パーフェクトワールド

現在はゆっくりの更新ですがよろしくお願いします。

子の心、親、知らず

2007-12-29 03:38:20 | ●日々のJW生活報告
JWを辞めるにあたって母の反対があって、これはいろんな方のコメントやブログを見ても分かるように2世にとっては誰もが経験する、避けて通れないところなのですが、

一度は自分もJWだったから、母の気持ちも言い分も分かる。

それにしても、、、その言い分を聞いているとどうしても芝居がかってるとかんじてしまうんです。愛している、とか、毎日が辛いとか、死んでしまいたいとか、

うう~ん。

これって、やはり、長年JWやってるとものみの塔口調になるのか、それとも考えることが、ものみの塔の台詞でしかないのか、その両方かもしれませんが、とっても気になります。向こうは一世一代の説得をしているつもりなのかもしれないけど、こっちは、相手がものみの塔か書籍を棒読みしてるような、そんな気にさえなる。

愛しているのよ

という、言葉を発する前に愛とは何かとか、少しでも考えたことがあるんだろうか。エホバはあなたを愛しているのよ、とか会衆はあなたを愛しているのよ、とか、エホバが悲しむ、会衆がかなしむ、霊がかなしむ、私を苦しめている、会衆や私の気持ちにもなってみて、

とか、私にはどうしても子供が駄々をこねているようにしか見えない、聞こえないのです。

自分の子は(真理を離れたら、明日にもくるかもしれないハルマゲドンで滅ぼされるから)死んだも同じ。とか言う。



これは世の雑誌で読んだ話だけど、がんに侵された小学生の男の子が、延命のために足を切断しなくてはいけないという話があって、

その子は「僕はサッカーが好きなので、サッカーのために治療もがんばってきた。やっぱり最後の日々は病院で寝ているより自分の足でサッカーをしていたいから、延命のための手術はしたくない」というんですが、親はそれを受け入れる。という経験談がありました。

子供を「愛している」親なら子供と少しでも長く一緒にいたい、だから足の切断もしてほしいと思うかもしれないけど、子供を愛しているから子供の意思を尊重する。これが普通なような気がします。


JWを辞めると死んだも同然というのなら、本当に死に直面している親子を考えてみたことがあるんだろうか、と思います。


延命治療は辛く、長く、しかも効くかどうかわからない。延命治療をしていたら、時間も体力も取られ他の事が何もできない。子供も作れないかもしれない。だったら残された日を思いっきりすごしたい、という選択だってあるはず。

普通親はそれを「残された親の気持ちにもなってみろ」とか「あなたがどんなに回りの人を悲しませているかわかっているの」とか「利己的な願望を追い求めている」とか、言うだろうか。。。


JWに例えてみると、JWでいたら(JW教理の上では)ハルマゲドンで救われるかもしれない。でもそれは最後の試みだとか、日々の生活でダメになることもおおいにある。

それに引き換え毎日の奉仕、集会、仕事の制限、精神的な苦しみ、結婚や家族を設けることの極端な制限、世の中との摩擦、、実際に「普通」に生活できないので、ハルマゲドンで滅ぼされるかもしれないけど、自分の人生を精一杯生きたい、自分の家族を持ちたい、親を悲しませて申し訳ないけれど、でも行かせてほしい。

と主張する子供とどこが違うんだろう。
同じくJWを辞めることで子供は死んだも同然と思っていても子供の選択した人生を尊重する、という概念はJW親にはないのだろうか。と思う。


私は親にJWを辞めるくらいなら死んでてくれたほうがよかった、と言われた。これは他の子供が離れたJW親たちがたまに口にすることなので、あまり驚かなかったけれど、やはりこういう発言をされると、エホバの証人という宗教がいかに人に有害かしみじみ思いしらされます。ね。

信仰を持っていて死んだら復活の希望があるからいいけど、今、生きていてJWを捨てると復活がないし、ハルマゲドンで滅ぼされるので希望のない、死んだ状態と同じ、

という意味なのだけど、輸血で死んだ、とかそういうニュースがあると、JW内では「離れた子を持つよりは信仰をまっとうして死んだ子を持つほうがよい」というような会話が交わされることがある。


自分が子供の頃、会衆のある姉妹が「私の子は死んだ」といっていたので、本当に死んだんだと思っていた。後で普通に生きてるところを交わりで家にお邪魔したとき知って「あれ、死んだんじゃ、、」とびっくりしたんだけど、

ふつ~に元気なお嬢さんがいた。元気に挨拶して家を出て行ったけど、

今、あの子の気持ちが分かる、、


ところで、先にあげたがんにおかされた男の子の話だけれど、その子は「僕は今まで生きられて十分幸せで満足してるんだけど、お父さん、お母さんが悲しんでいるのを見るのが一番辛いです。ぼくが行った後も悲しむのかと思うと気がかりです。僕はそんなに不幸ではないことをいつの日か分かってくれるといい。」といっていた。

同じように、自分の感情ばかり大切にするJW親も、離れてゆく2世が一番心配して、辛く思っているのは親のことだということ、

そこのところを「大人」になって分かってほしい。

エホバの証人の子供と祝日

2007-12-24 06:40:09 | ●2世問題
クリスマスにせっせとブログ更新!!!

でも悲しくない!

だってあたし、エホバの証人だったも~ん

ってことで、いってみよう~


みなさん、ある時目覚めよ!でエホバの証人の子供たちという(ような)題の特集があったのを覚えておいでですか~????

残念ながらタイトルとか年数とか覚えていないんですが、そんな最近でもないし、そんな大昔でもない()なあ、、

そこではJW2世の子供たちの顔写真とコメントが載ってたんですよ。

JW2世は祝日を祝えなくてかわいそう、という意見への意見、みたいなものだったんですが、


こんなような事がかいてありました。


「祝日を祝えないからといって損をしているとは思いません。僕のうちでは普通の日にパーティーをしたりしています。」

ウソつけ!

いや~、この子の答えが模範解答でかなしい。私もよく集会とかで、「他の日に楽しみを設けて子供に損をしているという気持ちを起こさせないようにする」といわれていたのを聞いていたけど、

実際には平日にパーティーしようたって、出来ないのが現状ですよね。

クリスマスとか、正月とか、世の中全体でおしてくるイベントでさえあたふたしたり、緊張がたかまったりして、やっと24日に家が片付いて、ぎりぎりでゲストを迎えたり、、

そんなのが現状じゃないでしょうか。

それを、

9月23日

とか、とってもなんでもない日にパーティーをする予定を立てても、まあ、何の盛り上がりもないというのもあるけれど、絶対普通の家ならお流れになっちゃうんですよ!


とうわけで、エホバの証人の子は結局一年中パーティーなし。


あと、この発言は忘れられません。

「学校のパーティーには出席できませんが僕はJWで損をしてるとは思いません。だいいちカップケーキと歌くらいでパーティとはいえません


うっあ~~嫌な子だな~~~


もし自分に子供が出来たら、こんなことをいう子だけにはなってほしくない!!!


いや、、多いですよね、こういう発言をするJWの子供たちって。


それにしても、この雑誌を読んだとき思ったことは、
「損をしていない」「JWでも同じくらい楽しいことがある」「決まった日に贈りものをもらうより、一年中ギフトをもらえるほうがいい」とか、、

損特、誰が誰より幸福か、

とっても自分勝手な発言の連続なんですよ。

前にも書きましたが、エホバの証人というのはよく「別に誕生日を祝ってもらいたくない」とかは言うんですが、
「誰々の誕生日を祝ってあげられなくて心苦しい」とはは

絶対言わないんですよね。


例えばおじいちゃん、おばあちゃん、
孫が自分の誕生日を覚えていてくれて、わけの分からない手作りのギフトを用意していてくれた、なんて事、うれしいですよね。

それが出来ないのは悲しいという代わり、

誕生日やクリスマスの贈り物は「良心的に受け取れる」とか他の日に贈り物をもらってるから悲しくないとか

そういう事ばっかり言ってるんですよね。


こういう環境で子供は利他的に育つでしょうか。

「いいとこ取り」エホバの証人の大きな幻想

2007-12-21 20:33:05 | ●海外のJW事情
さて、「いいとこ取り」という言葉を以前いくつかのブログや掲示板で見かけました。最近リアルでも自分のまわり(JW関係)で「いいとこ取り」という言葉をいろんな人から聞くので、ちょっとこの「いいとこ取り」について考えてみました。


いいとこ取りというのはもちろん批判の時に出てくるのですが、例えば私が自然消滅を望んでいるという事に対し、組織を信じていないのに白黒つけないで、「制裁」も受けないでエホバの証人の良い関係だけは享受したい、いいとこ取りでずるい態度。

という感じに。


また日本人の姉妹からもらった手紙に「最近は組織の要求をはたさないで、エホバの証人の兄弟関係だけ楽しみたいといういいとこ取りの人が多い」

な~んて。

「いいとこ取り」という言葉、JWの中で流行ってる?


なんて思わせる場面が他にもいくつかありました。

ちょっと反撃させてもらうと、自然消滅だとJWとも普通に交われるので制裁にならずずるい、という考えですが、これからも「交わろう」と思ってるのは「エホバの証人」である前に自分の「肉親」であり、エホバの証人である前に「自分の友達」であって、ずるいとか、制裁を受けるべきであるとか、懲らしめにならないとかいわれる筋合いはないと思う。

(もちろん、その肉親なり友達なりが、「私」という人間の前に「組織に不従順な人」というものを重要視して、付き合いをきりたいというのなら、それはそれで。ということで。)


さて、「いいとこ取り」とは何のどこが「良いところ」なのかよく分からなかったのですが、(JWでいていいことってある???)要するに

「世界的な暖かいエクスクルーシブな兄弟関係」であるらしい。


エクスクルーシブ、ってところ傲慢じゃありませんか!??
イエスのたとえに出てくる良きサマリア人はエホバの証人だと言っておきながら
「エクスクルーシブ(排他的な、つまりJW内に限定された)兄弟関係が存在するという矛盾。


ばかみたい。といってしまえばそれまでですが、ちょっと考えてみたら、どうもエホバの証人はこのエクスクルーシブな兄弟関係というのをどうも「エホバの証人であるから得られる特典」のように思っているようなんですよ。


それは国際大会などのイベントになるとハイになるJWを見ると分かります。初めてあった人でも「JW」だから打ち解けて国籍が違っても、言葉が通じなくてもすぐ特別な感情で結びつく、

こんな関係は他にない。

と。


だからエホバの証人は本物だとか、すごい。とか。


水を差すようだけど、こんなイベントでのかかわりなんて友情でもなんでもない、普通に、ちょっと発展途上なかんじの外国にいけば、一般の旅行者でも同じような体験をするし、都会でも起こる。(例えば全く赤の他人の日本人同士が旅先であって助け合うというのはよくある話)

国際大会というイベントを終えると、自分の会衆の成員に対してでさえ助けを渋るようなエホバの証人である、ということを忘れてはいけない。


日本のJWは日本人の国民性しての親切さを「JWだから、、」と勘違いして、それがそのまま外国でも「デフォ」で当たり前に通じると思っているところがある。

それに加え外国崇拝もあって、ジェスチャーがオーバーなアメリカ人あたりを「ハグされたから」といって愛にあふれていると早とちり。


(ところで私の以前いた会衆で、お年寄りの一人暮らしの姉妹が一人でなくなっていたのを誰も気づかず、1週間そのままだったという出来事がありました。発見したのは実の娘。彼女も周りにJWがいるからということで、母親が電話にでなくともそのままにしていたらしい。1週間たってこれはおかしいのでは?と遠くからやってきたらこんなことに。という事だった。こういう事は世によくあるのと同じようにJWでもよくあることなのです。)


そしてその勘違いから、真理から落ちそうになった2世を外国に送り、そこで愛を実感させて組織に戻そうというエホバの証人の親御さんたちがいます。


はははははは。


それは、、普通に考えて、、、、ないだろう、、と思うんだけど、こうやって2世を最後の頼み、と海外に送る人があとを立ちません。


海外に住んでる日本人JWは1度や2度、こういうJWの世話を申し付けられたことがあるはず!赤の他人なのに「JW」だからということで、子供を心配したJW親から電話や手紙攻撃でその子の世話をしなければならなくなる。

困っている人の世話はいいですよ。自分も以前は助けられてきたんだから。

でも、問題は「信仰の番人」になることを迫られることですよね。親は子供の「信仰」や悪い交わりに染まらないか心配で、そういう事がないようにしてほしい。という。


いや~~~@@一体何様でいらっしゃるんでしょうか。

中にはそれだけで飽き足らず、30にもなる娘さんについてきて、会衆の人に挨拶しまくり、長老に「うちの娘をどうかよろしく」とわらにもすがるようにお願いにくる日本人JW親御さんもいらっしゃいます。


JWだから、信仰の仲間だから信仰を守ってくれる、という考え、メンタル的にも愛をもってサポートしてくれる、というのはもう、幻想中の幻想。そんなこと頼まれたって「どうしろと?」と長老だって思っています。


世界的な愛ある兄弟関係というのはJWだから自動的に得られるものではない。もし得られるものだとしたら、それはまた、架空のものに基づいた愛であって、あなた本人を見ての愛ではない、という事を踏まえて欲しい。


エホバの証人が得る国際的な兄弟関係というのはまがいものの愛。だからそんなものをもらっても「良いとこ取り」とかって思わないから!!!



初めてのクリスマスパーティー(笑)

2007-12-17 22:23:57 | ●日々のJW生活報告
なんか妙に初々しいタイトルですね。

さて、この時期になると現役時代は職場や学校「世」のお友達からクリスマスパーティーの誘いがあり、まさにクリスマスパーティと聞くと

戦慄

してました。


小心者な私です。


が、まじめに。どうやって断ろうか、断れない場合(会社の集まりとか)はどうしたらいいんだろうか、解雇??とかとか。色々考えて。


でも!今年はもうそんなことはありません!


というわけで、クリスマスパーティーというのは



淫行、飲み比べ、浮かれ騒ぎ、みだらな行い

がおこなわれていて、世の霊がうようよしているそうですから、大変興味深く、参加してみました。



うっ。

ただのつまらない会社のお食事会じゃないか~~~~


ものみの塔で散々教えられてきた浮かれ騒ぎのみ比べはどうしたんだ~


静かな地元レストランの一角のテーブルに座り、談笑、食事、食事の後にはちょっとお酒なども出たくらいで、それだけ。普段会わない部門の人と顔合わせ、という会なんですね、、。でもメールや電話でしかしらなかった部門の人と仕事以外で話すというのは大変良いことだと思いました。

会社のクリスマス会というのはこういう事なんですね。

現役時代はパートだったけど、やっぱり呼ばれて行けないと証言すると、上司がじゃあ、クリスマス会というタイトルじゃなければいいなら、名目をかえるから。
なんていってくれました。なんて優しい人だ、とかって思ったりしましたが、親睦と業務がスムースに行くための会ですもんね、こういう事かあ、

と今になって分かった。

クリスマス会っていったって、クリスマスの歌を歌うわけじゃなし。幼稚園じゃないんだから。笑


いままで何をがんばってクリスマスを避けてきたのか、ちょっとなさけなくなったホーリーナイト。

JW的DQNネーム

2007-12-16 01:03:19 | ●日々のJW生活報告
みなさん、DQN(ドキュン)ネームって知ってますか~?

DQNとは何か?はこちら→http://ja.wikipedia.org/wiki/DQN




DQNネーム(ドキュンネーム)とは簡単にいうと「DQN」(非常識)な人が自分の子供につける非常識な名前なのですが、一昔前なら「悪魔」ちゃんとか、ありましたね。ああいう名前です。


JW2世DQNが子供につけるDQNネームといったら、、私の時代は

義也、義弥(よしや→ヨシュア)などが典型でした!このお名前の方、すみません。別に他意はありません。ヨシュアに引っ掛けてないなら普通の名前だと思います。問題は日本人なのに

ヘブライ語の名前を強引にも子供につけようとする、そのJWDQNさにあると思います。



ペットにアガペーとかヘンな、名前をつけるJWとかいますね。


私は個人的にとってもDQNな名前を子供につけたJWを数人知ってますが、名前があまりにも非日本的なので、具体的に挙げるとすぐ顔が割れます、なので、載せられないのが残念~~~~~~。大体が聖書的名前や単語にかこつけて、聖書的な
漢字を当てはめた、そんな感じです。







あ、これはDQNネームではありませんが、アフリカ系の兄弟の名前は聖書的というか、、なんというかそれを超えたものがあるんですが、

女性ならリジョイス(喜び)とか、普通にありますね。

男性は


サンデー(日曜日)

とか、

ジャスティス(正義)とか、


サンクスゴット(Thanksgod)

とか。


日本のJW2世親もやるならこれくらいやって欲しい。


山田サンクスゴット兄弟。とか。

ものみの塔がネットでダウンロードできるようになる!というのは本当ですか?

2007-12-13 19:21:57 | ●もの塔記事/ニュース
日のそよ風の頃に園の中をあるいていると、蛇がこう言いはじめた。

「ものみの塔がネットからダウンロードできるようになる、i-podにも対応している、と組織が言われたのは本当ですか?」


それに対して女は言った。

「えっ。マジで~~~???」


最近の組織のやることは衝撃的です!!!



ダウンロードできるようになると、私たちのような散らす者たちに情報が渡ってしまうことになりますよね。

i-pod対応というのも、、こう最新機器と対応してると逆に神の組織という気がしないです。(笑)

よく分からないのはこういうところは進んでおいて、講演でPCの新しいツールなんかを使うのはよくないという。昔だって蓄音機やラジオを使った、なんて自慢してるくせね。



さて、ダウンロードにあたり一番問題になるのはJWがネット環境奨励されているような流れではないでしょうか~。


ネット→背教者との接触。


これは組織は懸念してないんでしょうか。それとも信者は絶対背教サイトには近づかないと???そうかもしれませんね。


自分が現役だった頃、ネットに接続があったし、普通にネットを使っていましたが、絶対背教サイトをみるどころか、検索にエホバの証人と入れたこともなかったです。


なんか背教サイトには「魔力」があってあけたら最後、信仰が破船するみたいな迷信を半ば信じていたし、最悪(笑)背教サイトじゃなくても、世の人のJW悪口を
見る勇気はなかったから。


なぜ信仰の破船がそんなに怖かったか、というと、やはりまだJWが唯一の神が用いられている組織で、その教理が重力の法則と同じように真実だと思っていたからです。
簡単にいうとここまでがんばったのに、せっかく「真理」を知っているのに、今離れ落ちてハルマゲドンで滅びるのは惜しい、そんな気持ちでしょうか。


まあ、若い人を除いてJWの中にはテレビさえも見ない、文明の機器も悪魔の誘惑、みたいなに思っている人が結構多いので、ダウンロード?i-pod?私にはわからんゎ~みたいな対応が多いのかもしれません。

一致した言語を話すエホバの証人(笑)

2007-12-10 07:34:30 | ●エホバの証人考
エホバの証人は一致した清い言語を話すようになる。


こういうテーマの地域大会ありましたね。


一致した清い言語とはなにか。まあ、神の言葉を学び、思いを変革させられて清い思いを語るようになるというのが建て前らしいのですが、

要は「神権用語」というJW用語を使って話をするようになることです。


励まされる、励まされない、つまずく、つまずかせる、なんていうのが一例です。


マイコン度が強く、、いや、霊的な人になると、手紙などもこの神権用語だけをつないで書くことが出来るようになります。あれは取りようによっては、新聞の切り抜き文字を張って書いた脅迫状のように異様です。


一致したJW用語は、また、お互いをJWと認識するための合言葉のようなものであったりします。


よく掲示板などでJWを語った教会の人がちょっと違う用語を使ってばれる、っていう事がありますよね。あなたはJWじゃないでしょう、みたいに。
具体的にはJWは組織を教会と呼ばず協会という。とか、そういうの。


英語でも同じです。

JW用語を他意なく、辞書で引いたらこれだったから、と間違ったりすると、「この人は本当にJW?それともスパイ?」というような、一瞬に疑惑の目をむけられるから、、面白い、、というか怖い。


外国人なら英語間違っても大目に見てもらえるでしょう、、と思ってしまうところですが、そこはJW,そう甘くはありません。JW用語はものみの塔や書籍に書いてある。それに精通してないのは勉強してない証拠!

と判断されるからおもしろい、、というか怖い。


勉強してるのに違う用語が出てくるのは背教者。

くらいに思われています。


油断もすきもないっ!



私としてはJW用語を聖句の一部であるかのように、神聖化、特別視するのはすっごく嫌でした。特権をあらわすタイトルもぎょうぎょうしいし。



一般の教会と違うところは伝道者をパブリッシャーと呼ぶところでしょうか、、。いかに「雑誌を配布する人」という役割が強いか、というのが分かるような気がします。いわゆる平教徒を指すときもパブリッシャーといいます。

あと注目したいのが排斥ですよね。エホバの証人の排斥処置がどれだけシリアスで厳しいものか知っていると、このDisfellowship(ディスフェローシップ)という言い方がなんか、、、さらっと「交友を絶つ」だけ、みたいな感じで、、外受けがいいとうか、いやらしい。すごく違和感を感じます。

証言する(ウィットネスする)も嫌いな言葉でした。



一応忘れる前にJW英語覚書、ということで英語のJW用語を載せてみます。英語版JWフォーラムに参加する時や検索をかける時、現役と偽って会衆に入り込む時などに使ってみてください。


●組織

統治体 Governing Body
忠実で思慮深い奴隷級 Discreet Slave
油注がれた者 Anointed One


巡回監督  Circuit Overseer
宣教者  Missionary
主催監督 Presiding Overseer
長老    Elder
奉仕の僕  Ministerial Servant
開拓者  Regular Pioneers
補助開拓者 Auxiliary Pioneers
特別開拓者 Special Pioneers

伝道者 Publisher
バプを受けてない伝道者 Unbaptized Publisher
不活発 Inactive

●奉仕

奉仕  Ministry
伝道 (field)Service
雑誌を配布するPlacing magazine
ビラ tract
時間を入れるCount service time
家の人 Houshold
証言する Witnessing


●集会

公開講演 Publick talk
ものみの塔研究 Watchtower study
書籍研究 book study
神権学校 Theocratic Ministry School
第二学校 B school

神権学校の割り当て Part
プログラムの割り当てtalk
注解 Coment

一日大会 Assembly
地域大会 Convention

●教理

輸血拒否 Refusal of Blood
排斥 Disfellowship 
排斥されたDisfellowshiped
(JW以外の人はJWの排斥についてシャンイングShunning(脇におしよけるの意)を
好んで使っています。伝道やニュースなのでよく聞きました。

背教 Apostasy
断絶 Disassociation (間違いご指摘ありましたので、変えました!)
淫行 Fornication
審理委員会 Judicial Committee (JCs)

●その他

日々の聖句 Daily trac(t)
牧羊訪問 Shepherding Calls


これらの言葉はここにアップしたらはやく忘れたいです。

集団圧力とエホバの証人

2007-12-10 06:15:07 | ●エホバの証人考
JW文書を読んでいて「異議有り!」と思ったこと、どれくらいありますか。
その時、疑問や異議をみんなの前で言えましたか?

私はマイコンがかかっていた現役時代にも疑問を感じたことや確信をもてなかった教えが結構ありました。でも疑問を口にしたことはありませんでした。


なぜかっていうと、その時は口に出すほどそれが間違っているという確信がなかったからです。 なぜ確信がなかったかというと、JWについて調べることが禁止されていたというのもありましたが、みんながこんなに信じているのだから正しいのでは、という考えも正直いうとありました。

特に外国にでてべテル派遣講演だのでお話が上手な兄弟なんかを見たり、反対にJW肩書きがなくても世で立派に成功している人たちが会衆にしっかり交わっていたりするのをみて、「こんな立派な人たちが信じているのだから確かだろう」


と思っていたんです。


エホバの証人が研究生を早いうちから集会につれてゆくように言われている理由は日本ではいわゆる「ラブシャワー」と言われる愛の大歓迎を受けさせ、気持ちよくさせるため、と思われています。

が、外国では研究生に対するラブシャワーというのはほとんどありません。数人が声をかけてくればいいほう。


なので私は、協会は研究生に「普通の、まともな、うまく行けば立派な人々がちゃんと信じている教理」=真実だと確信させるためではないかと思います。



みんながやっていることは正しい。


いわゆる一種の集団圧力にかけようというのでは。と思うんです。


その証拠に雑誌でどの宗教が本当の宗教か、なんていうトピックがでると、もちろんそれはJWだ、と書きたいのだろうけど、「証拠」がない。なので、遠まわしに「みんなが真実だと言っている」みたいなあいまい~な書き方をしますよね。

たとえば「アグネスはエホバの証人のクリスチャンの集まりに出たとき、あふれる愛を感じました。そこにはきちんとした身なりの礼儀正しい人たちがにこやかに、平和に会話を楽しんでいて~中略~ 私は人々の間に愛があふれているのをみてエホバの証人が正しい宗教だと確信しました、と興奮して語りました。」

な~~~んていうのが載ってますよね。


アメリカの心理学者・ソロモンEアッシュという人が集団の圧力についてこんな実験をおこなっているそうです。


6人にまず、長さ10センチの線を見せ、「次に表示するボードの書かれた3つの線の中から同じ長さの線を探してください。」といいます。


ボードには

A 5センチ
B 10センチ
C 15センチ

の線が書いてあって、答えはBだと誰が見ても簡単に分かるようになっています。でもこの被実験者6人のうち5人は「さくら」で、わざと違った答え(A)を選択するよう前もって決められています。

何もしらない6人目の被実験者はテーブルの最後につかされて、最後に発言をするようにセッティングされてます。


なんかもう分かってきたと思いますが(笑)、そうなんです。5人がわざと間違った答えをすると、それが明らかに間違っていても約3分の1の人がその意見に従って間違った線を選択するようになるそうです。


これが「絶対正しい答えが明らかな」知覚問題ではなく、白黒がつきにくい社会的テーマになると約70パーセントの人が意見を変えるそうです。



エホバの証人の集会に行くとき、「世間」の人数からいくとほんと少数ですが、大勢→みんなと認知されるだけの数は集まっていますよね。その人たちが一致団結して同じことを唱え信じている。


ものみの塔研究の朗読は無駄だとか、注解は自己マインドコントロールに一役かっているのではとも言われますが、そのほかに集団で同じことを唱える→みんながきちんとこれを信じているという安心感を得させるための役割があるのかもしれません。

これはJWを好意的に思っている研究生とか、確信を得ようにも経験なさから確信が得られない2世を熱心なJWにする後押しには、、、十分である時もある、

と自分の経験から思います。




これが真理である!!!

2007-12-06 00:28:21 | ●エホバの証人考
以前小売の仕事をしていた時、「業界一番の売り手」というセールスマンに会う機会がありました。

話を聞いてみると、売り上げ一番の秘訣は、、、、。


薦める商品を断定する


だそうです。


やり方は簡単。数ある同じような商品の中から一つを選び、「実はこれが一番なんです。他の商品はここだけの話ですが、よくないですよ。」と断定する。

こうすると、損得を考えず、自分だけに本当のことを教えてくれる誠実なセールスマンであるというプラスの評価と、同時に自分だけが得な情報を知っているという優越感をお客さんに与えられる、わけです。


ついで、先ほどあげた商品の長所を説明します。


ここが一番の売りポイントなんですが、ここで商品を絶対的に「一番良い」「これしかない」と断定すると、ほとんどのお客さんが拍子抜けするほどあっさりその商品を買うそうです。




私も違う商品でこの方法を試してみました。これがやっぱり面白いほど売れるんですよ!


たとえば化粧品だとします。私はその「自分が決めたベスト商品」をいつも手元に持っていて、同じ種類の商品を見てるお客さんに話しかける際におもむろに取り出し、これが一番ですよ。というだけです。2、3、他の商品を理由を挙げてけなし、2,3推している商品をほめる。

ポイントは断固として確信をこめること(笑)自分の好きな商品であると確信をこめる時もぐっと力がでます。


言っている事はウソではないのでこちらも良心はとがめません。でも絶対的に真実かというと、違う。真実は他の商品もいい所があるし、推している商品も使う人によっては悪いところもある。つまりは相対的なんです。でもそれをあえて、絶対的であるかのように断定すると、お客さんはかえって安心するんです。

本当は「この商品は絶対に一番いい。」ではなくって「この商品は私からみたら絶対一番いい。」のですが。そう言うと絶対売れません。(笑)


私はこの方法でそのお店でトップセラーだったし、私の推してる商品は店長に前もって注文を増してもらってました。

ところで蛇足ですが、この商法は言語が出来なくても効きます。(笑)私はあまり英語が出来ない頃セールスを手伝っていたことがありますが、「これ、ベスト」っていうだけ(あと、数点のセールスポイントと他の商品の弱点を暗記しておくだけ)で日本人に日本語で売るのとほとんど同じくらい売れます。老若男女国籍問わず。




良く考えてみるとエホバの証人も知ってか知らずかこの方法を使っていますよね。

聖書の解釈を断定する。という事だって、めちゃくちゃな解釈でも断定しているからこそ妙に説得力がある。たとえば啓示の本ですが、クリアな頭ではバカバカしくて笑ってしまいますが、ちょっとマイコンがかかっていると、こんなに奥深い事柄(笑)を次々と断定して明かせるんだからすごいなあ、神の導きなんだろうな。

と逆に私は感銘を深めました。


啓示ほどぶっとんだ本じゃなくても、家に来たJWが何でも聖書から答えを「断定」する様子をみて、確かな確信やこの人が真理であると言う事は真理である、という印象を受けた人も多いはずです。

しかも「これが宇宙の真理である!」とまで言っちゃうんですから、そこまで壮大なことをこれだけ断定するのにはなにか理由や証拠があるんだろうな、とか、常々人生や哲学や存在意味なんかに悩んでいた人には雷にでも当たったように感銘を受けてしまうことだってありえるわけです。逆に「これも真理かもしれません、いや!一部真理が含まれているでしょう。他の教会にもいい所がありますし、JWにも悪いところがあります。人により向き不向きがある宗教です。ご自分で調べてください。」とか言われたら?


ぐっとインパクトが弱まりますよね。正直で誠実で、それこそ「真実」だとしても。


JWは他の宗教、無宗教一般をけなし、その上でJWが一番!と宣言する。

ここに秘密があるような気がします。



蛇足ですが、私は2世として「真理」だとか「真理を探す」「真理を得る」とかいう表現になれてしまっていて、真理とは一つ、存在するもので、それを知るまでは人生が始まらないような印象を持っていました。

ものみの塔でよく「一生真理を探究して、それを見つけられない人たちも多くいます。」なんていわれると、自分は人生を無駄にしないで、すでにラッキーにも真理を知っている、なんて思っていました。

辞めてからは真理、というものは普通みつからないものなんだ、と思うようになりました。というか、真理、というものがそもそも存在するのか、みつからないから真理といういうのではないか。自分で探してゆくから真理というのではないか、探す過程が真理ではないか、

そんな風に思ってます。


真理というのは「はい、これです。」と差し出せるものではない、と。






教理のからくり

2007-12-03 05:07:57 | ●エホバの証人と恋愛/未信者の方へ
さて、エホバの証人とつきあう世の人に時々聞かれる質問として

「エホバの証人は世の人と付き合って良いのか悪いのか」

というものがあります。


イエス・ノーで答えるとするとイエス。世の人と付き合っても拘束力のあるペナルティーを与えられることはない。です。


ただし、ここがエホバの証人の分かりにくいところですが、OKとなっていても、次駒に進むとことができない、つまりチェスでたとえると、この回のムーブでは駒は安全なんだけど、実は次の動きをするとアウト!つまりチェックメイトである、

という教理があるので動きには十分気をつけなければなりません。


チェエクメイト機能の具体例

●エホバの証人は離婚できますか?


答えは離婚できます。

が、淫行が原因以外の離婚は再婚した時点で排斥!!!
なので、淫行以外理由の離婚はその時点で次の動きが出来ないチェックメイトである。(ゲーム放棄か負け)ほほほ。


なんじゃ~



さて、「JWは世の人と付き合えるか。」ですが、聖書的には「主にあるものとだけ結婚するように」の聖句から教理内では、バプテスマを受けてから未信者と結婚するのは聖書(組織?)の助言を無視した「不従順」であるとはされています。


分かりやすくいうと世の人と結婚することは会衆内では肩身が狭い。という事になります。女性なら「霊的ではない」「模範的とはいえない」くらいですむでしょうが、男性なら特権が回ってこない、いわゆる左遷の状態にはなると思います。


ではお付き合いだけは?


となると、教理ではデートは結婚前提のみ、楽しみのためのデートはありえない。


そういうことになっているので世の人とデートをしている=世の人と不従順にも結婚を考えている。という結論になるのです。


でも、考えられるペナルティーはそれくらいです。じゃあ、、ハンデはあるけど、まあいいじゃないと思われるかもしれませんが、

先ほどエホバの証人教理チェックメイト機能のお話しをしました。


ここで「性の不道徳」といわれる項目にどれか当てはまることがあるとゆくゆくはチェックメイトです。淫行といわれるセックスがらみ(具体的にはセックス、オーラルセックス、他人の性器を刺激すること)は直接排斥になるので、チェックメイトどころかゲームオーバーですが、

テレホンセックス、性的な会話、だけでも不品功で審理委員と呼ばれる宗教裁判にかけられる理由になります。


そうなると「悔い改め」ないと排斥になる可能性もあります。悔い改めとはウソ泣き、言い訳、演技、などがありますが、審理委員会もそれほどナイーブではありませんから「○○をするなら悔い改めと認める」という言い方をしてきます。


○○とはお付き合いしている人と別れるなら。です。


ということで、世の人とお付き合いすることはOKでもエホバの証人生命においてチェックメイトにつながりやすい、危険な行為であることは確かです。


なので、世の方とお付き合いしているJWはそれを隠す傾向にあります。


もっとも体の関係がない場合、へんにJWに紹介してしまうとしつこく勧誘されるだろう、という心配から世の恋人を隠す場合もあります。


恋人、研究をはじめてくれる(一見良い動き)→学んでから教理否定→チェックメイト。あ~いけないゎ~。

研究はじめてくれる→バプテスマうけてくれる。→後に排斥→チェックメイト

これもいけないゎ~。

こんな風に考えて慎重になっているのかもしれません。




JWとお付き合いしている方はこの動きはそれ自体はよさそうだが、ゆくゆくはチェックメイトにつながらないか?を考えて行動するといいと思います。JWを得るにはJWのように考える、という事ですよね。