パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

藤田の日記

2009年10月12日 | 藤田の部屋
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「モミジ」 《撮影:佐久間市太郎(北海道白糠定、札幌南定、数学科教員)》

 「藤田の日記」(風間直樹著『雇用融解』東洋経済新報社より16・17・18)
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2008/04/01(火)     16
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 「ニッポン製造業最後の砦といわれる精密業界、この業界の3強、キャノン、リコー、富士ゼロックスの収益柱である複写機工場を訪れてみると、どこもクリスタルの上得意先だった。
 リコー御殿場事業所(静岡県)は製造部隊700人のうち、400人が請負社員。ダイテック、タイアップ、ネクスターのクリスタルグループ3社ともう1社を活用。
 富士ゼロックスの海老名事業所(神奈川県)は2001年の全社的な業務改革以来、生産ライン業務は全量請負会社に委託。取引のある4業者のうちの1社に、クリスタルグループのリライアンスが名を連ねる。
 業界の雄、キャノンの阿見事業所(茨城県)も複写機生産部隊の1200人のうち、500人弱が請負会社社員。クリスタルグループ各社が中枢を占めていた。」
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2008/04/02(水)     17
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 「精密業界だけではない。電機業界大手も事情は同じ。
 NECグループ国内唯一のパソコン生産拠点、米沢工場(山形県)では自社工場の生産要員は140人で、うち半数が請負社員。ネクスターとタイアップのクリスタルグループ2社と地場の業者を活用している。
 日立製作所の豊川工場(愛知県)では、実際のライン業務はグループ会社社員と請負社員が占め、クリスタルグループの売込みも激しいが、三河地区の地場の請負会社を使っている。
 請負会社の活用に、もっとも積極的なのがソニーだ。生産子会社のソニーEMCSでは、繁忙期には、同社の社員1万3000人とほぼ同数の請負社員が働く。デジカメなどの主力工場である幸田テック(愛知県)の製造部門では、正社員と請負社員がそれぞれ約2700人ずつ。同社は全工場で、同じ製品を正社員ラインと請負社員ラインの両方で作らせ、生産性を競わせているのだという。」
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2008/04/03(木)     18
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 「これらのメーカーは取材申込みに応じてくれた会社にすぎない。
 他にもシャープ、三洋電機、富士通、松下電器産業、東芝などに工場取材を申し込んだが拒否された
 ある業務請負業界幹部は、「われわれの業界と取引のない大手メーカーは京セラとトヨタ自動車本体だけ
」という。実際、人材派遣協会の調査によれば、モノの製造業務を行う事業所の7割近くが業務請負会社を活用している。つまり、日本の製造業の現場は、今やクリスタルに代表される業務請負なしでは成り立たないのだ。
 なぜ、こうなったのか。取材した工場には、驚くほど共通点がある。
 1990年代中ごろまでは生産ラインを担う技術要員として、高卒の従業員を数十、数百人単位で自社採用していたが、現在はすべての事業所で激減、または採用を行っていない。その〝代替〟として急増しているのが請負労働者だ。
 彼らの平均年齢は「20代前半」とおしなべて若く、首都圏近郊の事業所では「地元出身はほとんどおらず、東北や九州、沖縄の若者」が多くて、精密、電機業界のためか「7対3で女性比率が高い」という。」
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