私、打楽器が好きなんですよ。叩けるわけではなくて、その音が好き。バイオリンのような擦過音より打撃音が好き。
いつだったか、30代の時だと思うけど、何もかもイヤになったことがあって、その時に自分をどうにかしないといけないと思って聴きに行ったのがママディ・ケイタ&モゴバルの野外コンサートだった。中世夢が原という場所での夜のオープンエアのコンサート。シャンベ?ジェンベ?名前はどちらが正しいのか不明なんだけど、上の広がった大きな鼓のような形のを首からぶら下げて、股に挟むようにして叩く。それ以来、この楽器のコンサートには行きたいと思っている。
倉敷音楽祭でこのコンサートがあった。三宅商店でのこぢんまりとしたコンサート。行きたかったけどお金の都合でパスした。3000円だったけど、この小さな会場で数人でのコンサートなら利益どころか赤字じゃないのだろうか。夜のほんわかとしたあかりの中の風景。いい時間だったろうなと思う。
この太鼓、素敵な音だけどやはり何かもの足らなかった。結局自分には一番の音は和太鼓。4/13には天領太鼓のコンサートがある。また生きる力がもらえそうだ。