◎ 田中聡史さんに対する「服務事故再発防止研修」の中止を求める要請書
田中聡史さんが「君が代」不起立したことに対し都教委が処分とともに、半年以上に及ぶ「服務事故再発防止研修」なる思想転向攻撃をかけていることに対し、当会は再三その中止を求めてきたところです。本日都教委が強行しようとしている「服務事故再発防止研修」を中止するよう厳に要請します。
過日、当会を含む市民が「服務事故再発防止研修」の中止を求める要調書を板橋特別支援学校校長に手渡すべく同校を訪ねたところ、警察を動員して追い出し、あるいは施錠して敷地に入れないなどの応対をしたことについて、当会では都教委に質問書を出しました。それに対する「回答」は、質問に対応しない不誠実極まりない「回答」でした。しかも、質問は異なるのにもかかわらず、他団体への回答と同じ文言の「回答」でした。
「君が代」不起立処分と「服務事故再発防止研修」の正当性を前提に、「静ひつな環境の下で…実施」「都教育委員会は、今後とも当該研修の適切な運営に努めていきます。」というものでした。
しかし、そもそも、「君が代」不起立処分自体は地公法の非遮行為にはなりません。そこで、不起立行為を処分対象にしたいと考えた都教委は、校長に「君が代」起立斉唱の職務命令を発出させ、職務命令違反で懲戒処分をつくり出しました。
そして、その理由について、「起立する教員と起立しない教員がいると、児童・生徒は起立をしなくてもいいと受け取る」(裁判の遡備響面での主張)から、不起立教員を処分するのだと言います。つまり、上からの指示には自分の頭で考え判断せずに、従うものだと子どもたちに刷り込むことが、不起立教員を処分する目的だということです。
旭川学テ最高裁判決が教育の本質的要請について、「教師が公権力によって特定の意見のみを教授することを強制されない」「子どもの教育が教師と子どもとの間の人格的接触を通じ、その個性に応じて行われなければならない」と判示していることに照らしたとき、都教委の「君が代」不起立処分にも「服務事故再発防止研修」にも、一片の正当性もないことは明白です。
また、最高裁判決(2011年6月、2012年1月)で宮川裁判官は、「本件通達は、式典の円滑な進行を測るという価値中立的な意図で発せられたものではなく、その意図は前記歴史観等を有する教職員を念頭に置き、その歴史観等に対する強い否定的評価を背景に、不利益処分をもってその歴史観等に反する行為を強制することにある」と断じました。宮川裁判官が指摘するように、10.23通達が「価値中立的な意図」ではないことを自認するがゆえに、都教委は高校生が実教出版日本史教科書で学ぶことを恐れるのです。
甚大な不利益処分を受けてもなお、間違った職務命令には従わない教員を私たちは支持し、都教委による「君が代」不起立処分及び「服務事故再発防止研修」の中止を求めます。
明日、田中さんに対して予定している「服務事故再発防止研修」を直ちに中止することを求めます。
☆ あっていいのこんなこと
石川逸子
河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会
田中聡史さんが「君が代」不起立したことに対し都教委が処分とともに、半年以上に及ぶ「服務事故再発防止研修」なる思想転向攻撃をかけていることに対し、当会は再三その中止を求めてきたところです。本日都教委が強行しようとしている「服務事故再発防止研修」を中止するよう厳に要請します。
過日、当会を含む市民が「服務事故再発防止研修」の中止を求める要調書を板橋特別支援学校校長に手渡すべく同校を訪ねたところ、警察を動員して追い出し、あるいは施錠して敷地に入れないなどの応対をしたことについて、当会では都教委に質問書を出しました。それに対する「回答」は、質問に対応しない不誠実極まりない「回答」でした。しかも、質問は異なるのにもかかわらず、他団体への回答と同じ文言の「回答」でした。
「君が代」不起立処分と「服務事故再発防止研修」の正当性を前提に、「静ひつな環境の下で…実施」「都教育委員会は、今後とも当該研修の適切な運営に努めていきます。」というものでした。
しかし、そもそも、「君が代」不起立処分自体は地公法の非遮行為にはなりません。そこで、不起立行為を処分対象にしたいと考えた都教委は、校長に「君が代」起立斉唱の職務命令を発出させ、職務命令違反で懲戒処分をつくり出しました。
そして、その理由について、「起立する教員と起立しない教員がいると、児童・生徒は起立をしなくてもいいと受け取る」(裁判の遡備響面での主張)から、不起立教員を処分するのだと言います。つまり、上からの指示には自分の頭で考え判断せずに、従うものだと子どもたちに刷り込むことが、不起立教員を処分する目的だということです。
旭川学テ最高裁判決が教育の本質的要請について、「教師が公権力によって特定の意見のみを教授することを強制されない」「子どもの教育が教師と子どもとの間の人格的接触を通じ、その個性に応じて行われなければならない」と判示していることに照らしたとき、都教委の「君が代」不起立処分にも「服務事故再発防止研修」にも、一片の正当性もないことは明白です。
また、最高裁判決(2011年6月、2012年1月)で宮川裁判官は、「本件通達は、式典の円滑な進行を測るという価値中立的な意図で発せられたものではなく、その意図は前記歴史観等を有する教職員を念頭に置き、その歴史観等に対する強い否定的評価を背景に、不利益処分をもってその歴史観等に反する行為を強制することにある」と断じました。宮川裁判官が指摘するように、10.23通達が「価値中立的な意図」ではないことを自認するがゆえに、都教委は高校生が実教出版日本史教科書で学ぶことを恐れるのです。
甚大な不利益処分を受けてもなお、間違った職務命令には従わない教員を私たちは支持し、都教委による「君が代」不起立処分及び「服務事故再発防止研修」の中止を求めます。
明日、田中さんに対して予定している「服務事故再発防止研修」を直ちに中止することを求めます。
☆ あっていいのこんなこと
石川逸子
「服務事故再発防止研修」を受けさせられている
公立学校教員 T・Sさん
生徒に暴力をふるったのか
それとも 生徒のいじめに加勢したとでも
いいえ
卒業式・入学式での君が代斉唱に
異議の心から
しずかに着席しただけです
「思想の自由まで奪おうと
研修を強要しないでください」
要請書を持って
Tさんの学校におもむいた 八人
外来者入口を通り
受付窓ロで 手続き中
「不法侵入! 不法滞在!」
大声で叫んだ 副校長
同時に携帯で
警察に出動要請
十分後に ざざっと現れた
制服警官十一名・私服警官十二名
たちまち 校内から排除されてしまった 八人
後日 警察に抗議に出かけた ひとびと の
「市民の生活を守ることが 警察の仕事では?」
問いへの答えは 「警察の仕事は秩序維持」
倒された京都古寺の老木 切れ端をもらい受け
虚空間のある 木彫作品に仕立てた T・Sさん
その作品の絵葉書を しみじみ 見つめ
「君が代強制は 文化と芸術への攻撃」 との主張に頷きます
かつて アジア侵略の応援歌だった 君が代
幼いわたしの心にも 植えつけられた天皇は「現人神」
その「神」のため 命も捧げよ といわれ死んでいった 若者たち
今 時の首相が 「国家・国民ノタメ」に死ね! と叫んでいます
2014.7.15
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