劇場彷徨人・高橋彩子の備忘録

演劇、ダンスなどパフォーミングアーツを中心にフリーランスで編集者・ライターをしている高橋彩子の備忘録的ブログです。

つらつらと、ごめんなさいませ

2009-11-29 18:04:34 | 観劇
舞台はいろいろと観ているのだが、感想を書くゆとりのない毎日だ。

列挙でナンだが、この1週間ほどで観た中で面白かったのは、

☆シンプルながらセンスが光る装置・演出の、
  新国立劇場オペラ『ヴォツェック』
☆菊五郎の勘平や仁左衛門の由良之助にうっとりな、
  歌舞伎座『仮名手本忠臣蔵』
☆舞台上で実際にロンドン市場の株を買っちゃうドキュメンタリー演劇、
  クリス・コンデック『デッド・キャット・バウンス』
☆レバノンの政情とともに虚構/現実の“リアルな”あり方をユーモラスに描き出す、
  ラビア・ムルエ&リナ・サーナー『フォト・ロマンス』
☆一見ラフなようで実に制御された、
  えもいわれぬ動きを展開する、ローザス『ツァイトゥング』
☆今、勅使川原三郎の動きをもっとも見事に具現化している、
  切れ味抜群のダンサー・佐東利穂子のソロ『SHE~彼女』

――こうして書くだに個性的な舞台ぞろいで、収穫は多かった。

観劇後の疲れた身には滋養も!

 モンゴル火鍋

 サムゲタン

嗚呼、焼肉に行けるのはいつ・・・??

『演劇プルミエ』No.3/醤油を差し出す?

2009-11-26 15:07:41 | 執筆
本日発売の『演劇プルミエ』No.3(誠文堂新光社)にて下記、執筆しています。

◆舞台衣裳デザイナー 緒方規矩子 インタビュー

舞台衣裳デザインの第一人者・緒方さんのお仕事に密着。
とともに、これまでのお仕事も振り返っていただきました。貴重なお話、満載です。

◆ARATA インタビュー

岩松了作・演出の舞台『マレーヒルの幻影』で初舞台を踏むARATAさんに、
その意気込みや作品への考えなどを語っていただきました。

◆篠井英介 インタビュー (舞台メイク特集内)

10月末の『サロメ』で、現代劇の女形としての三部作を完結させた俳優・篠井英介さん。
ヘアメイクのことから女形としての思いまでを、お話いただきました。

◆朝海ひかる インタビュー (舞台メイク特集内)

宝塚歌劇団時代から現在まで、あるいは舞台と普段のメイクの違いなどなど、
女優・朝海ひかるさんご自身のこだわりをさまざまに教えてくださいました。

◆尾上松也 化粧レポート&インタビュー (舞台メイク特集内)

歌舞伎俳優・尾上松也さんの、歌舞伎座での本番前の化粧に密着!
“顔をする”際の工夫やこれまでの試行錯誤とは?

◆青山季可 化粧レポート&インタビュー (舞台メイク特集内)

バレリーナ・青山季可さんの舞台メイク法を、実演していただきました。
ミニインタビューもあり!
---------------------------------------------------------------------
とあるポピュラーな居酒屋へ入ったところ、明細書が不思議なことに!



えっと、別に醤油は差し出されませんでしたけども。。。。。
トラックバック (1)

マイケル・ジャクソンの映画「THIS IS IT」

2009-11-20 00:00:01 | その他
すでに多くのファンが堪能し、リピーターも続出しているようだが、
徹夜→睡眠後というナイスタイミングでお誘いをいただき、昨夜、
遅ればせながらマイケル・ジャクソンの映画「THIS IS IT」を見に行く。


昔の映像でお茶を濁したりせず、ロンドンのコンサートに向けた3ヶ月間だけで、
充実した映画が作られていることに感心した。
コンサートのメイキング映像を作るために、マイケル自身が
映画「ハイスクール・ミュージカル」の監督ケニー・オルテガを招いていたおかげだろう。
(オルテガはマイケルと共同でコンサートの演出も手がけていた)。

リハーサルシーンではマイケルが、舞台全体の世界観から
キューのタイミングなどの細かい点まで、すべてにおいて
緻密で明確なヴィジョンをもっていた事実をうかがい知ることができる。
大仕掛けな舞台機構の中で、彼がダイナミックに存在し得たのは、
そのリーダーシップと創造力あってこそだったのに違いない。

また、スタッフの言葉に対して必ず細やかに返答し、
「God bless you」と繰り返すデリケートな雰囲気や、
クレーンに乗って眼下に「Hi!」と声をかける際の屈託のない笑顔は、
無邪気でスイートなマイケルのイメージを裏切らない。

仕事をする一流スタッフたちの姿も印象的だ。
マイケル・ジャクソンというビッグネームを前にしてもイエスマンにならず、
落ち着いて妥協せずにそれぞれの持ち場を守る姿は、当たり前だがプロフェッショナル。

バックダンサーたちに、股間をつかむおなじみの動きを厳しく指導した挙げ句、
「まあ、私にはないけど」と言い放つ女性振付家の姿、
“サウンドについて具体的に指示してほしい、たとえば「色っぽく」というふうに”と
マイケルに求めるキーボード奏者の様子など、興味深い場面多数。

マイケルの名曲の数々を大いに味わい、ダイナミックな演出とダンスに酔い、
クリエイションの舞台裏を満喫できる映画。11月27日まで。

『音楽の友』12月号

2009-11-19 00:01:20 | 執筆
『音楽の友』12月号(音楽之友社)


下記執筆しています。

◆ダンス紹介連載 ~シルヴィ・ギエム&アクラム・カーン・カンパニー『聖なる怪物たち』、
新国立劇場バレエ団『くるみ割り人形』、小野寺修二×ニコラ・ビュフ『点と線』~

それぞれの概要と見どころを書いています。

『聖なる怪物たち』はバレリーナ、ギエムとコンテンポラリー・ダンサー、アクラムの共演。
『くるみ割り人形』は新制作。『点と線』は松本清張の代表作の注目の舞台化!

行政刷新会議事業仕分け対象事業についてご意見をお寄せください

2009-11-18 04:13:30 | その他
「行政刷新会議事業仕分け対象事業についてご意見をお寄せください」とのこと。
案の定、舞台芸術関係の予算が、ピンチにあります。
私は下記のようなメールを書き送りました。19日にひとまず会議が行われると聞いたので
かなり疲れがたまって眠くて、ライターのくせに感情の先走った非論理的な文章ですが、
たぶん、書かないよりは書くことが大事かと思い・・・(論理的な文章ならなお、よろしいかと存じます)。
ご賛同くださる方の参考になればと思い、掲載します。
メールを送るなら、件名に事業番号と事業名を書くのをお忘れなく。
--------------------------------------------------------------------------------
文化関係への予算――独立行政法人日本芸術文化振興会、
芸術家の国際交流等(芸術家の国際交流、伝統文化こども教室事業、学校への芸術家派遣、コミュニケーション教育拠点形成事業)――などの
予算要求の縮減が検討されていることを知り、メール致します。

現代社会の諸問題の原因には往々にして、コミュニケーション不足や想像力の欠如が考えられます。
舞台芸術こそ、その穴を埋めることができるものです。

現代日本が教育に力を入れなければならないことは、間違いないでしょう。
舞台芸術にはそのために必要なことのほとんどすべてが存在しています。
舞台上に展開する素晴らしい内容はもちろんのこと、
たとえば一定の時間をじっとしていること・不特定多数の他者への配慮・物事を注視し考えることといった、
社会的人間として必要な事柄も、ここで身につけることができます。
また、人の体のリアルさや美しさ、驚くべき可能性をも知ることができます。

娯楽の少ない時代に比べ、舞台芸術の浸透度が下がっているのは承知しています。
無縁の生活をしているひとの税金も、ここに使われている。
安く、手軽に娯楽を作り、あるいは享受できる時代に、
舞台芸術が縮減の検討対象になるのは、ある意味では自然ななりゆきかもしれません。

ですからどうぞよくご検討いただき、そしてご判断いただきたいのです。
お手軽でない芸術だからこそ、長い時間をかけて育まれた文化だからこそ、
ただの知識や情報の集成とは異なった、知力・想像力を育てることができる。
いつでもどこででも手に入る情報とはまったく違う、
一生の記憶に残るような大きな体験が、ここにはある。
そしてこうした生の芸術は、一度絶やしてしまったら、
容易に復活させることができないのです。

このような文化を、一部の人しか享受できないことが、大きな問題です。
浸透していないのなら、より多くの人、より幅広い層に浸透させるよう、
敢えて今こそ、いっそうの予算を使うべきです。
これは、真に豊かな日本を実現するための投資のようなものではないでしょうか?

ぜひ舞台芸術へ、予算を割いてください。割いた以上のものが返って来ます。
-----------------------------------------------------------------------------------
以上

UCカード会員誌「てんとう虫」12月号

2009-11-17 11:55:19 | 執筆
何かと忙しく、ろくに出かけない日々が続いた。
噂によれば街はクリスマスモードなんですってね? 知らないんだけど。

明けない夜はない、というのは非常によく知っており、
ここ数日はしばしば夜を明かし、お天道さまにご挨拶して床に就いたのであった。
でもまあ、ぼちぼち社会復帰(?)できそうで嬉しい限り(天沼屋さま、ありがとう)!

ん? そんなこと言って、劇場にいたじゃないか、って?

それは・・・幻覚だと思います!

~下記、執筆致しました。~

◆UCカード会員誌『てんとう虫』12月号

熊川哲也インタビュー

Kバレエカンパニーを率いるダンサー、熊川哲也さん。
そのバレエ人生を振り返っていただき、12月および2月の公演についてもうかがいました。

◆クレディセゾン・プレス 上記内容の短縮版を掲載。

コチラからお読みいただけます。

感謝!

2009-11-08 22:58:17 | その他
いろいろと重なり、いよいよ修羅場ウィークだぜ!と腕まくりした途端に発熱。
気づかないふりをしながらちょっと多めにビタミン採ったりしてみるも、
徐々に悪化。慌てて寝る。
どうにかこうにか持ち直してほっとする。

と、今度はプリンタの容態が急変。どうしても正常に作動しない。
「オーノー困るよこんな時に」となだめたりすかしたりするが効果なし。
気を取り直してプリントせずに仕事しようとするのだが、
慣れないのでひたすらフリーズする(自分が)。

気晴らしにご飯を食べる。
食べ終わる。
パソコンに向かう。
プリンタなしでの作業にとまどい、再び(自分が)フリーズする。
   ・
   ・
   ・
仕事が進みません(涙)。
この苦境を聞いた親切な友人が、
私がメールで送信した書類をプリントしてファックスしてくれた。
うう、ありがとうございます。

 
パソコンとファックス機器は至近距離なのに遠地を経由してきた文書!
ファックスが古いため文字がかすれて読みづらいけど、贅沢は言うまい。

友枝会 友枝昭世の『江口』

2009-11-02 00:31:04 | 観劇
友枝会@国立能楽堂


■友枝昭世の『江口』

素晴らしかった。
友枝昭世の能を観るたびに、この人を観続けねばと心底思う。
“美とは痙攣的なもの”とアンドレ・ブルトンは著書『ナジャ』に記したが、
私にとって魂を打ち震わす友枝の能こそ、これに該当する衝撃的な美である。

江口の君は普賢菩薩の姿になるほど徳高い遊女だが、
前場で現れた友枝のそれには、気品ある中にも愁いを帯びた色気が感じられる。
穏やかで優しい姿なのだが、まるでふとした瞬間、
しっとりとした色香がこぼれて来そうな風情なのである。

後場では二人の侍女とともに船遊びに興じるさまが実に華やか。
景色を眺め、互いを見合い……と、遊女たちの笑いさざめく様子が浮かび上がる。
しかしやがて、自身の罪業と世の無常を語り始めた江口の君の姿は
凄絶さすら感じさせる美しさで、ただただ圧倒された。

舞いながら浄化されるように普賢菩薩となる遊女。しかし、
その姿に変化はあれども基本的には、「遊女」から「菩薩」へ変身するというより
「遊女にして菩薩」となったように私には見えた。
すなわち崇高であると同時にドキっとするほど艶やか。
いわばその頂点で、彼女は菩薩として姿を消す――。
友枝昭世の遊女には、そんな不思議な魅力があったのだ。

2週間前に観たばかりの観世清和の『江口』
また異なる雰囲気だったのも興味深かった。

■野村萬の『茶壺』ほか

このほか、愛嬌やおかしみとともに、かくしゃくとして、
何か優雅さのようなものを感じさせる野村萬の『茶壺』が
いつもながら見事で、観ていて顔がほころんだ。

最後は友枝雄人の『黒塚』。
鬼にしてはあまり怖くなく、また、読経を受けても
さして弱るふうが見えなかったのは、鬼がもともと人間だった点を、
たとえば『道成寺』などよりも重視しているからだろうか?

『シアターガイド』12月号/秋だってトロピカル

2009-11-02 00:08:17 | 執筆
シアターガイド12月号(モーニングデスク)


下記、執筆致しました。

■中井貴一 インタビュー

法廷劇『十二人の怒れる日本人』に出演する中井さんが、裁判をめぐる思いから
演技への情熱までを語ってくださいました。しかし裁判、ほんとタイムリー。。。

■アクラム・カーン インタビュー

ジュリエット・ビノシュとの『in-i』に続き、シルヴィ・ギエムとの『聖なる怪物たち』で
来日するダンサー/振付家アクラム・カーン氏。彼がギエムに“仕掛けた”こととは!?

-------------------------------------------------------------------------------------------------
トロピカルな色に惹かれて久しぶりにカクテルを飲んだら、
疲労が身体に残っているためか、ふにゃ~っとなってしまった。


たまには休日っぽく

2009-11-01 00:01:14 | その他
祖母が横浜でお仲間と小さな写真展を開催したので、遊びに行った。



祖母は過去に二度、写真コンクールで大変結構な賞をいただいているのだが、
1回目の主題は幼いワタシ、2回目はカマキリの産卵である。
何でもネタにして結果を出すのが、クリエイションの基本!
 今回の出展作品より。
                        ガラスにいろいろ映っちゃってるけど。
--------------------------------------------------------------------------------------------------
さらに横浜ついでで(?)久々に両親と、美味しくコスパの良いお店にてランチも。
写真数が多くて鬱陶しいかもしれないが、備忘録ってことでお目こぼしください。
 ガマガエルみたい? フォアグラのソテー 
               トリュフ・百合根・トロンペット茸添え
 原木椎茸だけを使ったというやわらかな香味のスープ
 海老のムースを平目で巻いた魚料理
 デザート1 ガトーショコラ 栗のアイス添え
デザート2 無花果のタルト

気がつけば、休日っぽい日は久方ぶり。
のんびりした♪