『都政新報』【都政の東西】
★ 教育に自由を
都立学校の教育現場で息苦しさが増している。業績評価制度の導入など、現場が感じているプレッシャーは多いが、中でも、教職員にとって大きな心理的負担となっているのが、卒業式や入学式での国旗・国歌の問題だ。
2003年10月23日に都立学校の校長あてに出されたいわゆる「10・23通達」は、教職員が国旗に向かって起立し、国歌を斉唱することを求め、通達に . . . 本文を読む
10.26予防訴訟控訴審結審 弁護団陳述篇<3>
◎ 差止めの訴え及び公的義務不存在確認訴訟の適法性
代理人 金井知明
被控訴人らの訴えのうち,差止めの訴え及び公的義務不存在確認訴訟の適法性について述べます。
1(1) まず,差止めの訴えの訴訟要件について,控訴人は「重大な損害を生ずるおそれ」はないと主張しています。ここではその点に絞り,本件において「重大な損害を生ずるおそれ」の要件が認めら . . . 本文を読む