日々雑記

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今度こそアベノミクスに騙されないで、憲法改正阻止のために頑張ろう

2016-06-22 22:22:24 | 政治

最近まで「アベノミクス選挙だ」と言っていた安倍首相が、突然憲法も争点の一つだと認めたんですって? おかしな話じゃないですか。

野党は以前から憲法が大きな争点だと主張していたはずです。野党四党は戦争法廃止と立憲主義回復を大きな目的に統一候補を立てているじゃないですか。野党がこの方針を決めたのは二月の話ですよ。それに、もっとさかのぼれば、昨年一年は戦争法と立憲主義の問題で、野党と市民が大運動を起こしたではないですか。安倍首相はこんな歴史を忘れていたのでしょうか。

首相が憲法を争点として認めたことは悪いことではありません。「過ちてあらたむるにはばかることなかれ」。自分で気が付いて間違いをただすのはいいことです。しかし物事はそんなに単純ではありません。

安倍首相は、憲法が大争点であることを、前からよーく知っていたのです。自分で知っているからこそごまかそうとしていたのです。他人の気持ちがわかるはずないだろうというかもしれしれないけど、証拠はあります。自民党は4年前に「憲法改正案」を作っています。安倍首相は都合がいい時にはこの改正案を宣伝しています。それに今度の選挙で議席の「三分の二」を取ることを目的に掲げています。議席の「三分の二」が必要なのは憲法改正の発議のためではないでしょうか。自民党と安倍首相は、憲法改正の中身の面でも、戦術の面でも着々と準備を進めて来ているのです。そのくせ国民に対しては「憲法は争点ではない」などと嘘を言ってきたのではないですか。安倍内閣のこのやり方は卑怯です。「憲法改正」という自分の目的を堂々と掲げて選挙戦を戦ってみたらどうですか。

安倍内閣は2013年の参議院選挙、2014年の総選挙という二回の選挙で「アベノミクス」だけを争点に仕立てて選挙を行い、選挙で多数を取ると集団的自衛権の行使の閣議決定、を強行したり、「戦争法」=安保法制を強行したりしました。まさに憲法を否定する決定を、憲法の反する方法を使って強行したのです。安倍首相は今、三回目のごまかしをやろうとしています。

昨年「戦争法」制定阻止のため、その後は戦争法廃止のために大きな市民運動を起こして戦ってきた国民は、今度こそ三度目のごまかしには乗らないでしょう。

いや、今度こそ騙されないようにしましょう。

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