劇場彷徨人・高橋彩子の備忘録

演劇、ダンスなどパフォーミングアーツを中心にフリーランスでライター、編集者をしている高橋彩子の備忘録的ブログです。

英国ロイヤル・バレエ団『ロミオとジュリエット』/『シアターガイド』8月号

2010-07-03 01:13:37 | 観劇
英国ロイヤル・バレエ団『ロミオとジュリエット』@東京文化会館

リャーン・ベンジャミンのジュリエットが素晴らしかった。
小柄ながら長い四肢を駆使し、自在に表現を紡ぎ出す。
コントロールの利いた踊りが、演技へと見事に昇華するさまに見入った。

一方、エドワード・ワトソンのロミオは動きのつなぎ方がいささか強引で
振りをたどることよりも、感情が、演技が先走る印象。
怪我をしていたとも小耳に挟んだが、いずれにせよこの人はいわゆるダンスールノーブルではない。
マクミランのようなドラマティックな振付がよく似合う。

そんなロイヤルの公演も終わり、引越しほかで蓄積した疲労が、
今頃になって、どっと出て来ている。

 自然を見ると癒されるって本当だね。

そろそろ本格的に社会復帰(?)しなくては。

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■『シアターガイド』8月号 p.62 にて
加納幸和×馬渕晴子×芳本美代子 座談会 原稿を執筆しております。
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