「慣例上の儀礼的所作」の欺瞞性を問う学習会

　　＝個人情報保護条例を活かす会　結成３周年総会・学習会＝
　◎ 最高裁の「慣例上の儀礼的所作」と天皇制
　　　－「日の丸・君が代」の起立強制は宗教行為で憲法違反－

　講師　黒田伊彦（よしひろ）さん
　　　　　（「日の丸・君が代」強制反対大阪ネット代表、元大阪樟蔭女子大学講師）

　日時：２０１７年３月１１日（土）１４：００～１６：３０
　場所：横浜ＹＷＣＡ ２０２号室　（関内駅　石川町駅　いずれも徒歩６分）
　資料代＝５００円
　※ＹＭＣＡと問違えやすいのでご注意ください。

　「日の丸・君が代」強制の職務命令の違憲性を問う裁判で最高裁は起立・斉唱を「慣例上の儀礼的所作」とし、結果的に命令を合憲としました。
　しかし、問題はそもそも君が代斉唱時の起立・斉唱は「慣例上の儀礼的所作」、すなわち価値中立的行為かということです。
　全国一律のあの卒業式等の形態そのものが、明治以降、儀式を通じて天皇制を民衆に刷り込むために仕掛けられたきわめて政治的な代物だからです。
　折から、天皇退位の希望が本人から直接発表され、政治権力側がその意思を忖度して動き始めています。
　今回、大阪より黒田伊彦さんをお招きし、この「慣例上の儀礼的所作」の欺瞞について学習したいと思っています。
　天皇の退位問題にも触れてもらう予定です。

　＜黒田さんのプロフィール＞
　１９３６年生まれ。全学連中執・大阪府学連副委員長、府高教書記次長（専従）、大阪府立高校同和教育研究会理事を１６年務める。矢田同和教育推進協議会副委員長、部落解放・人権研究所幹事。関西大学・桃山学院大学講師などを歴任。
　著書
　『解放教育実践論上・下』『部落史紀行』『改訂部落問題・人権・同和教育教材集』『よみがえれ！大和川』（いずれも柘植書房新社刊）など著書多数
　主催：個人惰報保護条例を活かす会
　（どなたでも参加できます）