豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

歌川重宜「東海道五十三次」という豆本

2022年11月14日 | 豆本

歌川重宜といっても耳慣れない人も多いと思うが、歌川広重に師事し広重の養女と結婚して二代目を継いだ人である。

それが名跡狙いの結婚だったかは判らないが後に離婚して、「喜斎立祥」と名乗って活動することになる。

この「五十三次」は重宜名義での版であるが、やはり初代の名作には及ばず、彫りなどもなんとなく野暮ったい感じがする。

こうしたマイナーな作品を纏まって目にすることは滅多にないし、ましてー本になることはまずないだろうから、へそ曲がりにとっては恰好な豆本素材で、世界で最初に本したのは私という自己満足に浸れ、「人不知而不慍、不亦君子乎」という訳である。

      

 起点・日本橋と終点・三条大橋

 蛇足ながらこの二つは五十三の数には含まれない。なぜなら五十三はこの二点の間にある宿場駅・中継地のことだから。

 

 なお立祥名義の「東海道五拾三駅」という縦版の作品も有って、これも以前に豆本化してあるのだが現物が見付からない。

日本橋 ・ 箱根 ・ 三条大橋

  

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