やれやれ、

それは、そろそろ馬小屋に戻ることを考え始める頃でした。

Ｈさんが、見知らぬ人たちと、放牧場に入って来ました。



ココ　　「あのトラックの荷物はナアニ？」

Ｈさん　「ココが脱走出来ないように、柵を作り直すんだよ。」



ココ　　「あんなこと言ってるよ。」

ランコ　「私は関係ない。」

先日、「完敗」と言ったのは、ココの脱走の事でした。
ココは、柵をくぐって脱走するものばかりと思っていたのですが、最近、飛び越えることを覚えてしまったのです。

しかも、私が口を噤んだのに、ココは、自ら、Ｈさんの目の前で、それをご披露してしまったそうです。



ココ　　「出ちゃおうかな？」

だめ！

これは、ココが柵の外に出ようとしてる前触れなんです。
くぐれそうもないと感じると、飛ぶんです。




ココ　　「この位なら、飛べるよ。」

だから、だめだって！