〈大阪〉授業アンケートについて親子の会話

　　なかまユニオン《資料》
　◇ 授業アンケートについてのある保護者のメールより

　○○○です。
　ついに月曜日、中学から授業アンケートが配られました。
　みなさんの意見など聞いてて大阪（市？）はどうなんだろう…と思っていましたが、アンケートをみて最低だと思いました。
　まず、娘の名前が記名されているんです。
　そして出しても出さなくてもいいという文面は、どこを探してもありません。
　あと評価する教師には見せないという文面もありません。
　アンケートについて子どもと話し合いました。このアンケートの不当なことなども教えました。
　しかし、２人の意見は違いました。
　長女「運動部の顧問で、暴力ふるったり、暴言をはく人がいるねん。えらそうに言うくせに自分は土日出てこなかったり、言うだけで自分は動かなかったり… ちゃんと私たちの意見を学校側に伝えたい。（直接は言いにくいみたい。）それと良い先生には、ちゃんとした評価をしてほしいとも思ってる。」
　私「でも、ちゃんとアンケートが扱われるかもわからないやん。それに一部の生徒は、怒られた先生に不当な評価をくだすかもやん。」
　長女「そんな子もいるかもしらんけど、ほとんどの子は、ちゃんと答えると思う。」
　次女「大人は、私たちの教育を勝手に決める。土曜日の授業もアンケートみたいに聞いたって先生は言ってたけど、土曜日は何をしていますか？みたいなものだった。やっと私たちの意見を聞いてくれるかもしれないんだから、私はアンケート出したい」
　など言われました。
　私は、こんな不当なアンケートは受け入れられないって無回答で出したいって言ったら、「ママの考えを押し付けないで」と怒られました。
　今回すごく考えさせられました。
　もう少し話したかったのですが、火曜日から期末テストが始まり、それ以上はテストの後にして！とピシャリと切られました。
　テストの前に渡すって…
　提出期限は１２月３日なので、もう少し話してみようと思いますが、こんな中学生がいることも聞いてほしかったので…
　でも次女は友達にアンケートが評価される教師に見せられない事や校長先生が見て評価の対象にすることなどを話してくれたみたいです。
　「それって大変やん！」って言ってくれた子もいれば、「ふ～ん」で終わった子もいたと言っていました。
　○ こんな子どもたちの声や、保護者の具体的な悩み・意見こそが、学校と教職員に出され、取り入れられていかねばなりません。授業アンケートの４段階マークシートの数字処理ではそれは不可能で、教職員の直接の返事が必要です。この保護者（○○○さん）は、「子どもたちに断ってから、このアンケートがどう使われるかを学校に聞いてみる。」と言っておられます。
　○ そんな保護者や教職員の努力とは無縁の府教委は、授業アンケートを使う評価システム改訂を、１月の教育委員会会議で最終決定すると言っています。まだ一切何も実施していない各市教委が多数あるにもかかわらずです！　さらに対話を広げ、保護者・市民と共に、教育委員会へ声を届けよう！
　なかまユニオンに入って、権利と教育を闘いとろう！
　誰でも一人でも入れる労働組合　なかまユニオン
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