平凡であることの幸せ

人生は光に導かれる旅

☆Life is a journey towards the guiding light

聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝 展へ 上野の森美術館

2009-12-03 | まち歩き

Tibet1 今週初め 9月19日から来年1月11日まで上野の森美術館で開催されている「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」展に行ってきました。 これまでに10万人の来場者があったようですが 平日の午後で 開催されてからだいぶたつので 混雑もなくじっくりと鑑賞することができました。

私は無宗教でありながら チベット教やダライ・ラマが好きで 輪廻転生もなんとなく信じていたい思いがあります。 代々受け継がれている我が家の仏教は臨済宗妙心寺派ですが 密教の真言宗天台宗声明を聴いたり、比叡山を訪れたりして 密教に興味がわき 最近になって 不動明王は密教の根本仏である大日如来の権化であることを知り 不動明王もインドのヒンズー教や チベット教の憤怒尊とつながっていることも知りました。恐ろしい姿をしていてもその心は人々を救済しようとする厳しくもやさしい慈悲に満ちているのだそう・・・。

不動明王は 未熟で煩悩だらけの私を叱ってくれる仏様のようにも思います・・

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Kaimyou <<ちょっと余談になりますが 士族だった私の父方の先祖から大切にされてきた江戸時代の(脇差 銘:兼重の鞘にも 不動明王の彫刻があることも最近知って 近々この日本刀の鑑定もお願いしてみようと思っています。(刀は教育委員会登録済み) また 脇差付属の貫級刀(馬針)には 菊紋と雷除という文字が彫られ 経文?のような銘文が彫られているのも興味深いです。 >>

Katana1 Katana3 Katana5

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さてチベット展に話を戻すと・・・ 今回 初めて見る 男女が性的結合をする父母仏(ぶもぶつ)や歓喜仏には驚きましたが(でも 思わず覗き込んでしまいました。。。。) 「慈悲と智慧の合一による悟りを象徴している」ということや チベット教が 仏教だけでなくインド密教 ヒンズー教など様々な宗教の影響を強く受けて いることにも頷けるのでした。まさしく 秘密の教えという感じ。。。

いつのころからか チベットのラサポタラ宮に行ってみたいという夢を持っているのですが 中国とチベット問題も深刻ですし チベット情勢も不安定なので インドで亡命政権を樹立している ダライ・ラマ14世がチベットに戻って再びチベットに平和が訪れてくれればいいなと祈らずにはいられません。

Tibet2 ですから 今回初めて見る 国宝級のチベットの仏像や美術品などはどれも素晴らしく 鑑賞できたことは とても勉強になりましたが 何故か・・・心に響きませんでした。

チベット教の文化 歴史 というより 中国政府下の観光チベットとしてうわべだけの歴史などの解説に 詳しいことはわからないなりにも 何かが違うと思いました。借り物の展示・・・ (悪く言えば盗品の展示)に感動がないのです。

また展示物や解説にダライラマに関するものや 現在のチベット教についての解説や資料がほとんどないので これでチベット展?!?・・・とも感じ 期待はずれでもありましたが これが歴史や宗教の現実なのかなと思わずにいられませんでした。

Tibet4 美術展などを鑑賞すると 図録やカタログだけは購入して鑑賞後もじっくり読むのですが 今回 鑑賞を終えて 美術館内で売られているチベットグッズを見ても いつもなら何か欲しいと思ったり、美しい音色の密教法具のシンギングボールとか チンチューなど欲しいなあ・・・と常々思ってはいたのですが、売られていたものは チベットのものではなく いかにも中国のニセモノのお土産品という感じなのに やたら高価で 何故 美術館でこんなものを売るのを許可するのかさえ不思議で カタログ以外は何も買いませんでした。

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上野の森は 今 銀杏が金色に輝いています。

Ueno1

Ueno2 Ueno3

西郷さん こんにちは♪ 「敬天愛人・・・天を敬い人を愛する。西郷さんの哲学でしょうか。良い言葉ですね♪

***追記***

シンギングボールを買いそこなったので 家に帰って お仏壇のお鈴の側面に 鈴棒の柄の方をあてて なぜながら静かにまわすと。。。。(ノ*゜ο゜*)ノ オオオオォォォォ !!! シンギングボールのように綺麗なこころに響く音が。。。♪

しばらくお仏壇の前で遊んでしまいました(ё_ё)キャハ  


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