Days of Pieria

【このブログはアーカイブです〜2016年】
鍼灸&オーラソーマ&冷えとり…光の鍼®︎Pieria

心の中の楽園

2007年06月24日 | オーラソーマ&カラー
KIN22白い太陽の風(意志 脈動させる 実感する/スピリット 伝える 呼吸)
水晶の月も残りわずかになりました。

先日オーラソーマのワークショップで自分が選んだ4本のうち2本を、今日ビーマーライトペンで自分に施した。
92番と102番(2本目と3本目、上の写真は102番)。

偶然NHKスペシャルの「新シルクロード」を見た。カザフスタン、南ロシア、中央アジアを貫くシルクロード周辺で暮らす、祖国を追われた人々たちの様子。
ソ連崩壊後、74年振りにカザフスタンに中国から帰国した一家の奏でる楽器と歌は、三線の沖縄民謡そっくりだった。
スターリン時代の強制移住後、ロシアで暮らす高麗民族が戦争で失った仲間を悼む歌は「美しき天然」の旋律だった。
家族のために現在の地で暮らすチェチェン人が祖国に思いを馳せつつも、一体自分はどうしたらいいのかわからない…とつぶやく姿。
ここに住め、と言われた荒野で次々と仲間が死んでいき墓が立つ…でもここが自分の祖国だ、と言いきる人。
ナショナリズムが高揚するコサック隊、そして若くして祖国に殉じた夫の墓の前で「あなたは何度生まれ変わっても戦争に行くのね…」とつぶやく妻の、深い絶望と諦念を湛えた表情。

これらは多分102番のワークとの共振だ。92番の過去は個人的な悲しみや傷につながるように思うが、102番はもっと民族的、いや惑星レベルのものを感じるのだ。
高校時代に読んだ萩尾望都の「ユニコーンの夢」をよく連想してしまう。恋人が惑星間戦争に行ってしまう悲しみを描いたもので、個人的な感情移入は全くないのだが、どこか不思議な深い揺さぶりを感じる作品なのだ。

祖国とは何か? 追われてしまったゆえの望郷の念。強制退去とか政権交替、そして戦争。有無を言わせぬ時代と権力の趨勢により翻弄されてしまったから。
この時代に日本に生まれたことは本当に有り難いと思う。今がどうかわからないけど、少なくとも私が生まれた頃は世界一安全な島国だった。意図すれば安全な居場所を自分の力で得ることができる、それがどれほど幸福なことだろうか。多分私が今世、日本それも東京に生まれることを選んだ魂の理由はそれだ。そして美しい四季と自然と文化と繊細な感性のこの国を確かに愛している。

でも本当の祖国…「それは心の中だけにある」という最後のテロップが真実を語っていたように思う。

まずは自分の心の中を、すべての理解を越える平和が満ちた「楽園」にすること。まるで女神や天使がするように、自分の心をいたわり満たすこと。自分への愛を持ち続けることが他者や他民族への配慮となってくるのだと思う。

…ずっと真剣に見ていたわけではないのだが、多分ライトペンのワークと共振して、心に響いた。
そしてこれから先日4本目に選んだ101番を自分に施そうと思う。楽園の未来へと開いていきたいから。


↓東○ストアで、あっさり普通にまだ売っていたオリーブグリーンの青梅 これはジュースにします。
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夕べはキャンドルナイト

2007年06月23日 | 日々のあれこれ
KIN21赤い銀河の竜(完全性 調和させる かたどる/誕生 育む 存在)

昨日は夏至でした。一年中で最も陽気が強い日。そして今日から徐々に陰の気が強まってくるので「冬のはじまり」でもあるのですが、ともかく立秋までは暑さに伴って気がガンガンあがってくるため、心身ともにグラウンディングしていないと不調をひきおこしがちでしょう。
皆様、お身体ご自愛くださいますよう。水分補給と深い呼吸を忘れずに。。

昨年から参加している100万人のキャンドルナイトに今年も参加いたしました。昨夜は仕事の関係で30分遅れの20:30~22:30のあいだ、キャンドルだけで過ごしました。
100年ちょっと前までは夜はこの暗さが普通だったんだなぁ…と思うと、感慨深かったです。夜は仕事をするというよりも、休む時間であると再認識。昔の夜なべ仕事はいろりやランプの周りで家族がわずかな灯りを分かち合ってしていたのですよね。
探し物などは無理!とわかりましたし、キャンドルを持って歩き回ると散らかった部屋だと火事が心配で…だから部屋は片づけておくものなのね、などと再認識したり…
私は普段かなり夜更かしですが、考えたら随分無駄に過ごしているんじゃないだろうか?日中にもっといろんなことを効率的にしよう!という再認識もありました。

で、この時間私は何をしたかというと、超長風呂(もちろん半身浴)です。お気に入りのドルフィン型のアロマポットにみつろうキャンドルを焚きまして、思いっきり汗を流して気持ちが良かった~
そしてその後は何もする気がせず、早めに就寝。。最近こんなに長く寝たことはない!というくらいよく寝ました。
…なんだかすご~く遠いところにいっていた気分で、今朝は普通の朝の作業がおぼつかないほどヘンな感じでしたが、いざ仕事が始まるとかなり快調!

午後の予約を午前に変更された方がいて、その空いた時間にオーラソーマをご希望の当日予約の方からご連絡があり、ジャストタイミング!という感じで仕事が進みます。結局今日は鍼灸だけではなく、オーラソーマのコンサル、ビーマーライトペン、オーガニックフェイシャルという、いろいろなメニューをとても楽しくさせていただきまして、充実した1日に感謝です…

これを機に夜更かしをやめて早寝早起きに切り替えるのが自分と地球のため!?と感じております

↓一昨日、オーラソーマのワークショップをしたお宅からいただいてきた、アナベルというあじさい。レースのようです
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梅仕事

2007年06月20日 | 好きな人&モノ&コト
KIN18白い倍音の鏡(輝き 力を与える 行動する/果てしなさ 映し出す 秩序)

6月に入るとなんとなくソワソワするのは、梅の季節だから。梅酒をつけるようになって、4年目。去年の作品は氷砂糖控えめにしたので、かなりオトナの味わい。。
これで夏から秋にかけて、時々寝酒でおチョコに1杯「くぅ~っ!」とやって過ごします

梅をいつ買って、何時頃洗ってどうやって水気をとって乾かして、翌日の何時頃漬け込むか、を仕事の都合等と合わすためにソワソワするんですよね。
夜に洗って乾かしておく時に、夜中にキッチンで香る、プラムのような杏のような甘酸っぱい香りが何ともいえず好き。それが最近の私の「6月」のイメージになってます

でも考えすぎて今年はちょっと失敗した…
梅ジュースも作りたいので酸味の強い青梅にしようと思ったのに、今週に入ると近所のスーパーではもう青梅は終わっていた。
やっぱりいつもの南高梅を買い、果肉が厚くて美味しいし…と思って洗って拭いて、なり口を竹串で取る(これが結構好き!ほじくり系の作業)のを、夕べのセク・ロボ最終回を見ながらやってました。そのタイミングでやりたかったので幸せ

セク・ロボ、素敵な終わり方。。最後まで地味だったけど、しみじみとして、なんだかとっても良かった…

でも…その後ヘタにいろんなHPを見て、いろんな人の作り方を拝見するうちに、「一昼夜水につけてアクを取ることを絶対お薦め」というページがあり、「そうなの??」と思ってやってみることにした。
でもなり口を取ってから水につけると、果肉に水が入ってしまうようで、オーラソーマのお水にしたのだけど、翌朝見ても殆どアクらしいものはない上に、実がところどころ黄変し、既に水に香りがうつっているような気がする。。
あ~あ…、と思って水から揚げ、拭いて乾かしていると汁が出たり、既にどんどん熟してきている雰囲気が。。
4時過ぎに施術が終わるので、それまで書斎で乾かすことにして、今さっき急いで漬け込みました!
夜に香るあの香りは、来年までお預けかな…(でも書斎がいい香りでした。。)

今年は氷砂糖と黒糖が半々。あと数百グラムを梅ジュースのために冷凍中。

梅って、東洋のオリーブって感じがします。加工しないと食べられないけど、時間の魔法がかかって苦味(毒)が旨味に変わる力、薬効も素晴らしくて、「希望」を感じるところ、などなど。

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変化する街

2007年06月17日 | 日々のあれこれ
KIN15青い月の鷲(挑戦 極性を与える 安定させる/ヴィジョン 創り出す 心)

梅雨入りした途端爽やかな晴天が続きますが、お水は大切に使わないと…思う毎日。お蔭様で体調も完全回復です

さて私は案外出不精で、あまり街をフラフラすることが特に最近は減った。数分歩けば自由が丘なのだけど、用がない限り出ないので、地元とは思えない疎さ
自由が丘って、本当にあっという間に変わっていく。古いお店や老舗などは変わらない佇まいだけど、新しいお店がなかなか根づかなくて撤退が早い。2~3週間出ないと「あれっ!?」ってことばかり。

今日(もう昨日ですが)は夕方6時にクローズして、ヤマダ電器に用があってちょっと周辺歩いたのだけど、「あれっ!?」が5回くらいあったな。。
一番ショックだったのが、「オシャレな100円ショップ」が「ただの100円ショップ」に変貌していたこと… ここに寄るのが楽しみでウチに来る患者さんもいるのに…(苦笑)
ガラス小物とか食器などの品揃えが出色だったのに…絶対300円ショップなみのクオリティだったのに…仕事で使うガラスのボウル、なかった。。もう1個買っておけばよかった…
一度入ろうと思ってた新しいタイカレー屋さんもクローズしていたし、セブンイレブンの上のデニーズがなくなってるし(デニーズって普通なくなる?)、確か治療院だったところが何かのお店になってたし…(汗)
スイーツフォレストの下は伊勢丹だったのにすぐに変わるし、ヤマダ電器も前はSATYだったし…そうそうヤマダ電器店員、自分のお店で売っているものくらい把握しといてくださいよ、新人?とかそういうのは普通通じませんぞ!と、関係ないけど文句も言ってみる。。

ある区画をちょっと歩いただけでこうだから、正面口側もまた変わってるだろうなぁ。最近はツタヤと銀行とパン屋さんくらいしか行ってないから。Trainchの周辺はわかりますよ。でも丸井の後はもう何年空きビルなんだろう?(入ってたらスミマセン)
小さくてもいいから百貨店を望みます、個人的に。。(専門店ばかりなので「傘」とか「マフラー」などを買う時の不便さといったら!…)または東急ハンズさん熱烈歓迎します、個人的に(笑)

南口の新しいオシャレなドラッグストアも閉店したし、随分前だけどメリーチョコレートがお花屋さんになってるし(これはパリのお花屋さんみたいで素敵!)、私が浮世離れしているのか、新規開店→撤退のサイクルの早さにびっくりする。
それでも街としては繁栄しているんですよね?…ちょっとよくわからないところがあります。
でも私のこの疎さが、この地で無宣伝7年目というしぶとさにつながっているのかも…

写真は奥沢の住宅街に咲いていた、ちょっと可愛いガクアジサイ。
日が長い時期は、夕方のフラフラお散歩がいい感じです。
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身体の声を聴く生活

2007年06月15日 | 鍼灸・東洋医学
KIN13赤い宇宙の空歩く者(存在 持ちこたえる 越える/空間 探る 目覚めの状態)

今週はじめから身体が若干変調している。
原因はよくわかっている。久々に「怒り」の感情を誘発された上に、寝冷えしたからだ。梅雨入りもあった。

怒りは「肝」とつながり、風(邪)で悪化する。
足の指の間、胆経(肝経の表)のラインから排毒。2日間だけ水虫、とかいうことが冷えとりをしているとよくある。それも見事に経絡上に出る。薬などは決して使わず、排毒力のある絹の5本指靴下を履いていると自然に治る。今日はほとんど治まった。
施術に差し支えるほどではないが片頭痛、これも胆経上。脈は明らかに風邪が入っているが、半身浴では思ったほど汗がでず、抜けにくい。(普段、風邪は半身浴で抜くのだが。)

先週から妙に唇が乾いて、脾胃が落ちている感じがしていたのだが、さしずめ肝脾不和といったところ?
一昨日の仕事が終わると、頭痛が案外ひどいことに気づき、何が欲しいかと感じたらコーヒーとチョコレート。コーヒーを淹れ、お気に入りのベルギーチョコのミニバーが半分残っていたので、一気に食べてしまう。美味しぃ♪ そしてのどが渇くので水をどんどん飲む。カフェインは脱水を促すし。

適量のコーヒーは肝機能を良くすると近年言われている。私は酸味の強い(つまりより「肝」に働きそうな)コーヒーが好き。そしてチョコは甘いけど(甘味は「脾」)、五味で言えば「苦」だと聞いた事がある。つまり「心」にはたらく。少し摂ることにより肝→心→脾の相生ラインのバランスがとれるのではないだろうか?
そういえば「心」が弱りがちな真夏に杏入りのケーキを食べたとき(杏は「心」)、途端に目がハッキリ見えるようになった経験がある。目は肝と関係しているが、感覚器官全体は「心」の範疇だからかな。そしてやはり心が肝と脾を取り持っているのかも。

気功会に出るのを諦めて一眠りすると随分頭痛は治まって、すごく濃い排尿が。。一気に排毒したなぁ~、という感じ。
そして遅い夕食を作るためにスーパーに行き、食べたい味を感じてみると、具だくさんのお味噌汁に少し辛味があって、生姜が入っている感じ。それで久々にお肉を入れたくなり、何の肉?と感じたら鶏肉。鶏はやはり「肝」である。
外食やお総菜では時々食べるけど、肉を自分で買うのは多分今年はじめて。

鷹の爪の小口切りと生姜のみじん切りをごま油で熱して、鶏を炒め酒で香りを出し、あとは出汁とありあわせの野菜と味噌を入れ、豚汁の鶏版みたいなのを作って食べた。すご~く美味しかった
トウガラシの辛みは「肺」にはたらき、生姜や根菜類は「腎」に関係していると思う。味噌はしおからいし豆だから腎?でも甘味もあるし、脾とも関連していないかな?総合的に五味のバランスがとれているのではないだろうか。
あとはホメオパシーで生命組織塩や微量元素の調整をしようと思う。

勿論、風邪ひいて頭痛の時に必ずしもチョコや鶏肉が良いわけではない(むしろやめたほうがいい場合のほうが多いかも…)。でも「身体の声を聴く」と、こういうこともある。(ご興味がある方は五臓の色体表をご覧ください。)

私はこんなふうに、衣食住の中で身体をメンテナンスするのが基本だと思っている。そのほうが上等だと感じるから。自分に鍼を打ったりするのは奥の手。
それにしても根本はやはり「怒り」つまり、内因(病因のうち感情によるもの)だ。単なる外邪性のものより、邪気の抜けが悪い。怒りを誘発するものとの距離を充分に置くことができない、まだまだ未熟者だ… 

でもこうして書くことよって感情が整理されてくるようで、目をつかってパソコンを見ているのにどんどん頭痛が軽くなってくるのはびっくり。自分だけでどうこうしようとするのを諦めて、天使にお願いしたからかも


写真は奥沢の「とがし喫茶室」さんの、器の見た目まで美味しい珈琲。
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逆走する女

2007年06月10日 | 日々のあれこれ
KIN8黄色い銀河の星(完全性 調和させる かたどる/気品 美しくする 芸術)

不安定な天候が続きます。梅雨に入りそうで入らない、降りそうで降らないと思ったら突然の雷雨とか…。
それに今週後半から始まる水星逆行の影響がもう出ている感じがします。この不順な天候や気圧の変動に加えて、ものごとがスムーズに進まない、回らない感じがあります。私も今、あれもやろうこれもやろうと頭では思うのですがどうも身体がついていかない、他のことに気をとられる、アイディアがうまく噛み合わない…という感じです。
こういう時は無理をしないに限ります。今「怠い」とおっしゃる方がとても多いですが、デトックスにはいい時期なので、ゆっくり半身浴で汗を出して身体をケアしたり、片づけものや掃除にはいいはず…(苦手なのでこれもイマイチな私ですが…(汗))

さて逆行からの連想ですが、逆走する女…私は昔、友人間でそう呼ばれたことがあります
文字通り、車やバイクでロータリーや一方通行を逆走すること数回
なんか対向車多いなぁ?…で、気づいた時はパニックですが、周囲のほうが大パニックでしょう 大迷惑極まりない。よく事故を起こさなかったと思うと本当に冷や汗です。
…今は車もバイクも乗ってませんのでご安心ください。

それから会社員時代、作成に何ヶ月もかかった重要書類の完成にあたり、最後のホチキス止めの場所を左右反対に…。
でもその時の私は絶対ここにホチキス!と思って打ったので、逆だと言われたのはかなりショックでした。
経営会議にかかる書類で部数も多く、ホチキスのやりなおしは美観を損ねるということで、そのまま全役員の手に渡ったのですが…なんとも後味の悪いことでした

旅館で浴衣を着ると、必ず襟の合わせ方が逆だと言われます だから自分が逆だと思う合わせ方で着るようにしているのですが、それでも逆だと言われるので余計混乱してしまう…今は人に聞くようにしています。。

極めつけは、経絡の流れが時々わからなくなることがありました(一応過去形で…)これはマジでですね…。
ビーマーライトペンのコースの時、経絡を逆ストロークしてしまった時はトホホの極みでしたが、でも逆行している感覚がなかったんですよね。。
実は経絡については、どうも深いところで逆行する流れを感じることが多く、それとシンクロするようです。これはもう少し調べるつもりですが。

でも今はしっかり基本を確認していますので大丈夫ですよ!と、営業上明言しておきます(笑)

…カミングアウトしちゃいましたって感じ
今日のキーワードには似ても似つかぬ、不調和&ガサツの極みですみません。
(せめて季節の画像を…「墨田の花火」という紫陽花です^^;)
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ロックなこと

2007年06月05日 | 音楽
KIN3青い電気の夜(奉仕 活性化する つなぐ/豊かさ 夢見る 直観)

某所に書いたのだが、先日FMをつけた途端流れてきた音…1秒で認識したくるりの新曲、JUBILEEにヤラれてしまった(最近いろんなものにはまるなぁ…)。
ウイーンでのレコーディングを経て帰国したばかりの岸田繁氏のインタビュー番組だったが、昼の忙しい時間だったので彼の話は殆ど聴いていない。でもライブのチケット先行予約の告知があり、ほぼ無意識のうちに電話がつながってチケットをゲットしていた(汗)。その後いそいそとCDを買いに行き、今月末発売のアルバムも買うに違いない。
1秒で生活を変える音楽の力 それに翻弄されるのも幸せというもの。

くるりを好きなのはロックバンドだから。今、日本で「ロックバンド」と呼べる第一線のバンドは数少ない(あくまで私見)。
自身と音楽に真摯に対峙するバンドなので、彼らが周囲と対峙してしまうと軋轢もあるかもしれない(…よく知らないけど

アルバムによって全然カラーが違う。全くひっかからずにスルーする時もある。でもゆらぎやゆるさの中のものすごく堅固なゆるぎなさ、が好きだ。ロックだ
つまりはロック好きなのだ私は 言いたいことはそれだけだ(笑)

…身も蓋もないのでもう少し書くと、くるりの歌詞は「失われたものについて」が多いように思う。
真摯に自分や何かに向き合うことは、こだわりやしがみつきも生みやすいけど、逆にそれらを手放すことが生み出すことにつながる、それは生きること自体の矛盾であり真理だ。

今思いついた素敵なことも、1秒後には既に過去のものだ。一瞬一瞬を大切にすることと、それらをいかにリリースしていくかということ。生きていくことは手放すこと、それしかないのでは?

根を張りながらも手放し続ける、呼吸をするように。吐かなければ吸えないのだから。それも大きく。
手放しは痛みをともなうが、それしか前に向かう道はない。そういう意味での戦い、それがロックンロールだ。転がる石にはコケがつかない。

歓びとは 誰かが去るかなしみを
胸に抱きながらあふれた
一粒の雫なんだろう
(「Juvilee」より)


…頭でもハートでも散々わかっていた「手放す」「捨てる」「片づける」「掃除する」ことの大切さが、ガツンと腹まで落ちてきた。
(つまりまたお片づけで困っているということだが)手放すことを歓びとしていきたい。
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