Days of Pieria

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鍼灸&オーラソーマ&冷えとり…光の鍼®︎Pieria

エディット・ピアフ 愛の讃歌

2007年09月21日 | 音楽
KIN111青い共振の猿(調律 チャネルを合わす 呼び起こす/魔術 遊ぶ 幻想)

早いもので昨日からコズミックダイアリー3番目の月、「電気の月」に入っている。
自分の行いを宇宙のリズムにつなげる、つまり最もベストな仕事(奉仕)の仕方を探る月。

映画の試写会が当たったので、先日友人と行ってきた。
エディット・ピアフ 愛の讃歌」
すごいタイミングで(ほぼ当日)連絡とりあって、お互い行けたのはラッキー。
以下ネタバレもあるのでご注意。

マリオン・コティアールの成りきりぶりに驚嘆!素は今どきの美人女優とのことだが信じられない。声質や身のこなし、特殊メイクもものすごくリアル!
個人的には貧しい幼少時のエピソードや、街角歌手の頃、ストリートを親友と二人で鉄砲玉のように駆け抜けるシーンが印象に残った。チャーミングな表情の時は、オセロの松島さんに少し似ていた^^

そして(公開前なので細かいことは書きませんが)、彼女の短くも壮絶な人生を描ききっているのは確か。
ただ音楽好きとしては、もう少し彼女の「歌」自体を掘り下げて欲しかったな…という感じがした。
フランス人は10人に1人は観た計算になる大ヒット作、フランスではピアフの歌は語らずとも知る、ということかもしれない。

そしてピアフが、ビリー・ホリディと同年生まれだったことを、劇中のセリフで知った。
不世出の歌姫として多くの共通点があると思える二人、貧困、相次ぐ不幸、誰にも似ていない天性の声、愛を求めながら麻薬と酒で身を滅ぼす経緯、そして亡くなってこれだけの歳月を経てもあまりにも多くの人々に影響を与え続けているところ。。
我が身を代償として至上の愛を歌う、多分時代に求められた二人の数奇さ…
47歳という若さで亡くなったピアフだが、ビリー・ホリディが更に早く亡くなっていたことに驚く(調べたら44歳)。


…それにしてもシャンソンは、若い頃よりも年齢を経て身体に入ってくる感じがするようになった。。
80歳過ぎているジュリエット・グレコの最新作なんて、感動するほどカッコイイ。今が旬って感じだ。あ~こういうふうに年を取りたい、と思う。
それは多分、自分を偽らずに勇気を持って生きている人のエネルギーなのだと思う。そして間違いなくピアフにもそれを感じた。

私事、昔から私の葬式にはお経をあげたり賛美歌を流したりせず、ピアフの「水に流して」をかけてよ、と近しい人には言っているけど、今死んでそれじゃカッコつけすぎて超格好悪いじゃん!と気づいて冷や汗…

格好悪くジタバタしながらも自分に嘘をつかないでいること、それを積み重ねていくしかないんだ、と感じた。
ピアフのように駆け抜けるタイプでは全然ないから、まったりと少しずつでも。。
…もしかして長生きするかもしれないな
コメント
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