥオールをしたら、もとのアン・ファスに戻ります。
はじめのフェッテ・アン・ドゥダーンのとき軸脚のカカトを引きすぎないように気を付けて股関節のターン・アウトを守りましょう。そして次のフェッテ・アン・ドゥオールのときには軸脚のターン・アウトよりも先に動作脚が内向きにならないように気を付けて下さいね。
ア・ラ・スゴンドではアン・ドゥオールとアン・ドゥダーンのフェッテを続けます。まずアン・ドゥオールのフェッテをしたら、きちんと1番アラベスクのポジシオンになるようにトルソーを引き上げ、アームスのポジシオンにも気を付けましょう。アン・ドゥダーンのフェッテでアン・ファスに戻ったときに軸脚のターン・アウトが失われないように気を付けましょう。
ポワン・タンジュ・デリエールからの4番ポジシオン・ドゥミ・プリエは次のトゥール・アン・ドゥオールのプレパラシオンですから、後ろ側の足の上に重心を落っことしてはいけませんね。重心はトゥール・アン・ドゥオールでも軸脚となる前側の足の上におきましょう。
ポワン・タンジュ・デリエールからのフェッテ・アン・ドゥダーン、ポワン・タンジュ・ドゥヴァンからのフェッテ・アン・ドゥオール、そしてポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドでのフェッテ・アン・ドゥオールとアン・ドゥダーン、いずれの場合もフェッテをしてトルソーの向きを変えたときに足元がグラついたり、股関節のターン・アウトが失われたり、あるいは不十分なフェッテになったりしないように、トルソーをしっかり引き上げておきましょう。

このアンシェヌマンはそのままバットマン・デガージェでも練習してみて下さい。
ポワン・タンジュからのフェッテは、最悪の場合ポワン・タンジュした脚をつっかい棒がわりにして反動を付けてフェッテをすることが出来ますが、デガージェでは動作脚を上げたままの状態でフェッテをしますからトルソーをしっかり引き上げて軸脚のターン・アウトを十分に進めなければコントロールすることが難しくなります。とくにアン・ドゥダーンのときに軸脚のカカトを引きすぎて無駄な勢いがついてしまうこともありますから十分に気を付けて下さいね。

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