<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
1月20日(日本時間21日)、▲ アメリカの第45代大統領・トランプは、就任演説の最初の方で次のようなことを述べました。
「今日のセレモニーには特別な意味があります。なぜなら、単にある政権から別の政権に、あるいはある党から別の党に権力を移行するだけではないからです。私たちは、首都ワシントンから権力を移し、国民の皆さんに戻すのです。」
「荒廃した都市部では貧困の中に閉じ込められた母子たちがいます。さび付いた工場群が、まるで墓石のように私たちの国土の風景のあちこちに広がっています。教育制度には、潤沢な資金があるのに、若く、光り輝く生徒は、あらゆる知識を得られないでいます。犯罪と悪党と麻薬によってあまりにも多くの命が失われ、私たちの国からまだ実を結んでいない多くの潜在力を奪っています。こうした米国での殺戮は、ここで、今すぐ終りとなります。」
そうして、「私たちの国の富、強さ、自身が地平線のかなたに消えていったさなかに、私たちは他国を裕福にしてきたのです。」とし、
「この日から、『米国第一』だけになるのです。」と述べ、
「貿易、税金、移民、そして外交問題に関する全ての決定は、米国の労働者や米国民の利益になるものにします。」
「私たちが守るのは二つの単純なルールです。米国製品を購入し、米国人を雇用するということです。」と述べています。
まさに「米国第一主義」です。
そうして、対外的には、
「従来の同盟を強化し、新しい同盟を結びます。文明世界を結束させて過激なイスラムのテロリズムに立ち向かい、地球上から撲滅します。」と述べているだけです。
まるで、世界は「文明」と「イスラム」との戦いと言わんばかりです。
要するに、今後アメリカは、他国を裕福にすることなく、「米国第一の保護主義的」な国になることを公言しているわけです。
しかも、そのことがあたかも人民(ピープル)の利益を代表するかのように述べています。
しかし、彼自身「不動産王」であり、新たに任命されつつある閣僚の多くも「金融富裕層」や「軍人」だけです。
労働者や一般ピープルの代表は一人もいません。
しかも、彼が初日に打ち出した主な政策は次のようなものです。
つまり、④で「2500万人の雇用創出」はうたわれていますが(それでも労働者の待遇改善については何も述べていません)、①に典型的なように人々の社会保障などは切り捨て、③や⑤に見られるように、また法人税大幅減税に見られるように、大企業(特に軍需産業)優位の政策が並んでいるのです。
トランプはあたかも労働者・人民の味方のようなポーズをとりながら、実際には金融独占資本優遇政策を取っているのです。
このようなやり方はファシズム特有のものです。
ですから、ヨーロッパなどの極右政党の代表者たちはこぞってトランプを讃美しています。
そしてこのファシズムの特徴は「デマゴギー」であり、また「愛国心」と「軍国主義」です。
ですからトランプは演説の最後の方で、次のようなことを述べています。
「私たちの政治の基盤を成すのは、アメリカ合衆国への完全な忠誠です。そして、国に対する忠誠を通じて、私たちは互いへの忠誠を再び見出すのです。愛国主義に心を開けば、偏見の入る余地はなくなります。」
「我が国の軍人が決して忘れることのない古い教えを思い出しましょう。肌の色が黒褐色でも白であっても、私たちには同じ愛国者の赤い血が流れているということです。私たちは皆、この輝かしい自由を謳歌し、みな同じ、偉大な星条旗に敬礼します。」
「ともに、私たちは再び米国を強くするのです。再び米国を裕福にするのです。再び米国を誇り高い国にするのです。再び米国を安全にするのです。」
とくに、<愛国主義に心を開けば、偏見の入る余地はなくなります>などは、安倍首相が今にも言いそうな言葉です。
またトランプは演説で
<私たちは口先だけで、何も行動しない政治家はもう受け入れないでしょう。絶えず文句を言いながら、そのことに対処しない人たちです>
とも言っていますが、これも安倍の所信表明演説時の言葉とよく似ています。
類は友を呼ぶという事でしょうか。
したがって、今後世界は「国際協調」から「保護主義」(ブロック化)へと大きく舵を切る可能性が大きくなってきました。
世界全体が「保護主義」化すれば、それは新たな「帝国主義時代」の到来となるでしょう。
幸徳秋水は1901年『帝国主義』と言う本を出しましたが、それは次のような章だてになっています。
ちなみに、秋水は「結論」のところで「愛国心」に触れて次のように述べています。
「しかして今やこの愛国的病菌は朝野上下に蔓延し、帝国主義的ペストは世界列強に伝染し、20世紀の文明を破毀(はき)し尽くさずんば已(や)まざらんとす。社会改革の健児として国家の良医をもってする志士義人は、よろしく大に奮起すべきの時に非ずや。」
トランプに対し、今全世界的に反対運動が起きつつあります。
「米国第一主義」の「保護主義」に対し、また偏狭な「愛国心」や危険な「軍国主義」に対し、新たな「国際連帯」の闘いが始まりつつあるとも言えます。
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<日時> 2017年2月5日(日) 13:30 集会開始
<場所> 東京しごとセンター講堂(地下)
<主催> 都教委包囲首都圏ネットワーク
<内容> (講演) 北村小夜さん
(91歳、治安維持法が公布された年に生まれたそうです)
タイトル:「改めていま『教室から戦争がはじまる』」
(現場から)
・「君が代」起立斉唱に抗う
・都立高校の教育をめぐって
・学校に入り込む自衛隊
・国威発揚の「オリンピック教育」
・道徳の教科化の内容
・戦争体制と治安弾圧 共謀罪新設の狙い他
(行動提起)校門前チラシまきなど
<スローガン>
・10・23通達撤廃! ・「日の丸・君が代」強制・処分反対!
・道徳の教科化反対! ・国威発揚のオリンピック教育反対!
・教育の軍事化を許さない! ・若者を戦場に送るな!
<資料代>500円
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
http://hinokimi.web.fc2.com/
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
1月20日(日本時間21日)、▲ アメリカの第45代大統領・トランプは、就任演説の最初の方で次のようなことを述べました。
「今日のセレモニーには特別な意味があります。なぜなら、単にある政権から別の政権に、あるいはある党から別の党に権力を移行するだけではないからです。私たちは、首都ワシントンから権力を移し、国民の皆さんに戻すのです。」
「荒廃した都市部では貧困の中に閉じ込められた母子たちがいます。さび付いた工場群が、まるで墓石のように私たちの国土の風景のあちこちに広がっています。教育制度には、潤沢な資金があるのに、若く、光り輝く生徒は、あらゆる知識を得られないでいます。犯罪と悪党と麻薬によってあまりにも多くの命が失われ、私たちの国からまだ実を結んでいない多くの潜在力を奪っています。こうした米国での殺戮は、ここで、今すぐ終りとなります。」
そうして、「私たちの国の富、強さ、自身が地平線のかなたに消えていったさなかに、私たちは他国を裕福にしてきたのです。」とし、
「この日から、『米国第一』だけになるのです。」と述べ、
「貿易、税金、移民、そして外交問題に関する全ての決定は、米国の労働者や米国民の利益になるものにします。」
「私たちが守るのは二つの単純なルールです。米国製品を購入し、米国人を雇用するということです。」と述べています。
まさに「米国第一主義」です。
そうして、対外的には、
「従来の同盟を強化し、新しい同盟を結びます。文明世界を結束させて過激なイスラムのテロリズムに立ち向かい、地球上から撲滅します。」と述べているだけです。
まるで、世界は「文明」と「イスラム」との戦いと言わんばかりです。
要するに、今後アメリカは、他国を裕福にすることなく、「米国第一の保護主義的」な国になることを公言しているわけです。
しかも、そのことがあたかも人民(ピープル)の利益を代表するかのように述べています。
しかし、彼自身「不動産王」であり、新たに任命されつつある閣僚の多くも「金融富裕層」や「軍人」だけです。
労働者や一般ピープルの代表は一人もいません。
しかも、彼が初日に打ち出した主な政策は次のようなものです。
①医療保険制度改革(オバマケア)の見直しさらに法人税を35%から15%にするという事が考えられています。
②TPPからの離脱
③温室効果ガス対策行動計画撤廃
④年4%の経済成長と10年間で2500万人の雇用創出
⑤最新鋭のミサイル防衛システムの開発
⑥不法移民の防止と犯罪歴のある不法移民の国外退去
つまり、④で「2500万人の雇用創出」はうたわれていますが(それでも労働者の待遇改善については何も述べていません)、①に典型的なように人々の社会保障などは切り捨て、③や⑤に見られるように、また法人税大幅減税に見られるように、大企業(特に軍需産業)優位の政策が並んでいるのです。
トランプはあたかも労働者・人民の味方のようなポーズをとりながら、実際には金融独占資本優遇政策を取っているのです。
このようなやり方はファシズム特有のものです。
ですから、ヨーロッパなどの極右政党の代表者たちはこぞってトランプを讃美しています。
そしてこのファシズムの特徴は「デマゴギー」であり、また「愛国心」と「軍国主義」です。
ですからトランプは演説の最後の方で、次のようなことを述べています。
「私たちの政治の基盤を成すのは、アメリカ合衆国への完全な忠誠です。そして、国に対する忠誠を通じて、私たちは互いへの忠誠を再び見出すのです。愛国主義に心を開けば、偏見の入る余地はなくなります。」
「我が国の軍人が決して忘れることのない古い教えを思い出しましょう。肌の色が黒褐色でも白であっても、私たちには同じ愛国者の赤い血が流れているということです。私たちは皆、この輝かしい自由を謳歌し、みな同じ、偉大な星条旗に敬礼します。」
「ともに、私たちは再び米国を強くするのです。再び米国を裕福にするのです。再び米国を誇り高い国にするのです。再び米国を安全にするのです。」
とくに、<愛国主義に心を開けば、偏見の入る余地はなくなります>などは、安倍首相が今にも言いそうな言葉です。
またトランプは演説で
<私たちは口先だけで、何も行動しない政治家はもう受け入れないでしょう。絶えず文句を言いながら、そのことに対処しない人たちです>
とも言っていますが、これも安倍の所信表明演説時の言葉とよく似ています。
類は友を呼ぶという事でしょうか。
したがって、今後世界は「国際協調」から「保護主義」(ブロック化)へと大きく舵を切る可能性が大きくなってきました。
世界全体が「保護主義」化すれば、それは新たな「帝国主義時代」の到来となるでしょう。
幸徳秋水は1901年『帝国主義』と言う本を出しましたが、それは次のような章だてになっています。
第一章 緒言ここで述べられていることは現在でも大いに参考になります。
第二章 愛国心を論ず
第三章 軍国主義を論ず
第四章 帝国主義を論ず
第五章 結論
ちなみに、秋水は「結論」のところで「愛国心」に触れて次のように述べています。
「しかして今やこの愛国的病菌は朝野上下に蔓延し、帝国主義的ペストは世界列強に伝染し、20世紀の文明を破毀(はき)し尽くさずんば已(や)まざらんとす。社会改革の健児として国家の良医をもってする志士義人は、よろしく大に奮起すべきの時に非ずや。」
トランプに対し、今全世界的に反対運動が起きつつあります。
「米国第一主義」の「保護主義」に対し、また偏狭な「愛国心」や危険な「軍国主義」に対し、新たな「国際連帯」の闘いが始まりつつあるとも言えます。
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☆ 2107年『2・5総決起集会』のおしらせ ☆
<日時> 2017年2月5日(日) 13:30 集会開始
<場所> 東京しごとセンター講堂(地下)
<主催> 都教委包囲首都圏ネットワーク
<内容> (講演) 北村小夜さん
(91歳、治安維持法が公布された年に生まれたそうです)
タイトル:「改めていま『教室から戦争がはじまる』」
(現場から)
・「君が代」起立斉唱に抗う
・都立高校の教育をめぐって
・学校に入り込む自衛隊
・国威発揚の「オリンピック教育」
・道徳の教科化の内容
・戦争体制と治安弾圧 共謀罪新設の狙い他
(行動提起)校門前チラシまきなど
<スローガン>
・10・23通達撤廃! ・「日の丸・君が代」強制・処分反対!
・道徳の教科化反対! ・国威発揚のオリンピック教育反対!
・教育の軍事化を許さない! ・若者を戦場に送るな!
<資料代>500円
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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