裁判所の行政追従はＪＡＬの不当解雇撤回裁判を見るまでもなく、目に余るものがある。ジャーナリストの北健一さんにその在り様を３回にわたって報告してもらう。
◆ 暴走する裁判所（上） 金と権力を持つ側の味方
ジャーナリスト 北健一
「夜勤明けで突然『契約を終わらせたい』と説明され、頭が真っ白になった」桜井斉（ひとし）さん（４３歳）は、「雇用は今回限りで次はない」という趣旨（不更新条項）の記された契 . . . 本文を読む
▼ 再稼動撤回！官邸前に空前の４万５千人
６月２２日、「再稼働反対」の声が霞が関の夜空に響いた。この晩、大飯原発再稼働を強行突破した野田佳彦首相に抗議するため、４万５千人（主催者発表）が首相官邸前に集まった。
「今日こそは来なくちゃいけないと思った」と話す２０代、３０代の若者も目立った。みなそれぞれ、再稼働反対の大多数の国民の意思を無視した野田政権へ抗議するため、また自分たちの命を守るため . . . 本文を読む
◆ タブレット端末の行方
橋下徹・大阪市長の意向を受けて、市教委は今月初旬、全市立小中学校に学習用のタブレット端末を配備することを決めた。それで思い出したのが４年前に橋下府政で導入を進めた「ＤＳ学習」だ。
ＤＳ学習は、携帯ゲーム機「ニンテンドーＤＳ」を使って計算や漢字の書き取りを練習する。橋下氏が知事時代の０８年度、トップダウンで進めた学力向上策の一つとして注目された。
府教委は８００台 . . . 本文を読む
