トマト欲

一度朝ごはんを食べてから、ベッドに戻りまた宮沢賢治を読みつつ、お昼までゴロゴロする。
痛いほどの青空を感じながら、部屋に閉じこもってページを捲るのはとっても贅沢な行為です。お昼までそうして怠惰に過ごしてみましたが、さすがに正午のサイレンを聞くといたたまれなくなり、シャワーを浴びてしゃっきりしました


昨日のパーティで、父のお友達と母のお友達が、偶然同じお店でワインを買って持ってきてくださって（しかも全く同じ銘柄の。美味しかった！！）「お酒以外にも、地方の食材とかがあって、とっても面白いお店よ」と勧められたので、さっそく母とお邪魔してきました。


各務ヶ原市にある、「油屋」というお酒やさんです。本当に、珍しいお酒が沢山おいてありましたが、あんまり飲めない私と母は、断然調味料に目が奪われます。岐阜の醤油やさんが作っている、すだちを使ったポン酢醤油と、長野のトマトジュースを選びました。むろん、母上もあごだしパックやら、イタリアンドレッシングやらどっさり買ってましたけど。

正直いって、私はそう「この水がいい！」とか「米はここのじゃなきゃ！」とこだわるほど舌が肥えているほうではないし、毎日の食事に使うものにたいしてガタガタ言うのはナンセンスだと思っています。
もちろん保存料がばかみたいに入っているとか、化学調味料まみれだとか、採っちゃいけないような調味料は使いたくない。
けれど、毎日行くスーパーに売っていない、値の張る塩や油をあまりにも有難がって使うのは（少なくとも私は）どうかと思う。

偉そうな事を言うわりに、やっぱり「こだわりぬいてつくりました！」的なお味噌やソース類、醤油がズラーっと並んでいると、時間がたつのも忘れてラベルを熟読してしまいます。ひょっとしたらビックリするくらい美味しいお味噌かも？？という期待と葛藤しながら。
今日、どうしても買いたくなったのはこのトマトジュースです。
私はトマトが大好物で、本当は毎日食べたいくらいですが夏場じゃないと味もイマイチだし高いので、普段はトマトジュースで「トマト欲」を満たしています。そういうわけでトマトジュースは、なるべく夏に真っ赤なのをかじる気分で味わえるものであって欲しいのです。
これは、完熟トマトって書いてあるし、うそくさくない綺麗な赤色でかなり期待できそうです


ちなみにこの「頑ぽん」は、本当にすだちの爽やかな香りがしましたし、へんなとげとげしい味もなくて美味しかったです。晩御飯に、昨日の残りの「田楽豆腐」をステーキにしておろしポン酢をかけて食べました

昨日A夫妻からお誘いがあり、明朝から夫婦水入らずの車旅行にお邪魔して、長野の「小谷（おたり）」に行ってきます。３日の夕方、電車を乗り継いで帰って来る予定私だけ先に帰るので。


うちの庭に咲いた大手鞠です。可愛くって大好き！

初体験

今日のホームパーティは、とっても楽しかった全員で何人みえたのか、勘定できないほどでしたが、ホストである我々が飲んだくれたり話し込んでいるのを尻目に、いつの間にかお皿を洗ってくださったり、割り箸や、食べ残しを片付けてくださる方もいらっしゃって、非常に有難かったです。
なので、もうすでに後片付けは明日、母とお皿をしまうだけ。（母は、喋り疲れたらしく、もうすでにベッドです）

お客様の１人に、K子さんという病院の先生をしている方いらしたのですが、とっても素敵な女性でした。
以前、一緒に名古屋で食事をしたときからお友達になりたくて、なのにメールアドレスも、電話番号ももらわないで帰ってしまい、残念に思っていたのです。そうしたら今日、うちに来てもらえて本当によかった。職業の関係もあるのかもしれないけれど、お話しているととても心が休まるというか、安心して時間を過ごすことができる方です。

前回は、「数秘術」という、生年月日とアルファベット表記をした名前で、人生を読む、というのをK子さんにやっていただいていて、今日は「タロット」で私のこれからを見てもらいました。（本業で、相当忙しいはずなのに、本格的に勉強していらっしゃるのです！）

「数秘術」とか、「タロット」とか、言葉だけをきくと、妖しさや神秘性が漂ってきます。私も、K子さんにお会いする前は占いは所詮占いでしょ？？とばかにしている部分がありました。
それは間違いで、まあ私なんて今回が初体験なわけですが、人生がぐしゃぐしゃしてて難しいと感じているものにとっては、とても素晴らしいツールです。
K子さんの先生は占い、という言葉は使われないそうです。私も、これからの運勢というより、自分の傾向とか心の中をクリアに見る事ができる術なんじゃないか、と思いました。ぐしゃぐしゃしているのが悪い、と捉えるのでなく、それをありのまま受け止めるのに役立つ気がします。上手くいえないけど
かなり興味がわいているので、今度K子さんに、他のタロットも教えていただこうと思っています

この写真は、Mさんがお土産に持ってきてくれたベトナムのお酒。甕にお水を注いで、竹のストローで飲みます。お米でできているみたいだけれど、フルーティなお味でした
Mさんはとっても凄くて（今日来てくれた人は、本当に個性的で、皆さん凄い人ばかりだったのですが）
日本で農機具などを中古で農家から買って、外国へ輸出する仕事を１人でやっているそうです。可愛らしい方で、とてもそんなパワフルなお仕事をしていらっしゃるようには見えません
実はわりと近所に住んでいらっしゃるようなので、今度また詳しく聞いてきます。きっと、お店をやっていくのに、参考になるお話が聞けると思うし

久しぶりに会った方や、初めてお会いした方と、時間が足りなくてじっくりお話できなかったのが残念でしたが、これを機にさらなる繋がりができてくると思うととってもワクワクします。


とっても可愛いミトンをいただきましたーお店で使わせていただきまーす！

かぷかぷ

今日、この間やった胃カメラの検査結果がでました。あんまり心配してませんでしたが、やっぱり異常なしでした
連休前（連休中かな？）なので、案の定もの凄く待ち時間が長くて、ずいぶん本が読めました。

物置で発見した宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」。友達のT君が、宮沢賢治が好きだ！と言っていたので読み返してみようと思って。
最初に載っていた短編が、なつかしの「やまなし」でした。２匹のかにの兄弟が出てくるお話。
小学校の時、国語の教科書に出ていて、お気に入りだったのです。

川に浮かぶあぶくを「クラムボン」と呼ぶところや、「かぷかぷわらったよ。」という言葉づかいや。

ほんの数ページに、沢山の光景がつまっていて、なのにとても平易な言葉で書かれていて、とにかく
大人になった今でも（今だからこそ？？）素晴らしかったです。


昨日の続きで、明日のためにどんどん食べ物を作りました。
胚芽いりくるみパン、ライ麦パン、チョコレートケーキ、人参ケーキ、生春巻き用のピリ辛肉味噌
Aちゃんに習った「ヨーグルトケーキ」も作ってみました。とっても美味しそう。
ばたばた作りすぎて、写真撮り忘れたー。

これからスコーンの粉を計って、お風呂に入って寝ます

ほろほろクッキーかりかりピクルス

やったー。ずっと気に病んでいた、キッチン設備の打ち合わせが無事に終わりました
工務店、水道やさん、厨房機器店、３つの業者が入るし、私ときたら無知で、上手くいくのか心配でしょうがなかった。でも、さすがはベテランの方ばかりなので、お互いの仕事の段取りも考えながら、おろおろする店主を（ワタクシです）ほっといて、どんどん話を進めてくださいました。
私は発注し忘れていた冷凍庫を注文したり、チェックし忘れていた作業台の高さを変えてもらったり、ダメダメっぷりを発揮してるだけ「ホント、すいません」と連発すると、みなさん「いや、まだ作ったり工事始めてるわけじゃないから、大丈夫やて」大人です！

厨房機器は、（水道やさんの）Oさんが紹介してくれた方ですが、もの凄いキレ者で、脳がモーターかなにかで回っているんじゃないかと思うほど抜かりなく話を進めてくれます。ああいう人間だったら、世界は違って見えるんだろうなー。
でも、誰よりも、困り果てている私のために１肌も２肌も脱いでくれるOさんに感謝です。本当に好き。
もう少し歳が近かったらプロポーズしたかもー（多分６０歳くらいですからね）
厨房に関しては、もう私は待ってるだけでOKです。楽しみきっと、使い勝手の良い仕上がりになると思うので。


２９日に両親主催の、通称「たけのこパーティ」があるので、クッキーとピクルスをさっきまで作っていました。うちは昔っから、毎年春と秋にホームパーティ？？をします。そういうのが当たり前の環境で育ったから、食べ物やさんで働くようになったのでしょう。
前は、いつもデザートを作る係をしてましたが、ここ数年のGWはもちろん仕事で帰ってきていなかったので、すっごく久しぶりの参加
気合を入れて生春巻き（肉味噌いり）、ピクルス、スコーン、パン、クッキー、ケーキ何種類かを作ります。
とりあえず、悪くならないクッキーとピクルスを仕込みました。
クッキーはプレーンで、口に入れると崩れるホロホロ具合を目指しました。
きゅうりとセロリのピクルスは、胡椒と鷹の爪を入れて、ちょっと大人の味にしたつもり。でも！うちの弟も来るのですが、彼セロリ食べられないんだった

明日は掃除をしながら、朝からガンガン仕込みます沢山作るのって気持ちいい

たこやきくん

今日は父と、軽トラで岐阜市まで行ってきました。いらない絨毯と火鉢をもらえるので、それをいただきに
富加町ではちっとも珍しくない軽トラですが、市街地が近づくにつれて軽トラとすれ違う率が低くなります。
絨毯は、Tさんのお宅を建て替える前に使っていたもので、昔ながらの花柄。客席にする部分には（お掃除の問題もあって）多分使えないのですが、空いている部屋をギャラリーとしてお貸ししようかなー、と考えているので、そこに敷かせていただこうかと思っています。
思っていた以上に大きな絨毯で、８畳分はありそう。それを荷台に積み込み、ロープでしばって、火鉢はTさんのお友達の家にあるので、一番年下の私が荷台に乗って向かいました。
街中を荷台に乗って（しかもぐるぐる巻きにされた絨毯と一緒に）走るのは、廃品回収をやったとき以来です。20年ぶり風で髪がなびく感じとか、洋服がふくらむ感じとか、とても気持ちの良いものでした。
せっかく気分は、昔のロードムービーだったのに、途中で女子高校生に笑われて「おめーらだって、いつか乗る日が来るかもしれないんだよ」と心の中で毒づく。
とても大きくて、鯉ぐらい飼えそうな？？火鉢も頂いて帰ってきました。好意に甘えて、頂いてばっかりで申し訳ないです


晩御飯は、この間母が「ためしてガッテン」（NHK）で見て、食べたいと叫んでいたたこ焼き。
なんとこれを見た翌日に電気屋さんへ行って、たこ焼き用ホットプレートを購入済みだったのです。
たこ焼きは２人とも初めて作るので、ホームページでレシピを調べ、忠実に作ってみました。なかなかプロのように美しくは焼けませんが、さすが「ためしてガッテン」食感は、かなりハイレベルなものができて大満足。
たこ焼きはやっぱりソース味だろう、とソース＋紅しょうが＋鰹節バージョンと、明石焼き風のだしに大根おろし（また！！）を入れたバージョンで食べました。