ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

日々の記録。見たり、聞いたり、買ったり、食べたり。

今日の買いもの(スークのモーツァルト)

2010年10月16日 09時55分30秒 | 買いもの

モーツァルトの弦楽五重奏曲 第1番~第6番
スメタナ四重奏団がヴィオラにスークを迎えたシリーズ

HMVの通販で、一枚1200円。
ブルースペックCDなので少し高め。国内盤。

 世にクラシックのわかる人は多いのだろうけど、私はよくわからない。ただ聴いていいなと思うか、これは合わないと感じるか。自分にわかるのはこの程度。だから買う時は名前で買う。

 このCDは、一つは特別なプレーヤーなしで聴ける高音質CDであると言うこと、次にスメタナ四重奏団、さらに有名なスークが弾いているということ。最後に口コミ評価も良かったので値段にもつられて買った。3番+4番の1枚でも良かったけど、どうせなら全部といっぺんに買った。

 上述のようにクラシックはわからないが、聴いて心地よいのは大編成ではなく室内楽。そして優しい音がいい。きついのは勘弁。私のイメージではアルバンベルクはきつく、スメタナは優しくキレイというイメージがあったので買った。実際に聴くとそれほど優しくはない。格好きつく感じる。ブルースペックCDのせいかもしれないが。

 音ははっきりとキレイで解像感がある感じ。こう言う休みの朝とか夜に本を読みながら、珈琲を飲みながら、室内楽が流れてきていたらいい。その程度の楽しみ方。今聴いているのはタイムドメイン方式のスピーカーだけど、このCDに関しては別のSPの方がいいなと感じる。何でだろうね。一番人気のある一枚のスペックは以下の通り。

モーツァルト:
・弦楽五重奏曲 第3番 ハ長調 K.515
・弦楽五重奏曲 第4番 ト短調 K.516
 スメタナ四重奏団  ヨゼフ・スーク(第1ヴィオラ)

 録音:1976年6月7~10日
     プラハ、スプラフォン・ジシコフ・スタジオ [PCM デジタル録音]
 77年度レコード・アカデミー賞受賞/レコード芸術特選/朝日試聴室推薦

日記@BlogRanking 


今日の見もの(ハンコック)

2010年10月16日 00時01分09秒 | 見もの

 これぞ映画、これこそ映画、やっぱり映画はこうでなくちゃ。

 きっと間違えたんだと思います。これを借りるつもりじゃなかったと思う。こんなタイトルのBDをかごに入れたつもりはない。ゲオで50円で借りたんだけど、ツタヤでも時々別のケースに入っている時がある。借りようとしてやめた客がいい加減に元に戻したせいだと思う。先日げんしけんを借りた時もそうだった。だからたぶんこれも同じだろう。まぁちゃんと確かめなかった自分が悪いけどね。

 ハンコックはスーパーマンだ。空も飛べるし無双の力持ち。大きなトラックを持ち上げぶん投げることだって簡単。その上身体も強靱。機関銃だろうとバズーカだろうと跳ね返すし、皮膚に注射針も通らない。壁でもビルでも、叩きつけられたらむしろ壊れるのは相手。自分は無傷のスーパーヒーロー。ところがみんなに嫌われている。

 やること全てが粗暴で非常識。言葉遣いも態度も全てがクズ。そう彼はクズだった。

 ある日彼が列車事故からある男を救う。自宅に招かれた彼はその奥さんに会うのだが、どうも様子がおかしい。やがて奥さんも同類とわかる。彼らは特別な存在。ある時は神と呼ばれ、ある時は天使。紀元前から生き残っている最後の二人。その二人は近づくと困ったことが起こるようだ…。

 最初はその粗暴さが嫌で、またアメリカのガチャガチャ・ドンパチ映画かと一度は見るのを止めようと思った。まぁそれでもと翌日途中から見ていて引き込まれた。主人公はどんどん魅力を増し、登場人物もその伝説も興味津々。その上最後は素晴らしいエンディング。映画はこうでなくちゃ。考えさせる映画も悲しい映画もいろいろあるけど、自分の2時間という時間と疲れとお金の引き替えに暗澹たる気持ちになるなら、それは願い下げ。見終わって気分が良くなるものこそ映画。映画は夢の世界であり、心のお風呂。これは絶対のお勧めですな。そう考える人にとってはね。

 ただ一つ苛つくのはこの言葉。本編を選ぶと、劇場公開版とエクステンデッド版のどちらかを選ぶことができる。特別版、ディレクターズカット、ノーカット版、長尺版、ついにはエクステンデッド版、、、いい加減にしろ。言葉ならわかるように書くのが正しい使い方だろう。どう言おうと勝手、格好いいのがいい、新しい言葉が素敵なんてあほげな書き方をするなよと思う。

 某政令指定都市の看板。パーク・アンド・バスライド。英語は習ってますよ。だけど、誰にでもわかるようになら「バス乗り換え通勤」でいいやんか。日本語を大切にしない役人。こう言う英語表記の施策にした方が予算が通りやすいのだそうだ。日本語をちゃんと使えない輩が他の言葉で粋がるなと思う。

 DVD屋サンもオサレナ言葉にした方が色々といいのだろう。だけどねぇ、言葉が貧困。昔フジ三太郎にこんな4コママンガがあった。

 急病の子どもを抱えた母親が病院を探して駆け回っている。○○クリニックの前を通り過ぎるのだが、親はわからない。当時はこんなおしゃれな言い方は少なかった。わからない言葉を得々として掲げる医者への痛烈な皮肉。言葉は変わっても、今でもやっていることは同じだった。

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