Peace!!のブログ

岐阜県富加町の古い家で、小さな店をしていました。暮らしや、ご飯について、政治について思うことなど。

引っ越しします。

2024-01-28 07:03:16 | 日記

ずいぶん長い間書かないでいました。
ニュースにがっかりしたり、あまり写真がなかったら。
だけど、私の書く言葉を読みたいと言ってくれる友人が居て、noteというアプリで文章を書き始めました。


もし良かったら読んでください。



てくてくめぐり

2023-02-05 08:24:28 | 日記
富加町で、「いなか舍てくてくめぐり」
3年ぶりに開催されます。



私は、今回から世話役をやらせてもらっています。
おかげさまで、たくさんの申し込みがあり、マップも完成して、ほっとしています。
今回は3日間のみの実施で、3月3日、4日、5日です。
今まで参加されていないギャラリーもあったり、手作り体験ができる所が多かったり、楽しい企画になっています。
ぜひ、富加町に足を運んでいただきたいです。



昨日まで読んでいて、びっくりしてまだ余韻に浸っている一冊です。
中島京子著 「やさしい猫」
フィクションですが、入管問題で奔走しておられる指宿昭一弁護士や、駒井千恵弁護士が協力していて、日本の入管問題が詳しく描かれています。
何より、小説になることで、身近な人の困難を説明してもらっているようなリアリティを感じられます。
ウィシュマ サンダマリさんの死から、一時入管のひどさが話題になりましたが、今や報道も私たちの関心も薄れています。まるで、あの問題は解決したかのように。
でも、日本に暮らす外国人の状況は何も変わっていないです。今回初めて知りましたが、仮放免中は働くことは許されず、県をまたいだ移動も許されず、それは仮放免中の子どもであっても適用されるので、在留許可が下りない限りは就労できないんです。
入管施設は恐ろしい所です。急な体調の悪化で救急車を呼んでも、救急車を送り返してしまう。(そういう前例を作ると皆が詐病で救急車を呼ぶから(!))まるで監獄のようなひどい環境なのに、入管は日本にいることを認めるか否かを審査する所です。入管に閉じ込められている人達は罪が確定している方々では無いのです。
外国籍の方々の人権をないがしろにする。しかも、働きたくて訪日し、税金だって納めていたような人を。
実際のところ、コンビニだって、介護施設だって、農業でも外国の方を必要としてますよね。
人手が足りないから、技能実習生に来てもらっているのです。
それなのに、どうしてそんなに外国籍の人に対して剥き出しの差別感情を露に出来るのでしょうか。
これは、人権の問題です。もし、自分が何処かの国へ行ったとして、同じようにされたら、どんな気持ちでしょうか。

今政権は、かつて取り下げた入管難民法案を、もう一度国会へ出そうとしています。
それは、長期収容をなくすため、とは思い切り詭弁で、入管収容が長くなる前に国へ送還するという、最低の法案です。

クルド人や、ロヒンギャ民族など、迫害を受けていたり、政治的思想によって帰ると命の危険がある人もいますし、例えば子どもは日本語しか話せないなど、帰国したくない理由がある人もいます。
もちろん、マフィアだとか、麻薬を所持しているなど、入国させるべきでない人もいます。ですが、外国籍だという理由のみで「帰れ!」というのは、あまりにも乱暴だと思うのですがいかがでしょうか。



海をあげる

2023-01-14 12:54:08 | 日記

おすすめの本です。
沖縄の上間陽子さんの「海をあげる」
エッセイのように、日常が切り取られた中に、沖縄の若年層の貧困の問題や、辺野古埋め立て工事の理不尽さが描かれています。
分かりやすく、手に取りやすい文章だからこそ、これらの問題が日常と地続きのものなのだ、これが解決しないことには安心できないのだという事がリアリティをもって見えてきます。

日本の国の安全のため、沖縄に広大な基地が必要なのだ。そういう理論が長く使い続けられています。
だけど、そのために沖縄の人々が、ひどい騒音や、暴力や、環境破壊、事故などを引き受けなければならないのは、それは沖縄の県民は守るべき国民ではないと見なしているのではないか。
それに、これは福島にも言えることですが、沖縄に基地があることで、国からたくさんのお金が流れている、恩恵を受けている癖に文句は言うな、という発言もよく見受けます。
ですが、札束を握らせて口を封じるような真似を政治はしてはいけないし、そのお金のせいで、他の経済的な自立の手段を絶っている点を忘れてはいけないと思います。

いま、誰もが一度、考えてみるべきだと思います。一番身近な海や川が埋め立てられ、そこに軍事施設が作られる可能性について。
自分の住む町に、突如演習場が出来て、そこにミサイル発射施設が作られることについて。
しかもその町は、有事が起こるだろう、とやたら叫ばれている土地にとても近いのだとしたら。

それでも私たちは日本にある米軍の軍事施設の7割以上を、沖縄に押しつけるのでしょうか。

有事がありそうだ、という言葉は、防衛費を倍にすることへの理由になり得るのでしょうか。
アメリカ合衆国が関わる戦争に、巻き込まれる危険が増えるのではないでしょうか。


私たちには、自分の孫子はもちろん、これからずっと先、この国に住む人たちへの責任があります。
それは、防衛費を増やすことや、原発を増設することではないはずです。
取り返しのつかない事故を起こすことや、戦争の当事国になるようなリスクは出来るだけ避けるべきです。それなのに、現政権はそのリスクを承知していながら、「そんなことにはならないだろう。すくなくとも自分の生きている間には」というような、非常に無責任な楽観論に陥っていると思います。




長く休んでいました

2022-12-27 04:51:00 | 日記


思わぬ積雪で、ホワイトクリスマスでした。
2ヶ月以上、ブログを書かなかったので、誰も読まないかもしれませんね。
政治のひどさ、変わらなさ、世の中の無関心に嫌気がさして、何かを発信する気持ちが無くなっていました。
私のようなものが何かを書いても仕方がない。そんなむなしさに満ちていました。

大臣が次々不正を追及され、その度に「記録がない」「覚えがない」。腹が立つよりもゲンナリしてしまって。
だって、一番調べるべきなのは、銃撃された安倍晋三氏にどんな裏の顔があったのかという点だし、その次の筆頭は細田衆院議長なはずでした。(この人は議長だから、という理由で点検から外れた)
「救済法」を通したからいいだろ、という感じで、国会を閉じてしまい、あってはならない決定を次々としています。
許せないことです。

自民党が「強い与党」でありつづけるために、旧統一教会に対してしていた様々なことは、政治家としてのプライドを捨てているのでは?と思うほど、ひどいものです。
大臣室で教会の雑誌のインタビューを受ける。教会のイベントで挨拶をする。信者に選挙の電話かけをしてもらう。
思い切り、宗教と政治が結び付いています。あの強さは宗教の力を借りてのものだったのかもしれない。だから、その政治に待った、をかけるための追及をしていたのに、国会が閉会した今、突如として「防衛方針の大転換」「原発政策の大転換」をしました。
こういう決定は国のあり方自体を変えるものなのだから、国民と信頼関係がなくてはやってはいけないし、せめて時間をかけて国会で話したり、会見を開いて、質問がなくなるまで質問に答えるべき種類のものでした。
なのに、信頼がガタ落ちというか、壊れた状態で奇襲攻撃のように決めるのは、やってはいけない一手です。
「丁寧な説明」という決まり文句をもつ首相のくせに、説明なんてされた覚えはありません。

防衛費、透明性なき6.8兆円 防衛相「詳細話せぬ」 予算案


原発政策大転換、経産省幹部「神風吹いた」 主導したのは首相最側近

これらは朝日新聞の記事です。
あのタイミングの発表だったから、日本のテレビ、ラジオ、どこのメディアも年末進行でもはやこの問題を追う所はないんだろうな、と思っています。
年が明けたら心機一転、とばかりに違うニュースを流すのでしょう。
本当に政府もバカなら、私たちもバカです。

だけど、「敵基地攻撃」を使える、しかも「集団的自衛権」が効いてる状態で使えたらもはやどこまでも敵基地は増えていく可能性があります。例えば台湾で中国とアメリカが戦争を起こしたら、同盟国のアメリカの敵である中国の基地にミサイルを打てる?
そういう質問に岸田政権はいちいち答えるべきです。

もう一つ。
原発を稼働できる期間を事実上撤廃する、というのは、もはや、私たちにはその原発の炉がどれくらい劣化しているのか分からなくなるという事です。
安全のために厳しくチェックすることよりも、経済のために目をつぶって動かす方に舵を切った。
非常に危ないというより、やってはいけない方針転換です。
40年というルールは、40年で原子炉が劣化するから出来たルールらしく、そんなことは規制委員会はプロなんだから知っているに決まっているのです。
「事故は起きないだろう」と規制を緩めるのは、車検を通していない大型トラックで街を走り続けるような危険を感じます。

どうか、この恐ろしい政治を止めさせたい、私たちが止めさせないと、日本は駄目になってしまいます。






マイナンバーカードについて思うこと

2022-10-16 06:58:19 | 日記


昨日は子ども達の運動会でした。
きれいに晴れて、みんな可愛くて良かった。
この子達が大きくなる頃、世界はどんな風になっているだろう。
ロシアとウクライナの戦争は、半年以上経っても終わりが見えず、イランでは髪の隠し方が間違っているというだけで女性が殺され、北朝鮮は次々にミサイルを飛ばしています。
長いスパンの話でなく、何かの力がちょっと働くだけで、世界中が泥沼のようになりはしないか、と心配します。
例えば、北朝鮮から飛んで来るミサイルひとつとっても、ひょっとしたらどこかの船舶を傷つけたり、日本や韓国に落ちることだってあり得る。(かつての北朝鮮のミサイルとは違いますよね)
そうなったとき、今の日米韓は協力して反撃するかもしれません。

しかし、Jアラートだけでも間違えて出たり、遅かったり、そんな国がミサイルを打ち落とすなんて絶対に出来やしない。と覚めた目で見ていた私は非国民なのでしょう。きっと。


ところで、マイナンバーカードです。
国民の9割以上が取得、を目標にしているらしいですが、まだ半分しか取っていないということで、ついに保険証を廃止するぞ、という強攻策にでました。
免許証の廃止を前倒す案もあるようです。
色々な人が既に言っているように、保険証が使えなくなるのでは、もはやマイナンバーカードを作るかどうかは任意ではありません。
私が日本という国のたった1つ「先進国だな」と思うことは国民皆保険です。
例外もあるとは言え、ほとんどの人が保険証をもっていて、安く病院へかかることが出来る。そんな良い制度を楯にとって、「文句があるなら保険証持たなきゃいいじゃん!」と良い放つなんて、あり得ないくらい子どもじみています。
それに、今まで何回も「マイナポイント!」と芸能人をやたら使ってキャンペーンを打っていたあのお金は、じゃあ無駄?という話になりはしないか。
マイナポイントをもらった人ともらわない人で差が付くのは良いのか。

個人番号カードが日本で広まらないのは、結局「国から番号で管理されたくない」「自分の情報が漏れたら怖い」という、システムに対する不信感があるからだと思います。マイナンバーカードを落としてしまった場合、免許証と保険証を同時になくすことになるけど、再発行はすぐに出来るのか。
利用する側に立って考える事が圧倒的に足りていません。
このまま河野大臣が話した通りに進んでしまうのか、反対が多かったら引っ込めるのか、気になっています。
とりあえず私は、最後のひとりになっても作りたくない派です。