平凡であることの幸せ

人生は光に導かれる旅

☆Life is a journey towards the guiding light

ダライ・ラマ法王 横浜法話・講演

2010-07-09 | スピリチュアル

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先月 6月26日に パシフィコ横浜 展示ホールで開催された 1989年にノーベル平和賞を受賞された チベット仏教の最高指導者である ダライ・ラマ法王 横浜法話・講演会に行き 以前からずっとお会いしてみたかったダライ・ラマ様を拝むことができ大感激。

開場8:00
法話10:00~12:00 縁起賛と発菩提心
The Virtue And Practice of Connectedness and Generating a Kind Heart

講演14:00~16:00 『幸せの本質』~共生と共存の未来へ向けて~
The Essence of Happiness and a Healthy Co-Existence

13:00~14:00 ステージにて日本・韓国・モンゴル・台湾・チベットなどの僧侶による声明・お祈りなど

 お弁当持ちで(駅で崎陽軒のシウマイ弁当を買っちゃった♪) 朝から夕方までのイベントでしたが 時間の長さも感じることなく 通訳を通じてダライ・ラマ法王のお話に耳を傾けました。

開場が8時というほどだけあって 10時の開演ぎりぎりに行ったら 大行列で荷物チェックもあり なかなか入れず やっと席にたどりついた時には10時20分ほどになってしまい法話の途中からになってしまいました^^;

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法話の中で(もちろん通訳ですが )仏教用語の「空」「縁起」「涅槃」「解脱」「菩提」「智慧」「無明」などなどの意味をきちんと理解していないために単語だけが頭をかすめていきました。  たびたびでてくる チベット教や仏教を学ぶ上で重要である  「」(くう)とか「縁起」という言葉も これをきちんと理解できれば悟りが開けるとのことのようで 、

「すべてのものは何かに依存して存在しているという「縁起」と すべてのものに実体はない「」は 実は異なるものではなく「縁起」しているが故に「」である」???

縁起を見ることで 無明(無知)を滅することができる」???とか「因果の法則」などなど・・・(意味がわからなくてごめんなさい。。。)

ダライ・ラマ法王は お釈迦様の教えとして できるだけわかりやすく説明をしてくださっているようでしたが やはり理解することは難しかったです。今こうして私が書いている内容さえあやふやです。。。 「菩提心」という言葉も今回初めて知りました。

Dalai_lama 五蘊皆空(ごうんかいくう)についてもすべてが「」ということではなく実体がないだけで本質は存在するとおっしゃっておられましたし、
戯論を寂滅(けろんじゃくめつ)することができれば 解脱し悟りを開くことができるというようなこともおっしゃっておられました。

「 宗教(神とか仏)心を持っていても 無神論者であっても 一人一人が良き同じ人間であり 人として愛や思いやりを高め 慈悲の心を持つことが必要」

「信仰する宗教が違ってもそれぞれの教えに尊敬の気持ちをもつことが大切である。しかし異なる部分もあるので 共通する部分だけを学べばいいと考えている。」

という言葉に 何故かマザーテレサの言葉が重なりました。

やはり「愛」や「忘己利他」の精神が大切であるのは 無宗教の私からしても どんな宗教でも思想に相違はあっても 根っこの部分は同じなのではと思うのです。(やっぱり「愛」だなぁ~♪) また 

「仏教は学ぶことが重要で 例えば般若心経も唱えるだけではなくきちんと意味を学ばなければいけない」 

と繰り返しおっしゃっておられましたが 宗教という前に まず哲学し、学ぶ姿勢そのものが人間性を磨くことにつながり ただ祈るだけという信仰心だけではなく きちんと勉強しなければ悟りなど開けないのだなと思いました。

正直言ってほとんど 意味はわからなくても ダライラマ様を拝めただけでもとても嬉しい気分になりました♪

お昼には 各国の僧侶たちの声明やお祈りなどのステージもあり 法王様もずっとステージにいらしてお聴きになられ 出演なさった僧侶の方々も法王様に会えて感激なさっているようでした。

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今日 チベット教が 亡命政府でありながらも 世界中の人々から注目&崇拝されるのは 宗教であること以上に 法王様の深い智慧と心の琴腺に触れる慈愛や型にはまらない広い知識と話術、そしてユーモアにあふれるお人柄も大きな魅力になっているからではと 講演後の質疑応答での 法王様の回答を聴いて改めて思いました。

私の頭の中では 「色即是空」「空即是色」のほかに「五蘊皆空」「戯論寂滅」という言葉がしばらくぐるぐると回っています。。。(笑)


サプライズゲストで 渡辺貞夫さんが法王様の前でサックスを演奏してくださり びっくりでした♪

また 昔 初めて ラサのポタラ宮をテレビを見たとき ん?あたし ここに行ったことある・・・と思い(あるわけがないのだけど) それ以来 自分の祖先はチベット人なのかもしれないと 勝手に思い込んでいるので 今回 初めてダライ・ラマ法王様を生で拝見して 母方の祖父(お寺の住職だった)にそっくり!!!・・・というか瓜二つ(笑)!!! でびっくり!!!やっぱり ポタラ宮はデジャヴだったのかも。。。!?と またまた 思い込みが始まってしまったのでした。。。

いつか チベットのラサを訪れたいという夢は持ってはいますが  昨年12月に 上野の森美術館で開催された「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」展を鑑賞して 今のチベットは中国政府の支配下にあり 借り物(盗品)文化の偽りの「観光チベット」になってしまったのだということを改めて感じ 訪れる意味がないようにさえ思ってしまいます。

インドで亡命政権を樹立している ダライ・ラマが再びチベットに戻ることができ チベットに平和が訪れてくれればいいなと 祈らずにはいられません。   合掌