先日のランコの怪我は、蹄の上の部分で、肢の内側。酷い怪我でも、包帯をしっかり巻いても歩いて動かず、草や木などにぶつかることも、それほどなかったと思われます。
今回のココの怪我は、とても動く関節で、歩ごとに何かに当たりそうな場所で、触ると痛がります。持っていた道具は、ゲンタシン、ワセリン、伸縮包帯、ガーゼ、紙テープ。
傷口は膿んでなく、すでに乾いています。一部深そうな所もあるのですが、痛がるので確かめられません。泥の中も歩くはずなので、最初にゲンタシンを塗ることにしました。包帯は、軽く巻いて、紙テープでおさえ、様子をみることにしましたが、すぐにとれてしまいました。球節だけではなく、上の方まで巻けば紙テープでも留められるかもしれませんが、そんなに包帯が無かったので、試せませんでした。そこで、以前から試そうと思っていた、あの厄介者を使ってみました。
全然取れません。さすが、一冬中、ポニー達に取り付いてる「ヒッツキムシ」です。
でも、時間がたつと、包帯が、ずれて、傷口が出てしまいます。関節の動きが大きいのです。
巻き方を変えました。
球節の後ろを開けました。
傷口を覆う包帯の向きを変えたので、関節を曲げても対応できます。
まだ、青いひっつき虫ですが、威力は充分。
中は、今度は傷口にたっぷりワセリンをぬり、その上に、ワセリンを塗ったガーゼを当ててあります。
ポニーを繋ぐ場所も、道具もないので、ポニーが嫌がる前に終了したいので、この日は、ここまで。
ワセリンを塗っている時、ココは痛がりました。逃げ出されては、何もできなくなってしまいます。キリの良い所で終われるように急ぎましたが、それでも、ココは、私の右手と左手を両方で、5,6回は噛みました。薬をぬったり、ヒッツキムシが付くので、素手でした。
最初の一噛みにビックリしました。噛まれる事は予想してましたが、歯が当たらないのです。
上下の唇か、舌で、私の手や手首を銜えるだけなのです。手の動きを止めるほどの強さはないのですが、パク、パクと噛んで(?)来た時の柔らかい感触は、忘れられません。ずっと、忘れないでしょう。