Peace!!のブログ

岐阜県富加町の古い家で、小さな店をしていました。暮らしや、ご飯について、政治について思うことなど。

てくてくめぐり

2023-02-05 08:24:28 | 日記
富加町で、「いなか舍てくてくめぐり」
3年ぶりに開催されます。



私は、今回から世話役をやらせてもらっています。
おかげさまで、たくさんの申し込みがあり、マップも完成して、ほっとしています。
今回は3日間のみの実施で、3月3日、4日、5日です。
今まで参加されていないギャラリーもあったり、手作り体験ができる所が多かったり、楽しい企画になっています。
ぜひ、富加町に足を運んでいただきたいです。



昨日まで読んでいて、びっくりしてまだ余韻に浸っている一冊です。
中島京子著 「やさしい猫」
フィクションですが、入管問題で奔走しておられる指宿昭一弁護士や、駒井千恵弁護士が協力していて、日本の入管問題が詳しく描かれています。
何より、小説になることで、身近な人の困難を説明してもらっているようなリアリティを感じられます。
ウィシュマ サンダマリさんの死から、一時入管のひどさが話題になりましたが、今や報道も私たちの関心も薄れています。まるで、あの問題は解決したかのように。
でも、日本に暮らす外国人の状況は何も変わっていないです。今回初めて知りましたが、仮放免中は働くことは許されず、県をまたいだ移動も許されず、それは仮放免中の子どもであっても適用されるので、在留許可が下りない限りは就労できないんです。
入管施設は恐ろしい所です。急な体調の悪化で救急車を呼んでも、救急車を送り返してしまう。(そういう前例を作ると皆が詐病で救急車を呼ぶから(!))まるで監獄のようなひどい環境なのに、入管は日本にいることを認めるか否かを審査する所です。入管に閉じ込められている人達は罪が確定している方々では無いのです。
外国籍の方々の人権をないがしろにする。しかも、働きたくて訪日し、税金だって納めていたような人を。
実際のところ、コンビニだって、介護施設だって、農業でも外国の方を必要としてますよね。
人手が足りないから、技能実習生に来てもらっているのです。
それなのに、どうしてそんなに外国籍の人に対して剥き出しの差別感情を露に出来るのでしょうか。
これは、人権の問題です。もし、自分が何処かの国へ行ったとして、同じようにされたら、どんな気持ちでしょうか。

今政権は、かつて取り下げた入管難民法案を、もう一度国会へ出そうとしています。
それは、長期収容をなくすため、とは思い切り詭弁で、入管収容が長くなる前に国へ送還するという、最低の法案です。

クルド人や、ロヒンギャ民族など、迫害を受けていたり、政治的思想によって帰ると命の危険がある人もいますし、例えば子どもは日本語しか話せないなど、帰国したくない理由がある人もいます。
もちろん、マフィアだとか、麻薬を所持しているなど、入国させるべきでない人もいます。ですが、外国籍だという理由のみで「帰れ!」というのは、あまりにも乱暴だと思うのですがいかがでしょうか。