KIN137 赤い共振の地球(調律 チャネルを合わす 呼び起こす/舵取り 発展させる 共時性)
共振の月はあと1週間。素敵なラナンキュラスの写真はこちらから。
治療家になるということは、職人になることなのだと思っていた。
たとえば時計のオーバーホールをして古いものを蘇生させるような、そんな修理職人のイメージ。
無言でも地味でも確実な仕事をする「職人」っていうのに憧れていた。
鍼灸師の前になりたかったのは、ピアノの調律師だった。
その夢は実現しなかったけれど、ピアノじゃなくて人間を調律するほうが幅広くて面白いかも、と感じた時はワクワクした。
でも今、やっぱり私は職人などではない…と痛感する
だって未だに職人技の鍼を打つなんて出来ないし、人間はモノではないのでこちらの思ったとおりのチューニングなんて絶対にできないのである!
部品交換や分解掃除もできないから、もどかしくもなる。
どんな人にでも、人一人にはその方の魂がつながる天の意志が働いていて、賢し気な私の小さなエゴなど吹っ飛んでしまうのだ。
(いや、時計でもピアノでも結局は同じなのかもしれない…)
その方の身体と感情と精神と魂がどこへ向かおうとしているのか、その小さな声を聴かなければ正しい施術にならない。そして一体どれだけ「正しい」施術ができているのだろう?
痛いところを治す、症状を治す、病気を治す、ということが治療家の仕事なはずだから格闘してしまうのだけれど、例えば治らないことを選んでいる魂に抵抗することはエゴでしかないし徒労だ…。
宇宙の片隅でご縁があって出会った今ここの場で、せめて天の意志を聴くただの導管となってただ一緒にいる、それしか私はできないのかもしれない、と感じる。
もっと聴きたい。
共振の月はあと1週間。素敵なラナンキュラスの写真はこちらから。
治療家になるということは、職人になることなのだと思っていた。
たとえば時計のオーバーホールをして古いものを蘇生させるような、そんな修理職人のイメージ。
無言でも地味でも確実な仕事をする「職人」っていうのに憧れていた。
鍼灸師の前になりたかったのは、ピアノの調律師だった。
その夢は実現しなかったけれど、ピアノじゃなくて人間を調律するほうが幅広くて面白いかも、と感じた時はワクワクした。
でも今、やっぱり私は職人などではない…と痛感する
だって未だに職人技の鍼を打つなんて出来ないし、人間はモノではないのでこちらの思ったとおりのチューニングなんて絶対にできないのである!
部品交換や分解掃除もできないから、もどかしくもなる。
どんな人にでも、人一人にはその方の魂がつながる天の意志が働いていて、賢し気な私の小さなエゴなど吹っ飛んでしまうのだ。
(いや、時計でもピアノでも結局は同じなのかもしれない…)
その方の身体と感情と精神と魂がどこへ向かおうとしているのか、その小さな声を聴かなければ正しい施術にならない。そして一体どれだけ「正しい」施術ができているのだろう?
痛いところを治す、症状を治す、病気を治す、ということが治療家の仕事なはずだから格闘してしまうのだけれど、例えば治らないことを選んでいる魂に抵抗することはエゴでしかないし徒労だ…。
宇宙の片隅でご縁があって出会った今ここの場で、せめて天の意志を聴くただの導管となってただ一緒にいる、それしか私はできないのかもしれない、と感じる。
もっと聴きたい。