沖縄県名護市の市長選挙で稲嶺進氏が当選しました。普天間基地の辺野古移転に対する名護市民の明確なっよひ回答です。
政府は沖縄県民にアメとムチを使って辺野古移転を押しつけようとしました。政府の脅しに屈して県民を裏切った仲井間弘多知事も、辺野古移転賛成派の末松文信氏を応援しましたが、知事の裏切りに対しても名護市民は”NO”の回答をつきつけました。
沖縄は、昭和20年の沖縄戦以来、はじめは日本軍の、戦後はアメリカ軍の基地の中にあり、苦しめられてきました。沖縄の人たちは、今回の結果は沖縄の人たち、名護市民の強い思い、米軍基地の撤去の思いが実った結果だと言ってよいでしょう。
しかし、市長選挙で勝ったと言っても、今後は容易ならざる困難が待っています。自民党も政府も今日の会見で、選挙結果にかかわらず辺野古移転を行うと明言しています。これからの沖縄県民の努力が必要です。それにもまして私たち本土の国民が米軍基地問題を自分たちの問題として、支援していくことが必要でしょう。