ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

日々の記録。見たり、聞いたり、買ったり、食べたり。

今日の見もの(高校サッカー)

2010年11月14日 21時22分49秒 | 見もの

全国高校サッカー選手権大会 地区決勝 作陽 vs 玉野光南

 いつも応援しているのは作陽だ。一つは野村監督のこと。もう一つは、以前の決勝戦で作陽がゴールを決めたのに世紀の大誤審で、結局PK戦で負けた試合、、、、あれを見ていた。私も観客も線審も相手DFも、全てゴールを見ていたにもかかわらず、あの判定だった。それ以来、とにかくいつも作陽を応援している。今回も応援しながら見ていた。

 別に玉野光南が嫌いなわけではないし、出来るなら両方とも勝たせてあげたいとも思う。しかしそれは勝負、どちらかが勝つものだし、勝つ方が強いのだ(有名な言葉)。冷静に試合を見て、この試合を見る限りやはり作陽の方が一枚上と言うべきだろう。玉野光南がボールを受けて一度持ってから動くのに対し、作陽はワンタッチでボールを動かせる。速さが違う。玉野光南がボールを持つと、どうしてもワンテンポ遅くなる。結果は順当だったと思う。ただ、他の試合を見ていないから、これは今の実力なのかこの試合での調子なのかはわからない。

 後は全国制覇。最高は準優勝。あの時は先制点を取ったのに逆転負け。野村監督を日本一にしてあげたい。日本のサッカーは(他のスポーツでも同じだが)先生たちの無償の奉仕で成り立っている。全国一位の栄光は、そんな人に捧げたい。玉野光南や学芸館、他の学校の先生たちも同じだろう。頭が下がる。

 でも、それでいいのかという疑問も大きい。ある学校の剣道部顧問、、、ホントに剣道に情熱をかけ、たぶん収入のほとんどを剣道部のために使っているだろう。寮を作り、マイクロバスを買って自分で運転し、あちこちの選手をスカウトし、学校の授業もしながらも、その生活の全てを剣道部に奉仕している。もちろん学校からもお金が出ているはずだが、自分からの持ち出しがたくさんあるはずだ。結局奥さんとも離婚。子どもだっていたはず。本当にこれでいいのか。日本の学校スポーツは、こう言う犠牲の上に成り立っている。それは個人の行動でもあるが、それをさせようとする(希望する)親からの圧力でもある。本当にこれでいいのか。

 話を戻そう。サッカーは監督で決まると思っている。同じ駒を使っても自分と羽生さんでは同じ強さにはならない。将棋と同じように、同じ素材の選手を使っても監督によってチームが違う。どんなフォーメーションで、戦術で、誰を生かし、どこを押さえて、こう言う時間帯にどういうサッカーをするか、それは監督の腕次第。その意味では野村さんは日本一になるにふさわしいと思っている。今の作陽なら全国制覇出来て不思議じゃないと、今年大いに期待している。

全国高校サッカー選手権大会 12月30日開幕

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今日の見もの(エスカフローネ)

2010年11月14日 12時24分59秒 | 見もの

エスカフローネ(Escaflowne) 2000年

 見終わって調べてみたら元々26話のTVアニメだったようで、それを劇場版にしたものらしい。とは言ってもストーリーを変えて完全新作映画として作った云々と書いてある。26話の方は当然掘り下げた内容だろうから見応えもあるだろう。エヴァのごとく熱狂的ファンもいるのではないだろうか。それを見て、この劇場版を見た人は、それだけで嬉しくて楽しくて仕方ないものだと思う。そういう人の手前、今の自分の感想を書くのは気がひけるところもあるのだが・・・。

 最初に絵がおかしいと感じた。女子高生が出てくるのだが、肩幅が広く、頭が小さすぎ、9頭身、イヤ10頭身ぐらいじゃないのと言うところからおかしく感じる。顔も女子高生じゃないよな。友人は化粧したキャバ嬢みたいだし、主人公も23才ぐらいの大人がセーラー服のコスプレしているみたいで違和感ありまくり。絵と影のつくり、輪郭の太い黒い線、出演者の内面の稚拙さ、幼さもまるで中学校か高校の文化祭の劇のようで、途中で「これって日本のアニメなのだろうか。途中で見るのを止めたワンダフルデイズの匂いがして、韓国アニメか??」と思いだした。女子高生の精神性は、メンヘル特有の、鬱病と名乗る自己チューの子どもみたいにみえる。それが出演する全男にも共通していて、見ていて腹が立つ。これ、本当にTVアニメをきちんと踏襲しているものなのか。26話を2時間弱にしたため、あまりにも薄っぺらくなって伝わってないのではないかと感じた。

 女子高生のひとみ(メンヘルに感じられる)は不思議な異世界へ飛ばされる。そこのエヴァみたいなものに閉じ込められ、出てきて会った少年に翼の神と呼ばれる。飛ばされた世界は人間や獣人が住む世界で、魔法が使えたり、平気で人を殺しまくる世界。そのエヴァのようなものは竜の鎧と呼ばれ、ガイアという異世界を滅ぼすとも。兄弟の対立、悲しみを無くすために死を選ぶとか、まさにメンヘル人の面目躍如・・・(笑)

 アバハラキとかガイアとか竜族とか、こんな言葉を使っているならもっと面白く出来そうなのに、見終わるまでが苦痛だった。上記のように、熱狂的ファンもいると思うから、TV版を見て内容をちゃんと把握してから見たら良かっただろうと思う。しかし、そのファンたちも、もし事前知識なしに最初に劇場版を見たら、本当に感動しただろうか。私と似た感想を持たないのだろうか。私には疑問に思える。

ランク:ちゃんと内容が消化出来ているか不明だが、
    この映画に関しては失敗と感じた。
    絵をどうにかして欲しい。
    ホントにこれ、日本のアニメーターが描いたのか??

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