脱JWをして、この時点で、キリスト教にも他の宗教にも、神という概念にも信仰を持っていませんが、今まで絶対の信頼を置いてきた「聖書」というものの、素性を知りたいと思って時間がある時に色々調べています。
私はあの、JW時代使っていたものだけが聖書というのだと思っていたのですが、
それ以外にも外典偽典と呼ばれる、いわゆる、かつては聖書の一部だったと思われるものが存在しているらしい!
と知った時はちょっと衝撃を受けました。
一応外典について、Wikipediaではこんな説明がされています。
以下引用:
外典(がいてん、Apocrypha)とは、ユダヤ教・キリスト教関係の文書の中で、聖書の正典化作業の際に正典のリストに加えられなかった文書を指す。経外典(けいがいてん)とも。 アポクリファとは、ギリシャ語のαπόκρυφος(隠されたもの)に由来する言葉である。
正典と外典
文書の成立時点において正典・外典ということが意識されていたわけではなく、正典か外典かということは後代の人において判断された。ある時代において聖書の正典を選択した人々が、文書の内容をどのように判断したかということによっている。
引用終わり~
つまりどこかで、誰かにより端折られたのが外典みたいな感じですか?
その中には信ぴょう性の薄いものもあるらしいのですが、なぜ聖書枠に入らなかったのか理由が分からないものもあるらしいです。
(参考:「ナグ・ハマディ文書1」荒井 献 他 岩波書)
ヘブライ語で書かれていないのは偽、という見方もあるようですが、聖書から外されたものの中にはキチンとヘブライ語で書かれていたものや、原文がヘブライ語で、後に他の言葉に翻訳されたもの、エジプトなどの敵国にいたため、別言語で書かれた背景があるものなどがあるらしく、
一概に言語問題が信憑性にかかわっているとは言えないみたいです。
で、外典の内容をダイジェストで読んだ私の感想は、
イスラエル人の一神教を否定するエピソードや厳しい規則から逸脱したような状態があったことを表すエピソードがある書は抹殺されたのかな、
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もし!エホバの証人の統治体が聖書を編纂するとしたら、そういうことって起こりそうな気がしますもん。
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具体的には、旧約外典偽典概説 レオンハルト ロスト 著 という本を見ると
外典の一つ「ヨベル書」の中には
「アブラハムはイサクの誕生日に仮庵(かりいお)を地上ではじめて祝った。」
というくだりがある。
聖書の中でもヨブが「自分の日を祝っていた」とありますが、イスラエル時代もやはり誕生した日はふつ~に祝われていたのではないかな?とこれを読んで思いました。
(JW的なところについつい引っかかってしまってすみません。
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特に印象に残ったのは、イスラエルの中でも命にかかわるような場合や緊急の場合、安息日などの決まり事がちゃんと大目に見られていたエピソードや(輸血で殉教も辞さないエホバの証人はこういう所に注目してほしい)、エホバ以外に他に信仰されていた神がいたこと、魔術や心霊術などの使用などなど、
ファンダメンタルなキリスト教を教える人なら「なかった事に」
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あと、聖書学者が「これが外典っていうならソロモンの色ごとを描いた書は一体なぜ聖書に入っているのだ」と書いている本や記事があったので、
やっぱりみんな、ソロモンに関しては思うことが同じ
と変に納得してしまいました!
(=^▽^=)
300人の妻に700人の妾だったっけ!毎晩、一人とセックスしたとして約二年と10ヶ月で一回りだよね~「あれっ、君の名前は何だったかな?」ってなるよね。
ホンマに、どんだけぇぇ。
で、私も誕生日は多分祝っていたと思います
突然乱入失礼いたしました。。
たぶん、名前は最初から聞かないでしょうね。上げ膳据え膳ってことで!
●300人の妻に700人の妾だったっけ
これ、言うのはばかられるのですが、ここだけの話、、、それだけ相手してたら、王様というより、ソロモンのほうが売春でもしているような気分になったりしないのかな~
ダビデは人妻キラーですよね~。たぶん年上とかも好きだったんじゃないかな。
●で、私も誕生日は多分祝っていたと思います
私もそう思うんです。誕生日祝わなかったら、何を祝えっていうんでしょうかね~
ユダの手紙の中には
偽典のエノク書の記述をベースにしたものもあるし
JWが「霊感」の中で言っているように
「これがキリスト・イエスや初期クリスチャンの会衆により、霊感を受けて書かれた聖書として受け入れられていた目録または正典でした。」
なんて単純に言える代物ではないですよね。
バート・D・アーマン著「捏造された聖書」を読むと
JW組織がいかにいいかげんなことをさも確定した事実のように教え込んでいたかがわかります
●偽典のエノク書の記述をベースにしたものもあるし
そうそう!そうなんですよね~、「正典」で引用されているものが偽だったらおかしいはずです。
●「これがキリスト・イエスや初期クリスチャンの会衆により、霊感を受けて書かれた聖書として受け入れられていた目録または正典でした。」
あ~、霊感、そんなこと書いてありました~?
ほんっと、霊感って本は怪しい本でした。
誰も知らない啓示の書の断定ぶりはまだしも、世界の学者が研究している聖書文章って考古学をみょ~にさっくりと断定してるところが、とっても疑問の香りがしましたもの。
ちなみに、哀歌については現役時代不勉強だった私も、不思議に思い、霊感の本をじっくり読みましたが、全然説得力がなく、しどろもどろって感じで、
最後には「愛は死よりも強く」だかなんだかって聖句と、エホバの名前が出てくるので、霊感を受けてる、みたいな。
●バート・D・アーマン著「捏造された聖書」
これは未チェックでした!読んでみたいと思います。