パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

藤田の日記

2009年10月19日 | 藤田の部屋
 <板橋高校卒業式> 杜撰きわまりない高裁判決!
 ☆☆ 偽証を見抜けない高裁判事は辞職せよ! ☆☆
 ★ 最高裁は国民が素直に理解できる公正な判決を! ★

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「紅葉」 《撮影:佐久間市太郎(北海道白糠定、札幌南定、数学科教員)》

 「藤田の日記」(風間直樹著『雇用融解』東洋経済新報社より19・20・21)
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2008/04/04(金)     19
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 「コストは格安、いつでも〝解雇〟できる
 各社が社員の採用をやめ、業務請負の活用に走る理由は、生産変動に伴う人事調整の容易さにある。各業界とも製品サイクルの短期化、多品種化が進む今、固定費(人件費)の変動費(外注加工費)化は生き残りの至上命題だ。
 業務請負なら、請負会社に契約更新しない旨を伝えるだけでいつでも、雇い止めという名の〝解雇〟ができる。業務請負会社とメーカーとの契約は半年単位が多いが、1ヵ月、3ヵ月程度のこともある。まして、〝労働コスト〟は、「正社員の3分の1」(メーカー幹部)。
 低賃金を武器とした中国とのコスト競争に追い立てられる日本の製造現場にとって、これは〝福音〟だ。
 だが、メーカー側のニーズが満たされる一方で、そのしわ寄せは労働現場の破壊へと向かう。」
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2008/04/05(土)     20
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 「・・・2002年度も高卒の就職内定率は過去最悪を更新して、就職希望の高校生の4割は未決の状態だ(02年11月末現在)。とりわけ北海道、東北、南九州の3地域では内定率が5割を切った。
 職を得られない若者たちは、地方では毎日のように入るという新聞の折込みチラシを頼って、たとえばクリスタルグループの門をたたく、だが大抵そこには、彼らが期待した〝職場〟はない。
 請負労働者たちは地方出身者が多いため、寮費も差し引かれると、「手取りは10万円もいかないこともザラ」(大手精密メーカー工場長)だ。
 これでは到底生活できず、やむなく、「夜はスナックでアルバイトしている女性も多い」(同)という。
 また社会保険への請負労働者の加入率は低く、「業界平均はせいぜい3~4割がいいところ」(請負会社幹部)。」
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2008/04/06(日)     21
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 「業務請負業者が乱立している現在、仮に「社会保険の会社負担分(半額)を値下げ原資に回して営業攻勢を仕掛けるような企業が現れると、加入率の高いまじめな業者は弾き飛ばされる」(同)。
 さらに、正社員が嫌がる過酷な業務は請負労働者に委ねられる。「夜勤専属、24時間365日、一括請負」をキャッチフレーズに営業攻勢をかけている業者もある。
 実際、亡くなった上段勇士さんは、クリーンルームという過酷な労働環境の下での昼夜2交代制、拘束11時間の勤務で、残業時間は月70時間を超えていた。15日連続といった勤務もあった。」

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