アントルシャなどのプティ・バットゥリーを練習をしてきましたが、それぞれの違いを理解出来ましたか?
そろそろ大きく跳ぶパの練習をしましょう。
まずはじめにグラン・ジュテ・アン・ナヴァンです。
言葉のとおり、片方の脚を大きく・前方に・放り上げて跳ぶ動きです。
まずは鏡に対してアン・ファス、左脚前の大きな4番ポジシオン、アームスはアン・バで準備して下さい。
アームスをアン・ナヴァンに引き上げるのと同時に、後側の右脚を前方にグラン・バットマンをするように放り上げて、左脚で斜め前方に向かって跳び上がります。このときアームスは右腕をア・ラ・スゴンドに開き左腕はアン・ナヴァンのアロンジェにします。
右脚のドゥミ・プリエに着地して、左脚はアラベスクに伸ばして2番アラベスクのポジシオンを守りましょう。
これがグラン・ジュテ・アン・ナヴァンの基本の≪基≫です。
それでは大事なポイントの確認をしてみましょう。
大きい4番ポジシオンでは両肩が前に落ちて猫背になってはいけません。逆に、骨盤を前に押し出しすぎてトルソーが後に寄りかかるような姿勢になってもいけませんよ。
後ろ側の脚を前方に放り上げるときは、高く上げるというよりもなるべく遠くに放り出すとイメージするといいですよ。
片脚を前方に放り上げるのと同時にドゥミ・プリエをしていた脚で跳び上がりますが、このときにそのドゥミ・プリエをしていた脚で床を後の方に強く蹴り退けるイメージで膝を伸ばします。ただ、後に上げる脚側のウエストの後部分を縮めてトルソーを歪めないように気を付けて下さいね。
後の方にもグラン・バットマンをする、とイメージすると跳躍の助けになるでしょう。
後の脚が上がりきらないうちに前側の脚を降ろしたり、脚を上げる力を緩めたりしてはいけません。それでは大きく乱暴にガックン と脚を踏み替えただけの動きになってしまいますよ。
空中で両脚を前後に引っ張り合うとイメージするのが、このグラン・ジャンプのコツです。前方に放り上げた脚を慌てて降ろさなくても、地球には引力がありますからね、ちゃんと着地できますよ
ドゥミ・プリエに着地してから慌てて後の脚を上げるようなことをしてはいけません。着地したときの2番アラベスクは空中で形作っておきます。
ドゥミ・プリエに着地したとき、股関節のターン・アウトを守って膝と爪先は外に向けましょう。ターン・アウトが守れていないとドゥミ・プリエが不安定で危険です。そして膝や腰に無理な負担が掛からないようにトルソーをきちんと引き上げておきましょう。アン・ナヴァン・アロンジェにしたアームスの上にバストから上を載せる、とイメージするといいでしょう。
鏡をよく見て下さい。後ろに上げた脚が自分の肩幅または骨盤よりも外にはみ出していませんか?アン・ナヴァンに伸ばしたアームスの指先とアラベスクに上げた脚の爪先とで引っ張り合いをするつもりで1本のキレイな線を描きましょう
アンサンブル・ド・ミューズのレッスンでは、まず2番アラベスクのアームスで跳び、2番アラベスクで着地するレッスンをして、トルソーを真っ直ぐにコントロールしてグラン・ジュテが出来るようになってから、1番アラベスクのアームスで跳び1番アラベスクに降りる練習をします。トルソーを十分にコントロール出来ないうちに1番アラベスクでの練習をすると、骨盤や上体が後側の脚の方に開いてしまって、ジャンプの方向が曖昧になるからです。
現在、グラン・ジュテは空中で両脚を180度、あるいはそれ以上に開いて跳ぶのが普通になっています。両脚を一直線に引き伸ばしたジャンプは美しいものです。でもそれには自分の体重をコントロールするため、そしてより高く跳躍するための筋力や柔軟性が不可欠です。床でストレッチをするときに180度の開脚が出来ないのなら、空中で180度脚を開いたジャンプは不可能です。また、高い跳躍は素晴らしいものですが、力任せの乱暴なジャンプは決して美しくはありません。180度に脚は開かなくても、高さはなくても、空中に浮いているようなしなやかで張りのあるジャンプこそ美しいと私は思いますよ
そろそろ大きく跳ぶパの練習をしましょう。
まずはじめにグラン・ジュテ・アン・ナヴァンです。
言葉のとおり、片方の脚を大きく・前方に・放り上げて跳ぶ動きです。
まずは鏡に対してアン・ファス、左脚前の大きな4番ポジシオン、アームスはアン・バで準備して下さい。
アームスをアン・ナヴァンに引き上げるのと同時に、後側の右脚を前方にグラン・バットマンをするように放り上げて、左脚で斜め前方に向かって跳び上がります。このときアームスは右腕をア・ラ・スゴンドに開き左腕はアン・ナヴァンのアロンジェにします。
右脚のドゥミ・プリエに着地して、左脚はアラベスクに伸ばして2番アラベスクのポジシオンを守りましょう。
これがグラン・ジュテ・アン・ナヴァンの基本の≪基≫です。
それでは大事なポイントの確認をしてみましょう。
大きい4番ポジシオンでは両肩が前に落ちて猫背になってはいけません。逆に、骨盤を前に押し出しすぎてトルソーが後に寄りかかるような姿勢になってもいけませんよ。
後ろ側の脚を前方に放り上げるときは、高く上げるというよりもなるべく遠くに放り出すとイメージするといいですよ。
片脚を前方に放り上げるのと同時にドゥミ・プリエをしていた脚で跳び上がりますが、このときにそのドゥミ・プリエをしていた脚で床を後の方に強く蹴り退けるイメージで膝を伸ばします。ただ、後に上げる脚側のウエストの後部分を縮めてトルソーを歪めないように気を付けて下さいね。
後の方にもグラン・バットマンをする、とイメージすると跳躍の助けになるでしょう。
後の脚が上がりきらないうちに前側の脚を降ろしたり、脚を上げる力を緩めたりしてはいけません。それでは大きく乱暴にガックン と脚を踏み替えただけの動きになってしまいますよ。
空中で両脚を前後に引っ張り合うとイメージするのが、このグラン・ジャンプのコツです。前方に放り上げた脚を慌てて降ろさなくても、地球には引力がありますからね、ちゃんと着地できますよ
ドゥミ・プリエに着地してから慌てて後の脚を上げるようなことをしてはいけません。着地したときの2番アラベスクは空中で形作っておきます。
ドゥミ・プリエに着地したとき、股関節のターン・アウトを守って膝と爪先は外に向けましょう。ターン・アウトが守れていないとドゥミ・プリエが不安定で危険です。そして膝や腰に無理な負担が掛からないようにトルソーをきちんと引き上げておきましょう。アン・ナヴァン・アロンジェにしたアームスの上にバストから上を載せる、とイメージするといいでしょう。
鏡をよく見て下さい。後ろに上げた脚が自分の肩幅または骨盤よりも外にはみ出していませんか?アン・ナヴァンに伸ばしたアームスの指先とアラベスクに上げた脚の爪先とで引っ張り合いをするつもりで1本のキレイな線を描きましょう
アンサンブル・ド・ミューズのレッスンでは、まず2番アラベスクのアームスで跳び、2番アラベスクで着地するレッスンをして、トルソーを真っ直ぐにコントロールしてグラン・ジュテが出来るようになってから、1番アラベスクのアームスで跳び1番アラベスクに降りる練習をします。トルソーを十分にコントロール出来ないうちに1番アラベスクでの練習をすると、骨盤や上体が後側の脚の方に開いてしまって、ジャンプの方向が曖昧になるからです。
現在、グラン・ジュテは空中で両脚を180度、あるいはそれ以上に開いて跳ぶのが普通になっています。両脚を一直線に引き伸ばしたジャンプは美しいものです。でもそれには自分の体重をコントロールするため、そしてより高く跳躍するための筋力や柔軟性が不可欠です。床でストレッチをするときに180度の開脚が出来ないのなら、空中で180度脚を開いたジャンプは不可能です。また、高い跳躍は素晴らしいものですが、力任せの乱暴なジャンプは決して美しくはありません。180度に脚は開かなくても、高さはなくても、空中に浮いているようなしなやかで張りのあるジャンプこそ美しいと私は思いますよ