ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME7 XXVI : The King of the Golden Hall (1)

2006-02-10 22:00:08 | Tolkien・HoME
最初の下書きでは,ガンダルフが(ギムリと一緒に),アラゴルン,レゴラスとは分かれて,先にEodorasにやってきます。

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ガンダルフは「その王宮の建物群はEodorasと呼ばれる。そして黄金館はWinseldじゃ。そこにはセンゲルの息子,ローハンのマークの王,セオデンが住まわれる。我々は日の出と共に訪れる。道は平坦じゃ,急げ!」と言って,飛蔭に話しかけると,弓から放たれた矢のように走り去ります。取り残されたレゴラスはびっくり。(笑)

アラゴルンとレゴラスは,エント川の川原を渡り,ローハンの王家の7つの墳墓の傍を通ります。(近づきつつある春の予感の描写がきれいです。)レゴラスはRohirothがここに移ってから闇の森で200回以上紅葉があったと語ります。(正式版は16の墓と500年の歳月。ちなみにRohiroth(→ロヒアリム)の祖先は北の民族と言われていますので,レゴラスにとっては元々,隣人のようなものですね) しかし,彼らが北に住んでいた頃の話は今は歌でしかうかがえないし,言葉も変わってしまった,と。(その時代200年でそれは早くないか?(汗)→だから500年になったのね)

そして彼らが到着すると,騎士達が案内してくれました。そこにはセオデンと一緒にガンダルフ,そして足元にギムリが座っていました。
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はは~,これはかなり正式版と違いますね。まだグリマもいないし,黄金館の入り口で,武器を取られてブツブツ言ってる凸凹トリオ(笑)の描写がありません。ローハンの人たちの疑わしげな態度もなし。

ここで,改訂版です。(クリストファーさんは「強烈に"Beowulfian"な」と言ってますが,私は"Beowulf"を知らないので,何とも言えなくてすみませんが。。。)

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‥彼らは,吹きっさらしの門に到着。鎧をまとい,馬に乗った男が聞き慣れない言葉で話しかけてきます。"Abidath cuman uncuthe! ...(おいおい(汗)ホントに聞き慣れない言語が書いてあるので,パス(笑))‥‥アラゴルンはこの言葉を理解し(名前を目的を訊いているそうな),自分とレゴラスの名前を紹介,セオデンに会いたいと告げます。
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Run!Run!Run!