バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズ スタイル

クラシック・バレエの実際のレッスンをモデルとして、正確に無理なく美しく動き踊るためのヒントやアドバイスをお伝えします。

センター・レッスン vol.4 シソンヌ・シャンジェ

2010-10-11 10:38:01 | 日記
今回はシソンヌの練習です。
シソンヌは、始めの頃のレッスンでシソンヌ・フェルメシソンヌ・ウーヴェルトを練習しましたね。
今回はそのシソンヌで少しだけ脚の動きに変化が加わります。
鏡に対してアン・ファス、右脚前5番ポジシオン、アームスはア・ラ・スゴンドで準備しましょう。
基本のシソンヌ・フェルメは、5番ポジシオン・ドゥミ・プリエから両脚で跳び上がって前方に移動し、そのまま前側の右脚ドゥミ・プリエで着地して、すぐに左脚を5番ポジシオンに引き付けました。
今回練習するシソンヌ・シャンジェ・フェルメ
右脚前5番ポジシオンから両脚で跳び上がったら左脚を前に出して前方に移動し前側の左脚ドゥミ・プリエで着地。すぐに右脚を5番ポジシオンに引き付ける
という動きです。
5番ポジシオン・ドゥミ・プリエから両脚で跳び上がってすぐ、脚の前後が入れ替わり(=シャンジェ)ます。
シソンヌ・シャンジェ・ウーヴェルトは、着地の後も後ろに上げた脚を下ろさずに残します。
それでは、シソンヌシソンヌ・シャンジェを組み合わせて、シンプルなアンシェヌマンを練習してみましょう
右脚前5番ポジシオン・クロワゼ、アームスはアン・バから。
7→8 ドゥミ・プリエ⇒1 シソンヌ・シャンジェ・フェルメ、右アームス=アン・ナヴァン、左ア・ラ・スゴンド→2 左脚前5番ドゥミ・プリエ⇒3 シソンヌ・フェルメ・エファセ、左アームス=アン・ナヴァン、右ア・ラ・スゴンド→4 左脚前5番ドゥミ・プリエ⇒5 シソンヌ・シャンジェ・フェルメ、左アームス=アン・ナヴァン、右ア・ラスゴンド→6 右脚前5番ドゥミ・プリエ⇒7 シソンヌ・フェルメ・クロワゼ、左アームス=アン・ナヴァン、右ア・ラ・スゴンド→8 右脚前5番ドゥミ・プリエ
一つ目のシソンヌ・シャンジェ・フェルメでは左脚軸の2番アラベスクになります。
二つ目のシソンヌ・フェルメ・エファッセは1番アラベスクになります。
三つ目のシソンヌ・シャンジェ・フェルメと四つ目のシソンヌ・フェルメでは右脚軸の3番アラベスクになります。

もうひとつ、アンシェヌマンを練習してみましょう。
シソンヌ・シャンジェを跳びながら、身体の向きを変えて常にクロワゼで着地をします。
右脚前5番ポジシオン・クロワゼ、アームスはアン・バから。
7→8 右脚前5番ポジシオン・ドゥミ・プリエ⇒1 シソンヌ・シャンジェ・ウーヴェルト→2 左脚ドゥミ・プリエ、右脚アラベスク“クロワゼ”→左脚前5番ドゥミ・プリエ⇒3 シソンヌ・シャンジェ・ウーヴェルト→4 右脚ドゥミ・プリエ、左脚アラベスク“クロワゼ”→右脚前5番ドゥミ・プリエ⇒5 シソンヌ・シャンジェ・ウーヴェルト→6 左脚ドゥミ・プリエ、右脚アラベスク“クロワゼ”→左脚前ドゥミ・プリエ⇒7 シソンヌ・シャンジェ・ウーヴェルト→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚アラベスク“クロワゼ”→右脚前5番ドゥミ・プリエ⇒………
着地の時には3番アラベスクになっています。

シソンヌ・シャンジェを今回はアン・ナヴァン(=前方へ)で練習しましたが、もちろんアン・ナリエール(=後方へ)の動きもあります。ウーヴェルトの場合の脚のポジシオンもアラベスクだけでなくアティチュードにすることもよくあります。
いずれの場合も着地した脚のターン・アウトを守り、トルソーをきちんと進行方向に向けることです。なんとなく、ソレっぽい方向 というのは、最終的には決していい結果を生むことはありませんよ



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