劇場彷徨人・高橋彩子の備忘録

演劇、ダンスなどパフォーミングアーツを中心にフリーランスで編集者・ライターをしている高橋彩子の備忘録的ブログです。

『BEST STAGE(ベストステージ)』5月号 チェルフィッチュ岡田利規インタビュー

2012-03-27 00:06:49 | 執筆
『BEST STAGE(ベストステージ)』5月号(音楽と人)


下記執筆しています。

◆チェルフィッチュ 岡田利規インタビュー 

チェルフィッチュとして久々の新作『現在地』の作・演出、岡田さんにお話をうかがいました。
ミニ稽古場リポートつきです。

街と音楽をつなげるMusicityの試み

2012-03-26 23:11:37 | その他
音楽と都市を繋ぐ新プロジェクト「Musicity Tokyo」が、
先週3月24日、東京・六本木でスタートした。



「Musicity」はイギリス・ロンドン発の音楽プラットフォーム。
スマートフォンの地図上に表示されたリスニングポイントへ実際に移動することで、
日英のアーティストがその場所のために作ったオリジナル音楽を聴くことが可能になるというもの。
いわば都市探索型の企画であり、今回、その東京版が誕生したかたちだ。

企画者のニック・ラスコムはこう語ってくれた。
「これまで、街の景色と音楽の記憶がつながるというのは個人的な体験で、一瞬の事柄だったけれど、
それをアーティストの思いとつなげ、さらには大勢で共有できるものを作りたかったんだ」と。

面白いのは、消費され消えて行く音楽が多い中、この「Musicity」では、
リスニングポイントでずっとその曲を聴くことができ、思い出とともに残る点。
実際、この企画はロンドンで最初7カ所7アーティストでスタートし、現在は14カ所あるそうだが、
当初から一人も(1曲も)減ったり変更したりということなく残っているのだそう。
ラスコムはその場所にその曲が、何十年も存在し続けるというイメージを持っていると言う。
あっという間に消費され忘れら去られる音楽マーケットとは一線を画す発想だろう。

彼は46歳。ラジオで曲を知ってレコードやCDを買う世代として育った一方、
DJや音楽プロデューサーとして活躍しており、
最近では i tunes storeの一部ヨーロッパの選曲を担当した経験を持っている。
いわばこの企画は、旧世代と次世代の両方を知っている彼だからこそのもの。
旧世代と新世代の両方の感覚を併せ持ったプラットフォームといえそうだ。

Musicity についてはコチラ

『音楽の友』4月号

2012-03-18 14:13:32 | 執筆
『音楽の友』4月号(音楽之友社)


下記執筆しています。

◆ダンス紹介連載

~ウィーン国立バレエ団「ウィンナー・ガラ」『こうもり』、
DANCE to the FUTURE2012『Ag+G』『Butterfly』『兵士の物語』、ガロッタ振付『ダフニスとクロエ』~
 
それぞれの見どころを書いています。

ウィーン国立バレエ団はマニュエル・ルグリ芸術監督となって初めての来日。
DANCE to the FUTURE2012は平山素子振付作品のトリプルビル。
『ダフニスとクロエ』はジャン=クロード・ガロッタ振付作品の久々の上演です。

ラスタ・トーマス×TAKAHIRO 対談

2012-03-13 16:50:47 | 執筆
下記執筆しております。

◆梅田芸術劇場 ウェブサイト内 ラスタ・トーマス×TAKAHIRO 対談

7月に行われるダンス公演「BAD GIRLS meets BAD BOYS」に出演なさる、
ラスタ・トーマスさんとTAKAHIROさん。
07年の共演以来、意気投合し、交流を続けるお二人の対談です。

コチラ からお読みいただけます。

3.11から1年~ハーディング演奏会と、モンテカルロ・バレエ団セレモニー~ 

2012-03-11 21:51:19 | 観劇
東日本大震災から丸一年が経った。
いまだ解決していないことが多く、感慨に浸ってばかりはいられないのだけれども。

昨夜、NHKで「3月11日のマーラー」が放映された。
ハーディング&新日本フィルによって、3月11日に行われた演奏会のドキュメンタリーだ。
私もその演奏会に聴衆として参加した一人である。

あの日は出かける直前まで仕事をしており、衝撃的な津波の映像もまだ見ていなかった。
原稿をどうにか書き終えて急ぎ自転車で家を出、幾度も道に迷い、
帰宅する人の列をよけながら隅田川を渡り、1時間半かけてホールに到着した。
がらんとしたホールに響いたマーラー5番は感動的だった。
その後もハーディングは、原発事故を懸念して多くのアーティストが来日を控える中、
“日本に必要なのは人々が逃げ去らないこと”と述べ、来日を重ねてくれた。
演奏と演奏の間の休憩には、募金箱をもった彼の姿が常にあったのも忘れ難い。

                    * * *

今年の3月11日の2時46分は、
モンテカルロ・バレエ団の来日公演が行われている劇場で過ごした。
この日は震災後1年のセレモニーがあったのだ。



まず、主催者挨拶&進行の下、小池ミモザ振付の短いソロ『La Vie』が上演された。
小池が『シンデレラ』の装置の前で踊り、同僚のガエタン・モルロッティがチベットの楽器を演奏。
最後、小池とモルロッティが励まし合うように抱き合ったのが印象的だった。
続いて、芸術監督ジャン=クリストフ・マイヨーの挨拶、
そしてモナコ大公アルベール二世のメッセージの代読(モナコ公国名誉総領事による)のあと、
2時46分を迎え、しばし全員で黙祷。その後、『シンデレラ』全幕が始まった。

マイヨー版『シンデレラ』は10年前に初めて観て以来、大好きな作品だ。
ここでは仙女はシンデレラの亡き母であるという設定であり、
もう一人の、というより、実質的な主役とも呼べる存在になっている。
今回、仙女を演じた小池は身体のラインが美しくしなやか。
既にこの世の人ではない母が娘のシンデレラを助け、王子と結びつけたあと、
夫(シンデレラの父)と束の間踊る終盤のデュエットは切なく、改めて白眉だと感じた。
亡き人と遺された者の思いを綴るその内容が、胸に染み入った。

カーテンコールでは、『シンデレラ』の美術の後ろに幾つもの蝋燭が吊られた。
別日の公演『アルトロ・カント1』で用いられた装置だが、
劇場中が深い感動と鎮魂の念に満たされた瞬間だった。

「omoshii」 湖月わたる×朝海ひかる 対談 part.2

2012-03-10 00:10:15 | 執筆
「omoshii」湖月わたる×朝海ひかる 対談  part.2

演劇 & エンタメ系 WEBマガジン「omoshii」記事として、湖月さんと朝海さんに、
開幕迫る公演『DANCIN' CRAZY2』への意気込みを語っていただきました。

全2回掲載の第2回は コチラからどうぞ!


3月国立劇場『一谷嫩軍記』

2012-03-09 23:39:46 | 観劇
『一谷嫩軍記』のクライマックスと言うべき『熊谷陣屋』は、しばしば上演される演目だが、
国立劇場では今回、その前に序幕として98年ぶりに復活した堀川御所の場、
二幕目として37年ぶりの兎原里林住家の場(流しの枝)をつけ、三幕目の生田森熊谷陣屋の場を盛り上げた。



團十郎の直実が実に良かった。
義経の命を受け、実子・小次郎を殺し、平敦盛の首と偽る直実。
胸に秘めた悲嘆が「御賢慮に叶ひしか。但し、直実過りしかサ御批判いかに」と義経を見る際にあふれ出す。

これを受ける三津五郎の義経がまた、何とも気品があり、
かつ、真相を知る者の深い苦悩を備えていて、見事だった。

最後、「十六年」を虚ろに、そして次にゆっくりと、絞り出すように声に出した團十郎の直実。
花道を去る際に見せるその絶望感は、果てしないほどに深い。
現世とは、なんと恐ろしい、業に満ちた世界なのだろうか。

魁春の相模も、愛情深さと、息子を失った悲しみを、よく表現していた。
彌十郎の弥陀六も、源平の因縁の中での複雑な立場をしっかり語っていた。

現在、歌舞伎界では新勘九郎襲名披露興行が大きな話題であり、
かく言う私も先月は演舞場での襲名披露の舞台に涙し、今月も平成中村座に参る予定だが、
国立劇場でも、派手な話題はなくとも、味わい深い舞台が展開されていることを記しておきたい。

「omoshii」 湖月わたる×朝海ひかる 対談 part.1

2012-03-03 02:24:47 | 執筆
「omoshii」湖月わたる×朝海ひかる 対談  part.1

演劇 & エンタメ系 WEBマガジン「omoshii」記事として、湖月さんと朝海さんに、
開幕迫る公演『DANCIN' CRAZY2』への意気込みを語っていただきました。

全2回掲載の第1回は コチラからどうぞ!



                 * * *


今日は桃の節句ですね♪



写真左は鈴、右は和三盆でできた、可愛らしいお雛さま。
どちらも祖母がくれたものです。

ところで、最近ある方に言われるまで深く考えたことがなかったのですが(汗)、
男雛&女雛って天皇&皇后、なのですよね。
流し雛の風習などを考えるにつけても、興味深く思われます。

NBS ウェブサイト モンテカルロ・バレエ団プリンシパル 小池ミモザ インタビュー

2012-03-02 18:05:44 | 執筆

下記執筆しております。

◆NBS ウェブサイト内 モンテカルロ・バレエ団プリンシパル 小池ミモザ インタビュー

来週からのモンテカルロ・バレエ団来日公演で活躍する日本人プリンシパル、小池ミモザさん。
先にご紹介したe+の原稿とはまた少し異なる、長めのインタビューです。

コチラ からお読みいただけます。


e+ モンテカルロ・バレエ団 小池ミモザ インタビュー

2012-03-01 22:03:43 | 執筆

下記執筆しております。

◆e+ ウェブサイト内 モンテカルロ・バレエ団プリンシパル 小池ミモザ インタビュー

短めですが、来週からのモンテカルロ・バレエ団来日公演で活躍する、
日本人プリンシパル、小池ミモザさんにお話をうかがいました。

コチラ からお読みいただけます。


            *  *  *





東京は昨日、けっこうな雪でしたね。

景色だけを見ればなかなか良いものですが、
交通機関にも影響が出た上、寒さで体調を悪くされた方もあったのでは。

季節の変わり目、みなさまご自愛ください。