《日刊スポーツ「社会面/政界地獄耳」》
◆ この有様は戦前回帰の警察国家
★大分県警別府署の野党事務所盗撮問題のニュースも冷めやらない中、12日、今度は神奈川県警青葉署が青葉区の県立高3校に「青葉区の18歳投票率が高いが、特別な取り組みをしたのか」と電話で問い合わせていたことが発覚した。県教委などによると、参院選後の7月15日、青葉署生活安全課の署員が3校に電話で問い合わせた。
★先の参院選挙から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことから青葉署は「18歳の投票率が高かったとの報道を受けて理由を調べるためだった」と説明。「電話をかけたことに問題はなかった」としているが、それは県警が決めることではない。県警はいつから選挙の投票率アップの分析をしているのか。学校以外にも聞き込みをしているのか。この件では県も「問題ない」としている。自民党の「学校教育における政治的中立性についての実態調査」という密告サイトと同様の思想調査を始めた特高警察をほうふつとさせる。調べるほうには問題はなくても、調べられるほうには問題大ありだ。
★長崎では9日、長崎平和祈念式典で首相・安倍晋三に「改憲反対」と叫んだ男性がいて式典終了後、記者が男性から話を聞いていると警察が割って入り事情を聴き始め、警察車両へ連行。長崎新聞によると警察は「本人の了解を得て」としているが、男性は「触らないでください。離してください」と訴えていたという。沖縄県国頭村の米軍北部訓練場内のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)建設工事現場近くでは、警備の警察官と反対派の激しい攻防戦が続いている。もう我が国は警察国家と言ってよさそうだ。今日は終戦記念日。悲劇を繰り返さないための鎮魂の日であるが、実態は戦前回帰のありさまだ。(K)※敬称略
『日刊スポーツ』(2016年8月15日)
http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1695244.html
◆ 18歳投票率で問い合わせ、横浜
神奈川県警、県立高に (共同)
選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初めて実施された7月の参院選を巡り、神奈川県警青葉署が横浜市青葉区の県立高3校に「区の18歳投票率が高いが、特別な取り組みをしたのか」と電話で問い合わせていたことが12日、県教育委員会などへの取材で分かった。
青葉署は「18歳投票率が高かったとの報道を受けて、理由を調べるためだった」と説明。「電話をかけたことに問題はなかった」としている。
県教委などによると、参院選後の7月15日、青葉署生活安全課の署員が3校に電話で問い合わせた。県は「今後の主権者教育に影響はなく、問題ないと考えている」としている。
『東京新聞』(2016年8月12日)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016081201002225.html
◆ この有様は戦前回帰の警察国家
★大分県警別府署の野党事務所盗撮問題のニュースも冷めやらない中、12日、今度は神奈川県警青葉署が青葉区の県立高3校に「青葉区の18歳投票率が高いが、特別な取り組みをしたのか」と電話で問い合わせていたことが発覚した。県教委などによると、参院選後の7月15日、青葉署生活安全課の署員が3校に電話で問い合わせた。
★先の参院選挙から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことから青葉署は「18歳の投票率が高かったとの報道を受けて理由を調べるためだった」と説明。「電話をかけたことに問題はなかった」としているが、それは県警が決めることではない。県警はいつから選挙の投票率アップの分析をしているのか。学校以外にも聞き込みをしているのか。この件では県も「問題ない」としている。自民党の「学校教育における政治的中立性についての実態調査」という密告サイトと同様の思想調査を始めた特高警察をほうふつとさせる。調べるほうには問題はなくても、調べられるほうには問題大ありだ。
★長崎では9日、長崎平和祈念式典で首相・安倍晋三に「改憲反対」と叫んだ男性がいて式典終了後、記者が男性から話を聞いていると警察が割って入り事情を聴き始め、警察車両へ連行。長崎新聞によると警察は「本人の了解を得て」としているが、男性は「触らないでください。離してください」と訴えていたという。沖縄県国頭村の米軍北部訓練場内のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)建設工事現場近くでは、警備の警察官と反対派の激しい攻防戦が続いている。もう我が国は警察国家と言ってよさそうだ。今日は終戦記念日。悲劇を繰り返さないための鎮魂の日であるが、実態は戦前回帰のありさまだ。(K)※敬称略
『日刊スポーツ』(2016年8月15日)
http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1695244.html
◆ 18歳投票率で問い合わせ、横浜
神奈川県警、県立高に (共同)
選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初めて実施された7月の参院選を巡り、神奈川県警青葉署が横浜市青葉区の県立高3校に「区の18歳投票率が高いが、特別な取り組みをしたのか」と電話で問い合わせていたことが12日、県教育委員会などへの取材で分かった。
青葉署は「18歳投票率が高かったとの報道を受けて、理由を調べるためだった」と説明。「電話をかけたことに問題はなかった」としている。
県教委などによると、参院選後の7月15日、青葉署生活安全課の署員が3校に電話で問い合わせた。県は「今後の主権者教育に影響はなく、問題ないと考えている」としている。
『東京新聞』(2016年8月12日)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016081201002225.html
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