豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

「古今名婦伝」 歌川豊国 (国貞) 1

2019年10月28日 | 今日の美女

 古今の著名な女性を柳亭種彦の解説付きで描いた作品。著名と言っても現代人とっては無名の市井の女性も混ざった34枚の作品。

 この34という数は中途半端な数で もしかしたら36枚あたりの欠けたものかもしれない。 考えようによっては36だって中途半端な数と言うかもしれないが、36は2の二乗の4、3の二乗の9を掛け合わせた数で、しかも自身も6の二乗数という特殊な数と言える。

 作者豊国は厄介な人で、初代豊国の弟子で師の死後二代目を名乗る。しかし初代には豊重という養子がいて二代目を襲名していたが、なぜか兄弟子の国貞が、「国貞改め二代目豊国」と署名するようになる。世襲と実力差という後継者問題のごたごたが豊国一門にあったようである。

 現在は「三代目豊国」としており「香蝶楼・豊国」とあればこの国貞、「一陽斎・豊国」なら初代豊国ということになる。 

 また国貞は似顔絵・美人絵、国芳は武者絵、広重は名所絵として並称されていた。

 

静御前                          巴御前                       小式部内侍

    

 

板額女                          清少納言                       小野小町

    

 

常盤御前                         更科                           松島局

     

 

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